3年ぶりとなる東京工業大学とムサビの合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2022」開催中です。
これまでの話はこちら。
■【ムサビ学部3年以上・大学院生限定】ムサビ×東京工業大学 合同WS「コンセプト・デザイニング2022」参加者募集！【ファインアート系も大歓迎！】
■【3年ぶり】東工大×ムサビ合同ワークショップ「コンセプト・デザイニング2022」スタート！


7月27日（水）、3日目がスタートしました。市ヶ谷ステージの最終日！

ムサビは既に夏休みに入ってますが、東工大さんはまだ授業期間中なのでスタート時間は午後3時半とちょっと遅めに設定されてます。
でも多くのグループは早く集合してミーティングやってました。

東工大生は授業なので正直「単位が関係する時間だけ出ればいい」のだけど、このコンセプト・デザイニングは希望者が多く、毎年かなりの高倍率となる授業だそうで（参加できるのは12人だけ）、皆さんのモチベーションが高い。
ムサビ生はそもそも単位も交通費も出ない自主的に参加した課外活動なので、ムサビ生もモチベーションがかなり高い。これで面白くならないはずがないっす。

ちなみに昔から「産学連携に単位を出すべきかどうか」はよく議論になります。
学生さんからすれば「単位」というインセンティブがあった方がいいのは当然なんだけど、一定数「出席すれば単位がもらえる」と適当にやりすごす学生さんが出てきてしまい、先方に御迷惑をおかけすることがあります。
逆に課外活動のような形の方が自分の意志で参加してる学生さんしかいないし責任感もあり、しっかりしたものが出てくることが多く。なかなか難しい問題で。

方向性を５つに絞り検討中のCグループ。
コンセプト・デザイニングでは「造形物」を作るのがマストなので、アイデアやシステム提案だけではダメなんです。アイデア提案なら「５つあります」と発表すればいいし、プレゼン直前に「これ」と決めればいいけど、作るとなると早めに絞らないといけない。ここが醍醐味。

Dグループに「そろそろポストイット作業やめた方がいいよ」とアドバイスしようと思った瞬間に学生さんがポロっといった言葉が面白く、恐らく転換点となる言葉で、急にみんなポストイットにガガーと書き出した。
こういう瞬間に出会えるから担当をやめられないんですよね（笑）

しかし、10年前ぐらいは混合チームでもパっと見で東工大生とムサビ生がわかったんだけど（笑）、今は全然わからなくなりましたね。


ここで皆さんのメモを紹介していきます。

火星いいところ。

関係性がしみわたる。
　
　
さて、市ヶ谷キャンパスが仕上げの工事中ということで、今年は使えなかったんですよ。
なので今回はDNPさんにご協力いただき、DNPプラザの2F コラボレーションゾーンを特別に利用させていただきました。

それ以外にも、

大量の紙管を材料としてご提供いただいたり、一般の人は見ることができないP&Iラボをみんなで見学させてもらったりも。P&Iラボには、DNPさんの最新の技術だったり、ドバイ万博で出展された作品が展示されてた（撮影NGだったので写真が1枚もないけど）。
ちなみにムサビ基礎デ卒の映像デザイナー・井口皓太さんがドバイ万博の映像制作に関係しています。
■クリエイティブアソシエーション「CEKAI」との連携強化-ドバイ万博日本館から大阪・関西万博につなぐ取り組みを推進 | ニュース | DNP 大日本印刷-


「大日本印刷」と聞くと印刷会社をイメージする人が多いと思いますが、「プリント」「製版」「複製性」「紙（薄いもの）の加工技術」は最新テクノロジーとの相性もよく・・あ、この動画を見ると、その応用力の可能性がわかりやすいです。

手羽は説明を聞けば聞くほど「これってまさにグラフィックアーツだな」と思ったりもしましたが。

DNPさん、ありがとうございました！！
　

　
いよいよ木曜日から東工大ステージに突入するので、みんなで片付けて、

最初の状態に。いつもはこんな感じなんです。

手羽は仕事の都合で、木曜・金曜は参加できず、次みんなに会えるのは最終プレゼン。
ここからどんな展開が起きるのか楽しみにしてます。

続くっ！


以上、市ヶ谷キャンパスにレーザーカッターが納品され、テストプリントで

手羽のアクリルスタンドを作ってくれた手羽がお送りいたしました。
肖像権フリーだとこういう時に便利。

「これいいねー。オープンキャンパス配布用に6000個とか作れるの？」
「お金出してくれたら作れなくないですが・・・手羽さんを配るんですか？・・」
とザワザワしてた。