【このボリュームで入場無料!】ブリヂストンイノベーションギャラリーへ行ってきた2

2021年12月14日(火)

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12月9日(金)、手羽はムサビから車で10分の場所にある

昨年リニューアルされたばかりのブリヂストン イノベーションギャラリーに行ってきました。
これまでの話はこちら↓
「異才たちのアート展2021」を見にブリヂストンイノベーションギャラリーへ行ってきた1


「あ。確かにブリヂストンって美術館を最近リニューアルしたよね」と思ったあなた。
それは多分、大幅リニューアルして去年オープンした京橋のアーティゾン美術館(旧 ブリヂストン美術館)ですね。
こっちは小平市にある旧「ブリヂストンTODAY」、新「ブリヂストンイノベーションギャラリー」。日本で唯一のタイヤとゴムの博物館で、なんと入場無料!!

新たなブリヂストンイノベーションギャラリーは、以前よりも展示スペースが1.5倍に拡張され、ブリヂストンの歩みやDNA、タイヤと多角化事業活動の紹介、未来に向けたソリューションやイノベーションの魅力を体感するスペースに変化しました。
増加分のほとんどが未来技術や共創をテーマとする展示エリアに割り当てられたそうで、まさに「TODAY」から未来に、ってことですね。
展示設計は(株)アクシスさん。


館内は大きく「WHO WE ARE〜挑戦の歩み」「WHAT WE OFFER〜モビリティ社会を支える」「HOW WE CREATE〜創造と共創」「WHERE WE GO〜新たなチャプターへ」の4つのエリアに分かれてます。

最初の「WHO WE ARE〜挑戦の歩み」は、ブリヂストンの歴史と挑戦を紹介するエリア。

F1タイヤ開発のためのテスト機「無限」。
97年にF1に参戦し、98年には小平技術センターで開発されたタイヤを使うチームが年間チャンピオンを獲得したんです!

これすごいっすよ。
地下に降りることで、この建物で実際使われてる免震ゴムが見れるんです。生免振!

最近地震が増えてるような気もしますね・・。

「WHAT WE OFFER〜モビリティ社会を支える」は、ブリヂストンの“今”を紹介し、モビリティ社会を支えていることを理解・体験するエリア。

様々なタイヤが展示されてて、どんな用途に使われているかクイズになってます。


  • 色々なゴムを引っ張って違いを感じるコーナー

このエリアから体験ものが一気に増えて、素直に楽しいっす。

タイヤの基本原料であるゴムからの製造工程やタイヤの構造などを学習できます。

独自のビジネスプラットフォーム「Bridgestone T&DPaaS」を説明するプロジェクションマッピング。

「HOW WE CREATE〜創造と共創」は、ブリヂストンが手掛けたり開発中のスポーツ製品や建築ソリューションを紹介するエリア。


  • 空気圧によるUFOキャッチャー

手羽は空気圧と相性がいいのか、一発で取れた。

こちらは空気圧で動く人工筋肉(アクチュエーター)。

ゴルフスイングの骨格の動きと体重移動をチェックできるコーナーもありました。


  • へっぴり腰の広報新人スタッフ「西里予(にしりよ)さん」とそれを盗撮する社会連携新人スタッフの「山山奇(やまやまき)くん」

手羽はゴルフやらないのに、なんかいい感じじゃないっすか?
人間、ゴルフやるようになったら終わりだと思ってるのでやらないけど。

ちなみにブリヂストンから出てるゴルフボールのデザインをムサビの白尾先生がされたんですが、そのボールを使った選手が優勝して「ボールのデザインでスコアが変わるかも」とちょっと話題になってます。
BRIDGESTONE SPORTS|Just-in Alignment特集
もう少ししたら、詳しく紹介できるかな。

グッドデザイン2021を受賞・・って、後ろに見えるのはロードマンだ!憧れたなあ


最後の「WHERE WE GO〜新たなチャプターへ」は、イノベーションの先に広がる新しい未来を提示するエリア。

電気自動車向けに開発されたタイヤ。
これを使うと走行中のワイヤレス給電が可能になるそうで、プリウス乗りとしては早く実現してほしいやつ。高速道路の1レーンに給電システムを組み込めば、いろいろ解決するんじゃないかと思うのです。

JAXAとトヨタが開発中の月面探査車用のタイヤも展示されてました。
これが意外と大きかった!

これだけ楽しめて入場無料なんですよ。
お近くの方は行かない方がもったいないっすよ。
 
 
ところで、小平工場には技術センターの他に自動車用タイヤの生産工場がありましたが、生産機能を移転しました。
その跡地を再構築し、技術センターを中核とする新たな研究開発拠点として開発が進んでいるのが「Bridgestone Innovation Park(ブリヂストンイノベーションパーク)」構想です。

最初聞いた時は「遠い将来そうなるんだなあ・・すごいなあ・・」ぐらいに思ってたけど、予定が変更になってなければ、今年2021年末にはオープンイノベーションを推進する場とする「B-Innovation(ビーイノベーション)」(上記画像真ん中の建物)、B-Innovationで生み出されたアイデアを実車を使って体感・検証するミニテストコース「B-Mobility(ビーモビリティ)」(上記画僧左側のコース)がオープンします。
ブリヂストンのイノベーション拠点は、ここ小平の他はローマ、アクロンと世界で3つだけで、小平は非常に重要な拠点として位置づけられているそう。なんか小平がすごいことになってるでしょ?

2022年には

スポーツを通してアクティブかつ健康的に、多様な人々が交流し、共に楽しむ共生型多目的運動施設「ブリヂストンAHLアリーナ」が完成します。
プールや屋根付きテニスコート、フィットネスエリア、カフェテリア等を含む複合施設で、シニア世代の方々、障害者、パラアスリート、子育て中の方にハード面だけでなくソフト面のバリアフリーにも配慮した施設となってます。
もう一度いいます。なんか小平がすごいことになってるでしょ?


以上、

普通の階段を普通に下りてるだけなのに、なんでこんなに傾いてんの?の手羽がお送りいたしました。
ここまでいくとクネクネっていうより、手羽の周りだけ時空が歪んでるんじゃないかと疑ってしまう。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。