【100年後芸術祭】美大ニュースまとめ20230829

2023年8月29日(火)

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手羽が気になった全国の美術系大学関連情報をプライスレスでピックアップして紹介する美大ネタまとめ。
前回8月14日以降の情報です。

個人的なニューストップは佐野先生の訃報です。
2009年ムサビ80周年式典や美大連携協議会設立など女子美さんと関係を多く持ってる時に女子美学長をされていたんです。
女子美さんのメッセージに「佐野先生は女子美術大学にとって “光輝く目標の星”です 。」とあって、ジーンとしちゃいます。
 
 

メディアに新キャンパスが公開されました。
早く行きたい!
 
 
学長室壁画引越しプロジェクト|沓掛編 | 京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA

こちらは京都市立芸大さん。
沓掛キャンパス学長室に描かれたフレスコ画を、フレスコ画の移設技法であるストラッポで壁面から描画層のみを引き剥がして、新キャンパスへ運ぶプロジェクト。
 
 
というわけで、京都の美大ネタを2つ。
通信教育部のこれまで、そしてこれから — 『雲母』特別企画 「通信教育25周年」記念座談会

マンガアーカイブ機構は、日本の商業マンガに関する原画や関連資料、雑誌・単行本等の公刊物を後世へ保存・継承するため、全国のマンガ関連施設における収蔵スペースの拡大とアーカイブ強化を目的に設立。

ちなみに「ザ・バックヤード 知の迷宮の裏側探訪」で京都国際マンガミュージアムのバックヤードが紹介されてて面白かったです。後編もあるのかな?

九州大学芸術工学部インダストリアルデザインコースと無印良品は2014年度から産学連携でデザインの授業を行っており、2022年度は金沢美術工芸大学も一緒に「LOCAL MUJI」をテーマにして取り組み、商品化。
 

クリエイティブイノベーション学科の学生が課題探究をベースとした高校生向けデザイン授業を企画し、実際に授業運営を行います。こういうパターンはまだ珍しいのでは?
 
 
クリエイティブイノベーションといえば、
「自律協生社会」学ぶ 武蔵野美大など森町で講演会 3町長交え議論も:北海道新聞デジタル

ムサビと日本総研が取り組む「自律協生社会」に3町の首長も参加。
 
 
関東大震災の津波被害とみられる映像フィルム発見 「貴重な資料」:朝日新聞デジタル

発見したのは映像学科卒で視デ大学院修了の山端健志くん。
昔から有名人なので手羽ブログでも何度か登場してます(笑)
 

荒木さんはムサビ版画卒で、片桐さんはタマビ版画卒。
 

というわけでタマビネタを。
「医術と美術Ⅲ」昭和大学 ×多摩美術大学テキスタイルデザイン専攻による企画展|多摩美術大学 TUB

会 期:2023年9月9日(土)~21日(木)月日祝休館
時 間:11:00~18:00 入場無料
会 場:多摩美術大学 TUB

医療現場との対話からテキスタイルが空間や人々の心にどのように寄り添うことができるかを考え、テキスタイルデザインの可能性を追求した作品展示。


タマビを始め、いろんな美大生が関係している話題だと。
美術を学ぶ大学生が島で滞在制作! 制作を機に移住した人も 香川・丸亀市 | KSBニュース

 

東京藝大の藝祭は9月1日から。
 
 
ここから美大に直接・間接的に関係するネタをまとめてお届けします。
まずは展覧会。
アートとテクノロジーの拠点「SusHi Tech Square」が丸の内にオープン。「わたしのからだは心になる?」展も開催

丸の内にオープンした「SusHi Tech Square」の1階「Space」では、オープニングとなる第1期展覧会として8組のクリエイターによる「わたしのからだは心になる?」展が開催中。
参加アーティストはAlternative Machine、神楽岡久美、筧康明+赤塚大典+吉川義盛、小鷹研究室 as 注文の多いからだの錯覚の研究室、Synflux、ソンヨンア+鳴海拓志+新山龍馬+勢井彩華、ノガミカツキ、花形槙。
 
 
東京を代表する大型デザインイベント!今年のテーマは「いざなうデザイン-Draw the Future-」「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023」

東京ミッドタウンが10月6日(金)から10月29日(日)まで、秋のデザインイベント「Tokyo Midtown DESIGN TOUCH 2023」を開催。
この期間は「TOKYO MIDTOWN AWARD 2023 受賞作品発表・展示」のほか、GOOD DESIGN EXHIBITION 2023なども同時開催されます。
  
 
そして、
東京デザインウィークが7年ぶりに開催、2023年のテーマは「建築」
2016年の事故で中心になってたけど、7年ぶりに開催されます。要注目のイベントです。

●イベント・パフォーマンス期間:2023年 9月30日(土)〜2024年5月5日(日)
●アート作品展示期間:2024年3月23日(土)〜2024年5月26日(日)
※原則火・水曜日は休場(4 月30 日(火)、5 月1 日(水)を除く)
●総合プロデューサー:小林武史
●アート総合ディレクター:北川フラム

千葉県誕生150周年記念事業の一環として実施される、百年後を考える誰もが参加できる芸術祭。
内房総5市を中心に「広域連携」および「官民協同」による初の試みだそうです。
 

膠などもそうですね。
 
一方でこういう現実も。。 
人気の陰で学芸員不足 金沢21美、退職11人|社会|石川のニュース|北國新聞


最後はこの話題。


確かにスーパーとかでオリジナルのうまい絵を見ると嬉しくなります。

 
以上、ちょっと遅めの夏休みを取るので更新頻度かなり落ちます、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。