「手羽の記事はムサビびいきだなあ」と感じてる方も多いんじゃないでしょうか。
一応これでもPARTNERでは美大全体の話題を優先してるつもりでして、「ほんとはこれだけ書くのを我慢してるんです」というのを証明するために、前回8月22日以降のムサビ関連ネタをまとめます。
なんといっても!
今日6日のテレビ東京18:30「モヤモヤさまぁ~ず2」は、「都会から一番近いプチ田舎!東京・小平市ブラブラ」なのです!!
多分ムサビは紹介されても「小平には武蔵野美術大学があって、リリーフランキーさんやスピッツの草野さん、中尾彬さん、みうらじゅんさんが出身」と、いつものくだりが使われるだけだろうなあ・・。
で、番組で紹介されるはずの小平駅前ショッピングセンター壁画は、こちらの方も制作しています。
黒板アーティスト・すずきらなさんがやった千葉県立匝瑳高等学校での黒板ジャック制作風景が動画公開されました。「なるほど。こういうふうに下絵を描くんだ。だからすずきさんの黒板アートは色の冴えがあるんだな」と参考になります。手羽が描くことはないけど(笑)
てなわけでここからムサビ卒業生の活躍をまとめて。
■【タウンニュース神奈川区版】神之木で生まれる繊細工芸 手描友禅作家・鈴木和美さん
鈴木さんは短大卒。短工なのかな?
■デザインギルドNEWPLAIN法人化のお知らせ
株式会社NEWPLAIN代表の守本悠一郎さんは2017年度基礎デザイン学科卒。
TOKYO MIDTOWN AWARD 2019デザインコンペのファイナリストでもあり、卒制の作品もよく覚えてます。
ファンタラクティブ株式会社代表取締役CEO / UXエンジニアの井村圭介さんは工芸工業デザイン学科卒。
■まるでソファのような、ソファに寄り添うローテーブル。オーダーソファ専門店blocco「REMORA(リモーラ)ローテーブル」2020年9月1日(火)発売@PRTIMES_JP
デザインを手がけた山田佳一朗さんは工デの元助手さん。
ここから本を4冊紹介。
■岩田明子さんの絵本「ばけばけばけばけ ばけたくん」 食いしん坊のお化けは息子がモデル
装画は、イラストレーターの登竜門としても知られる「ボローニャ国際絵本原画展」に入選したデザイン情報学科卒のイラストレーター・名司生さん。
様々なテレビコマーシャルのムービー撮影や広告写真を手掛ける藤井春日さんは、芸能デザイン(今の空デ)卒。
5年の歳月をかけて撮影された写真集。
SNSで話題になった「知識は鎧」も掲載されてます。
西原さんといえば、「恨ミシュラン」の神足裕司さんとの「コータリン&サイバラの 介護の絵本」も発売されたばかり。
コラムニストの泉麻人さんとイラストレーターでデ情卒・なかむらるみさんが、東京近郊の街を電車で旅するシリーズ。今回はとしまえんとトキワ荘。ナイスな組み合わせ。
「としまえん」といえば。
手羽は一度しか行ったことがなく、思い出らしい思い出が全然ないのでスルーしてきましたが、としまえんのCMといえば、
「プール 冷えてます」「史上最低の遊園地。」「一刻も早くすべりたいです。」などの大きな話題になった広告を手掛けたのは、商業デザイン(今の視デ)卒で博報堂の宮崎晋さん。伝説の宮崎チームってやつで、箭内道彦さんの「広告ロックンローラーズ」にも宮崎さんが登場するのでよければ。
三上悠里さんも視デ卒。
おかげさまで卒展と優秀作品展のポスターが、モスクワ国際グラフィックデザインビエンナーレ Golden Beeにて入選しました。
てなわけでここから学生さんや先生、大学からの情報を。
■YO-COLLE
以前から、工芸工業デザイン学科 陶磁専攻と老舗和菓子店のとらやさんとのコラボ展覧会をデザイン・ラウンジで開催してましたが、今年はオンライン開催。
テーマは「羊羹のためのうつわ」で、18名の学生がそれぞれの個性を生かして器を制作してます。
■自然と融合するリゾート「アートビオトープ」がオープン|ART BIOTOP
那須高原山麓に建築家・坂 茂氏による完全独立型ヴィラ「アートビオトープ スイートヴィラ」がオープン。
すべての客室内にある展示空間「燦架(さんか)」のキュレーションは元大分県立美術館館長でもある新見隆先生が担当され、アートビオトープのロゴ、敷地内のサインやパンフレットなど、施設全体のグラフィックを手掛けたのは基礎デの原研哉先生です。展示されてる作品リストみると内田あぐり先生のお名前もあったりしますね。
基礎デといえば。
デザインハブ企画展「ゼミ展2020 見のがし卒展」の第1期(9月8日–13日)がタマビテキスタイルとムサビ基礎デで、それに合わせてギャラリートーク開催決定!
