【五美大展DMで思うこと】美大ニュースまとめ20190122

2019年1月22日(火)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

恒例となった美大ネタまとめ。
前回12月27日以降で手羽の気になった美大の話題をまとめて紹介します。
「いろんな美大情報を調べて、手羽美術大学★開設の参考にしよう」というテイです。



明星大学建築学部を2020年に開設予定 ※設置構想中

明星大さんが建築学部を作ります。
リリースには書かれてませんが、恐らく理工学部総合理工学科建築学系を改組する形なんでしょうね。


大学からのリリースといえば、
横浜美術大学|2021年度入学者選抜における変更について(予告)
横浜美術大学|2020年度入学者選抜における変更について(予告)
横浜美大さんが2020年度以降の入試変更点について予告を出してます。
言ってしまうと文科省の指示通りな変更なわけですが、美大では一番早い予告なんじゃないかしら。


平成30年度 Art-e Kyoto フォーラム「子どもたちは、いま何をどのように学ぶべきか」開催
京都の芸術系5大学(京都市立芸術大学,京都精華大学,京都造形芸術大学,嵯峨美術大学・嵯峨美術短期大学,成安造形大学)と京都市等による京都芸術教育コンソーシアム「Art-e kyoto」によるイベント・・・なんですが・・すいません。昨日終わってしまいました・・すごく行きたかったので記録だけでも・・。


物語・ストーリーを考えたい高校生、集まれ!「冬のストーリー創作講座」を開講

●開催日時:2019年2月9日(日)10:30~15:00
●応募条件:本や漫画を読んだり映画やアニメを観たりするのが好き、物語を空想することが好きな高校生!
●参加費:無料※事前のお申込みが必要です。
●会場:東北芸術工科大学

東北芸工の文芸学科教員からアドバイスがもらえるそう。
本や漫画を読んだり映画やアニメを観たりするのが大好きだから申し込もうと思ったら高校生限定だった。


Ongoing School

子どもたちがこれからの社会を生きるために必要なすべ=芸術を学べる学校として、「映像体験コース」「体を使い人に見せるコース」「手を動かすコース」「社会について考えるコース」の4つのコースがスタートします。
主催はムサビ映像卒の小川くんですが、いろんな美大出身者が講師として登壇しますよ。


いろんな美大といえば、
Future Artists Tokyo 2019

●会期:2019年3月8日(金) - 3月10日(日)
●会場:東京国際フォーラムロビーギャラリー
●参加大学:愛知県立芸術大学(愛知県)、秋田公立美術大学(秋田県)、尾道市立大学(広島県)、金沢美術工芸大学(石川県)、九州産業大学(福岡県)、京都市立芸術大学(京都府)、佐賀大学(佐賀県)、女子美術大学(東京都)、多摩美術大学(東京都)、筑波大学(茨城県)、東京藝術大学(東京都)、東京造形大学(東京都)、東北芸術工科大学(山形県)、常葉大学(静岡県)、名古屋造形大学(愛知県)、日本大学芸術学部(東京都)、武蔵野美術大学(東京都)、広島市立大学(広島県)、横浜美術大学(神奈川県) *19大学・五十音順

去年初めて開催したFuture Artists Tokyoが参加大学を拡大して今年も開催されます。

Future Artists Tokyo 2019にも参加する
学校法人桑沢学園|【大学職員(事務系総合職)】※4・5・6月入職応相談★正規採用
東京造形大の学校法人桑沢学園さんが専任職員を募集してます。2月6日エントリー完了/2月7日応募書類必着!


大学職員といえば、
P U:プレイフル・ユニバーシティNo.007
大学職員による大学職員のためのフリーペーパー「P U」の最新号はこちらです。


美大に関係ありそうでなさそうで、なさそうでありそうな情報を。
吉本興業が中国に大学を設立します。 #BLOGOS
「ふーん、お笑い学校でも作るのかな」と読み飛ばそうとしたら、「育成する人材は、(中略)映画、映像、アニメなどの制作担当者、音響、舞台、衣装などの技術担当者、VR、ARなど先端技術の担当者」と書かれてあります。


「CGに見えない…」 バーチャルモデル「imma」がまるで本物の女の子だと注目集める
これはわからない・・・。


美術史を作るのは画家か、それとも画商か? @JBpress




こういう情報も知ってないと。
 
 

雑誌『MdN』休刊のお知らせ
手羽が個人的にショックだったのがこちらのニュースで、1989年創刊のMdNが4月号(3月6日売り)で休刊になるそう。

ただ「ショックだった」といってもこの10年ぐらい購入しておらず・・・。

 

●会期:2月21日(木)-3月3日(日)
●休館:2月26日
●時間:10:00-18:00(入場は17:30まで)
●会場:国立新美術館

■講演会「職業としての芸術」
・開催日:2月22日(金)
・時間:14:00-16:00(13:30開場)
・会場:国立新美術館 3F講堂
・講師:建畠晢(多摩美術大学学長)、パネラーとして若手作家(五美大卒業生)
・定員:260名(先着順)



手羽的にはこのDMを見て、気になる部分が2点ありまして。

一つは「大学名表記順」
幹事校をムサビ→タマビ→女子美→造形大→日芸と持ち回りでやっていて、この順番の形を崩さず、幹事校が一番下に来るようにDMやポスターの大学名掲載順を毎年変えてるんです。
つまり、一番下に書かれている大学が今年の幹事校で、一番上に書かれているのが来年の幹事校というわけ。

うまい具体例がこちらです。

東京造形さんが幹事校の時の平成27年度五美大展DM。

東京造形大の幹事校年だから、順番は日芸→ムサビ→タマビ→女子美→造形大となるんですが、よーく見ると、上から微妙にそうなってるのがわかります?
大学のイニシャルをバランスよく配置しつつ、順番は崩してなくて「うまく考えたなあー」とすんごく感心しました。

今年のも宛名面に書かれてる大学名はその順番になってるんですが、こっちの面もムサビとタマビの場所を変えたらそうなったんだけどなあ、と。
あ、「円形に配置した」と考えればその順番になってます。


 
もうひとつは、これを「円グラフ」と読み取った場合、ファインアート系の4年生の割合だと、


  • 2018年5月現在の各大学学生数から算出

こうなるんですよね(笑)
日本画・油絵・版画・彫刻の円グラフはまた今度。


ちなみにこのDMをデザインされた方が誰なのか、昨日幹事校のタマビさんが答えてます。
これぞデザイン?それとも手抜き? 美大の卒展ポスターめぐり論争
というわけなのです。


以上、バズるたびに一番プレッシャーを感じてるのは来年の幹事学校の女子美さんじゃないかと思う手羽がお送りしました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。