クリエイティブディレクター・菱川勢一ディレクション

展覧会ディレクターには、企業CMや大河ドラマのオープニング映像などで国内外から注目を集める菱川勢一が迎えられました。「この展覧会の〝動き〟というテーマの中には、『重力』『慣性』『波長』といった、デジタル社会においてもまだ完全に解明されていない現象への想像力を込めました。情報があふれている現代だからこそ、自然科学だけではなく文化や経済といった人間の営みまでを『動き』という視点で横断的に捉えなおす機会になれば」（本展ディレクターズ・メッセージより）菱川勢一は語ります。



主な作品

世界的なメディアアーティストのジモウンやニルズ・フェルカーの日本初公開作品を含む、1５組以上の参加作家の作品が展示されています。札幌国際芸術祭2014で注目をあびた菅野 創＋やんツーの『セミセンスレス・ドローイング・モジュールズ（SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES）』のシリーズ三部作のひとつ、『#2 レターズ（Letters）』も展示。茅ヶ崎市美術館やNTTインターコミュニケーション・センターとも連動しています。


岸 遼の『アトムズ』、ユークリッド（佐藤雅彦＋桐山孝司）の『統治の丘』、パンタグラフの『ストロボの雨をあるく』など体験型の作品も充実しており、自ら「動く」ことで「動きをカガク」し、ものづくりの楽しさに触れることが出来ます。

また、パンタグラフが本展のために制作したモーション分度器やミルククラウンキットなどのオリジナル商品も、1Fの21_21 DESIGN SIGHT SHOPにて販売中です。展覧会場だけではなく家でも「動きをカガク」することができるのは面白いですね。

未来のデザイナー・アーティストのための図工室

菱川氏は「つくってみたい」という衝動、「心が揺れ動くこと」こそが未来のデザイナー・アーティストに必要なものとし、本展も「未来のデザイナーやアーティストである子供や学生たちに、まるで先輩たちの作品が置いてある図工室に遊びに来た感覚で見てもらえば」（本展ディレクターズ・メッセージより）と思い企画したとのことです。
パンタグラフのイラストによるガイドとともに体験型作品で遊ぶことで想像力を養うことが出来る、子供にも楽しい構成。子供や学生といった未来を担う若い存在へ向けた、ものづくりの原動力を得るための「図工室」に、あなたもこの夏、遊びに行きませんか？

▼開催概要
動きのカガク展
会期：2015年6月19日（金）～9月27日（日）
休館日：火曜日　※9月22日は開館
開館時間：10:00 ～19:00　※入場は18:30まで
会場：21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6　東京ミッドタウン・ガーデン内　電話：03-3475-2121
入場料：一般1,100円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
主催：21_21 DESIGN SIGHT、公益財団法人 三宅一生デザイン文化財団


▼あわせて行きたい！『SEMI-SENSELESS DRAWING MODULES』3部作

▽『#1 Replicate』が展示
夏の福袋'15 正しいらくがき展
会期：2015年7月19日（日）〜8月30日（日）
休館日：7月21日（火）、22日（水）、27日（月）、8月3日（月）、10日（月）、17日（月）、24日（月）
開館時間：10:00〜18:00　※入館は17:30まで
会場：茅ヶ崎市美術館 展示室2,3ほか
神奈川県茅ヶ崎市東海岸北1-4-45　電話：0467-88-1177
入場料：無料


▽『#3 Portraits』が展示
オープン・スペース 2015
会期：2015年5月23日（土）～2016年3月6日（日）
休館日：月曜日（月曜が祝日の場合翌日、ただし9/22は開館）、12/28（月）～1/4（月）、8/2（日）、2/14（日）
開館時間：11：00～18：00
会場：NTTインターコミュニケーション・センター
東京都新宿区西新宿3-20-2 東京オペラシティタワー4階　電話：0120-144-199
入場料：無料


情報参照元：http://www.2121designsight.jp/program/motion_science/