■「多摩美術大学+武蔵野美術大学オンラインギャラリートーク〜ゼミ展2020 見のがし卒展〜」
●日時:2020年9月13日(日) 15:00-16:30
●参加料:無料
●参加方法:以下URLよりアクセスしてください。
・ZOOM:https://zoom.us/j/96430031209?pwd=emVQKyswNFRNYWpRQWhDRkFBclNhZz09
パスコード:zemiten201
・Youtube Live:https://youtu.be/p-OPtTFJ1W8
●講評:
・多摩美術大学 生産デザイン学科テキスタイルデザイン専攻 高橋正教授
・武蔵野美術大学 造形学部 基礎デザイン学科 原研哉教授、板東孝明教授、田中良治准教授
JDPの矢島さんが司会やった方がよさそうなレベルですね。
しかし、パスコードを公開したら意味がないような気がするんだけど・・。
板東先生といえば、
■Withコロナ教育に対応 武蔵野美術大学のオンライン授業で「MORISAWA PASSPORTアカデミック版」が活用
MORISAWA PASSPORTアカデミック版の紹介記事で、視デの白井先生、デ情の森山先生、基礎デの板東先生が登場しています。
なんか楽しそう(笑)
基礎デといえば、
少し前のイベントだったのですが、スケッチノート
プロダクトデザインの詳細なところや思想の部分は、なかなかコアなので聞ける機会ってあまりないのですが、とても面白かったです
とはいえ、途中までしか見れなかったのが悔やまれる…#フミエの部屋 #vertebra03 pic.twitter.com/97rz44LyZF— giri / カタギリショウタ (@giri_shota) September 4, 2020
先生といえば、
■大学体育のニューノーマル
●日時:2020年9月5日 (土)
●時間:14:00-17:00
*Zoomによるオンラインで開催
すいません。昨日のイベントです・・。
そう、「対面授業」は制作だけでなく、体育もそうなんですよ。
北徹朗先生が夏期スクーリングのために作った感染予防ガイドラインとマニュアルを紹介。東京の大学で体育を対面授業でやるのはかなり限られた大学だけだそうで、ムサビは北先生のガイドラインをもとに実施してます。
オンラインイベントといえば、
■行政と政策デザイン
8月14日に開催された武蔵野美術大学ソーシャルクリエイティブ研究所政策デザインラボによる第4回オンラインイベント「行政と政策デザイン」のレポートがアップされました。
CIの山崎先生といえば、
■第8回Xデザインフォーラム「メディアサイエンスXデザイン、文化人類学Xデザイン、経営学Xデザイン」(オンライン)
●⽇時:2020年9⽉6⽇(⽇)13:00-17:40
●主催:X デザインフォーラム、X デザイン研究所
●協⼒:⽇本デザイン学会PD 研究部会
●参加費:⼀般2000 円、学⽣1000 円、X デザイン学校2020 年度受講⽣(無料)
□はじめに13:00-13:05 ⼭崎和彦(X デザイン学校、武蔵野美術⼤学)
□第1 部 メディアサイエンスXデザイン 13:05-14:30
□第2 部 ⽂化⼈類学Xデザイン 「中⼼無きデザインをどのように実践するか」14:40-16:10
□第3 部 経営学Xデザイン 16:20-17:40
こちらは本日開催・・・なんですが、定員300席は既に埋まってます。残念。
しかし300席が埋まるって、ほんと注目されてるキーワードってことですね。
こちらはまだ参加OKだけど、こんな面白い企画を今までノーマークでした。
■公開制作79 三沢厚彦 府中の森のアニマルルーム
●会期:2020年9月19日(土曜日)~11月23日(月曜日・祝日)
●休館日:9月21日、11月23日をのぞく月曜日。9月23日(水曜日)
●時間:午前10時から午後5時
●会場:府中市美術館公開制作室
●観覧料:無料
館内常設のスタジオで彫刻の三沢厚彦先生が公開制作するんですって。これちょっと見たくないっすか?
