タマビの宣伝ばかりしてるとそろそろ怒られそうなので(笑)、今日はTAをやってる知り合いのムサビ卒業生から「宣伝して!」と頼まれたものを紹介します。
視覚伝達デザイン学科(以下、視デ)がこういうイベントをやります。
■TOY DESIGN 2020ライブ・プレゼンテーション
●開催日時:2021年1月28日(木) 13:00-16:00
●公式HP:http://visual-communication.design/toydesign/
●開催 Youtubeリンク:https://www.youtube.com/watch?v=3-n272Eurmo&feature=emb_err_woyt
※急遽URLが変更になる場合がございます。当日こちらのURLよりできない場合は、HPよりYoutubeにアクセスください。
視デ2年の視覚表現演習C「トイデザイン」オンライン発表会で、株式会社DeNA様からデザイナーさんをお招きして、公開講評の形で作品へのコメントを頂くことになってます。
古堅先生と岡田先生が担当する後期選択の視覚表現演習Cは、新しいおもちゃのデザインを作る授業で、特徴的なのは「プロセス」と「プログラミングのアプローチ」かな。
美大デザイン系だとプロセスはフンワリと進めていくことが多いんだけど・・というのも自然とデザイン思考プロセスになってるからなんですが・・学生さんに一連のデザインプロセスをかなり意識的に踏ませている印象があります。
1) ディスカバー
おもちゃとは何なのか、世の中にはどのようなおもちゃが存在するのか、性別、年齢、国、によってどのような違いがあるのか、様々な視点からリサーチ、観察、ディスカッションをする事で、自身の考えをまとめる事や、アイディアの仮説を作る。
2) デザイン
アイディアの仮説に対してどのような形態が適しているのか、その形はどのようにユーザーに遊んでもらえるか、スケッチやユーザーシナリオを作りながら仮説をよりアイディアとして具体化。
3) プロトタイピング
アイディアをユーザー体験として具現化し、様々なテストや評価をする為のプロトタイプを作成。
で、授業の中で自然とプログラミングやArduinoなどを学びながら「あたらしいおもちゃ」の可能性を考える構造になっています。このご時世、プログラミングやArduinoは学んだ方がいいのはわかってるけど、なにか目的がないと人間ってなかなか覚えようとしないもので(笑)
しかしですね。
これほんとに2年生の作品?授業期間って4か月でしょ?!
例えばこの3つの作品の動画見てください。
レンダリングソフトを専門的に学ぶ授業だったらわからなくはないんだけど、あくまでも「あたらしいおもちゃ」を考えるデザインの授業であり、グローバルイルミネーションとかをちゃんと勉強するかは本人次第なんですよ。
それでもこんなグリグリな3DCGを作れたりするもんなんですね。動画編集もうまい。
「さすが視デ」としか言いようがないっす・・。
1月28日のオンラインプレゼンテーションをお楽しみに!
受験生も「入学したら2年後にはこのレベルのものをやってるんだなあ・・」という視点でぜひ。
以上、ムサビのオンライン授業といえば、2020年の緊急事態宣言下でやったこの工芸工業デザイン学科のオンライン授業はすごいですよ、の手羽がお送りいたしました。
■武蔵野美術大学 授業紹介 ~2020年緊急事態宣言下におけるオンライン授業~(工芸工業デザイン学科)
学生が自宅から大学のPCを操作したり、学生さんが作った3Dデータを大学で3Dプリンタ出力し、それを郵送して、お互いが同じ試作品を触りながら講評をしてるんです。
こうやって授業風景をそのまま公開した美大はあんまりないんじゃなかろうか。
いろんな美大でどう対応したか共有したいですね。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。