【愛とは●●】手羽、バチェロレッテにドはまりするの巻 #杉ちゃん

2020年10月26日(月)

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<ネタバレ満載です。これから見る人は読まないでください>


市ヶ谷のスタッフからこう言われたんですよ。
「手羽さんはバチェロレッテを見なくちゃダメだ。見ずにムサビ好きを名乗るな」と。
「面白いから見た方がいい」ではなく、「見なくちゃダメだ」ですからね(笑)
そこまで言われて見ないわけにはいかない。

というわけで、久しぶりの秋晴れの10月25日、家にこもって朝から全話一気見しました。
バチェロレッテ・ジャパン – シーズン1

『バチェラー・ジャパン』の男女逆転版である『バチェロレッテ・ジャパン』。
独身女性が主役= バチェロレッテ となり、年齢、職業、国籍もバラバラの個性豊かな男性17名の中から未来の結婚相手を選び抜くリアル婚活サバイバル番組です。

CMを何度も見たし、そこに登場する杉田陽平さん(以下杉ちゃん)

武蔵野美術大学 油絵学科卒ってことは知ってたけど、この紹介動画を見る限り、どう考えても最後まで残るタイプじゃないんで「ま、ムサビネタのために暇になったら見るかいな」ぐらいのつもりだったの。

2017年にブレイク前夜でも紹介されてて、期待の作家なのはわかるけども、あきらかに1回戦負けで、いつものステレオタイプな番組のように「アーティストって不思議な生き物ねー」的に傷跡を残せればいいか、ぐらいのポジションなわけで・・。

期待せずに第1話を見る。
カクテルパーティでモジモジして声をかけられない杉ちゃんを見てると・・なんかね・・・自分を見てるようでつらい(涙)
手羽も超人見知りだから、こういう立食パーティでは誰かに声をかけることができないんですよ。女性に声をかけるなんてとんでもない。必ず会場の端っこで料理を持って「うわー、この肉、うまい。今度はあっちを食べてみよっかなー♪」と独り言をボツボツ声に出して誰も近寄らせない空気をいつも漂わせてます。
そりゃ萌子さんに「You are special!」って励まされますよって話で。

こりゃ残念だけど杉ちゃんは1話で落ちたね。
進行役の坂東工さんは日芸卒だから、美大ネタはそっちにもっていくか・・と思ったら杉ちゃんはローズを手にするんです。

ターニングポイントは間違いなく台湾での「愛とは花びら」
恐らく他の男性陣が「愛とは?」と聞かれたら、ガツガツした言葉かポエトリーなものを書いたはずだけど、素直に「花びら」と表現したところで、手羽は萌子さんよりも先に泣いちゃいました。
料理人の北原くん推しだった手羽も台湾から完全に杉ちゃん推しに(笑)

多くの人が第1、2話ぐらいまでは、杉ちゃんは早いうちに消えると思ってたはず。
このバチェロレッテシーズン1は杉ちゃんの成長ストーリーと言っても過言ではなく、あんなにモジモジしてた人が最後の方で「必要な人です」と言えるようになってるし、顔つきも確実に変わってきてる。

「好きと言われたら好きになるのかも」という萌子さんの名言がありますが、恋をすると顔や性格まで変わるんだなあ、と。

で、とうとう杉ちゃんが最後の二人に残っちゃうんです。この展開は誰も予想してなかった。
もちろん杉ちゃんが選ばれて欲しいと心から思ってます。萌子さんも杉ちゃんと話してる時が一番笑顔になってるし。
でも普通に「結婚相手」として考えれば黄皓さん。バチュラー候補だったんじゃないかってスペックだし、自分が娘の親だったら「そんなアーティストなんて将来どうなるかわからん奴と」と言いそう(笑)
最終回は10月30日。果たしてどちらが選ばれるのか。


しかし、福田萌子さんってすごい人。

メインビジュアル見ると「金持ちでわがままな気の強そうな女性」にしか見えないのに(全般的に宣材写真があまりよくない気が)、コーチングと視点が素晴らしい。
萌子さんが第7話で杉ちゃんを「自分通りにいかないことをネガティブに捉えない人」と表現するんですが、これってアート思考な本質なわけで、この言葉を聞けて日曜を1日潰した甲斐があったというもん。
最後はロジックが勝つか感情が勝つのか、間違いなくムサビ好き、美大好きな人はバチェロレッテを見るべき。
 
 
以上、男性陣を調べると、何人かはタレントやモデル業もしてるのが分かり「そりゃそうだよな」な手羽がお送りいたしました。マラカイさんや美容家、イベントオーガナイザー、紫のバラの人等がそうですね。
全員素人だとこの演出はうまくいかないし、服装や空の空気感からすると撮影は去年の秋ぐらいだったはずで一年間も結果を秘密にできるのは全員素人では難しいはず。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。