●9月19日(土)、9月27日(日)、10月10日(土)、11月7日(土)
●正午から午後5時
※11月8日(日曜日)以降は、完成品の展示がご覧いただけます。
10月17日(土)は 伊藤誠先生も登場するみたい。
この流れで9月から始まるムサビ美術館の展示を2つ紹介。
■脇谷徹 ― 素描ということ
●会期:2020年9月21日(月)-10月24日(土)
●時間:10:00-18:00(土曜日・祝日は17:00閉館)
●休館日:日曜日
●入館料:無料
●会場:武蔵野美術大学美術館 展示室2・3、アトリウム1・2
共通彫塑・脇谷先生の実質の退任展。
脇谷先生は「阪神甲子園球場リニューアル記念レリーフ」などを制作されています。
●会期:2020年9月21日(月)-10月24日(土)
●時間:10:00-18:00(土曜日、祝日は17:00閉館)
●休館日:日曜日
●入館料:無料
●会場:武蔵野美術大学美術館 展示室4・5
ムサビ美術館コレクションから、中世の彩飾写本や16 世紀の世界地図、現代のポスターまで、イラストレーションをめぐり幅広い作品を展示。
これをデザイン系の先生ではなくファインアート系の油絵学科・赤塚先生が監修してるところがポイントですね。
ファインアート系といえば、
■Nihonga for Beginners (English Edition) Kindle版
2002年に刊行された日本画学科研究室『日本画 表現と技法』の英語版がKindle版で発売開始されました。
『日本画 表現と技法』は、造形学部通信教育課程の発足に合わせて刊行され、この秋に第6刷になるロングセラー本です。
もともとが独学のための入門書だから、外国の方のために英語版で出すって発想はほんとうまいなあ。
ムサビ日記も英語版出してくれないかなあ。あ、英語より中国語版なのかなあ(ぼそっ)
最後にムサビといえば、国分寺市役所がこういうリリースを出してたんですよ。
■完成後の国分寺駅北口・駅前広場のお知らせ|バス・タクシーにつきまして
「令和2年12月完成予定の国分寺駅北口交通広場のロータリーにタクシーの他、各路線バスが乗入れる予定」ということで、その中に「西武バス:武蔵野美術大学方面行」も入ってるんです。
しかも注釈で「西武バスの(武蔵野美術大学方面行)以外の路線につきましては、今までとおりの『国分寺駅北入口』バス停から運行」と書いてある。
小平・国分寺市民の念願の駅前ロータリーだし、国分寺駅から北入口バス停までのルートが少しわかりづらかったし、ルネサス武蔵行の行列とごっちゃになってたのが解消されるからすんごくありがたいことだけど、まだルートと西武バスさんからの正式発表がなく・・。早く詳細知りたい・・。
「・・てか令和2年12月ってもうすぐじゃん?そんなに早くできるの?」と思って調べてみたら、
8月14日現在でこんなにできてた。
車通勤だから国分寺駅を使うことがないんすよ。国分寺駅を降りたのは入試の時ぐらいかな。もうビックリ。
国分寺駅前は20年ぐらいずっと同じ状態が続いてたけど、都市開発って進む時は一気に進むんだなあ・・。モヤモヤ小平、サッパリ国分寺。
以上、うちのあかりちゃんの家庭教師さんが早稲田の学生さんで、最近「ようやく対面授業が始まるから定期買いました!」と嬉しそうに話してたけど、
■早大が4日に全キャンパス閉鎖へ 爆破予告メール受け - 毎日新聞
犯人はそういう人への補填とか考えるのかなあ、と思う手羽がお送りいたしました。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。