【ムサビの時代が来たのか?】Tokyo Midtown Award2018授賞式に行ってきた -デザインコンペ編

2018年10月20日(土)

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10月19日(金)、東京ミッドタウンへ。

何しに来たかというと、

Tokyo Midtown Award2018授賞式なのです!!

ミッドタウンアワードは39歳以下を応募要件とした若いデザイナー・作家の才能を応援する登竜門的存在になっており、今年で11回目の開催となります。アートコンペ、デザインコンペの2部門があり、これまでの全応募者は1万6000人を超えるそう。

着いた時はまだ絶賛おじさまたちによるリハーサル中。


1時間後にラウンジスタッフと出直していくと、

準備も整ってて、いよいよ授賞式スタート!


  • 東京ミッドタウンマネジメントの中村康浩代表取締役から主催者挨拶。なにがすごいって毎年メモも見ずに受賞作品数やらをスラスラおっしゃることでいつも感心してます

続いて審査員紹介。
デザインコンペは石上純也さん、伊藤直樹さん、えぐちりかさん、川村元気さん、中村勇吾さんでアートコンペは大巻 伸嗣さん、金島 隆弘さん、川上 典李子さん、鈴木 康広さん、スプツニ子!さん。

デザインハブにムサビが入居してから毎年学内アワード説明会をやってるというのに、最近は大きな受賞がなくて(涙)
審査員も去年までは10人中4人がムサビ教員だったのに今年は一新され1人だけになって逆にタマビ関係者が増え、「こんなにミッドタウンさんにムサビは尽くしてるのに、時代はタマビだと思ってるんだろうな」と悶々としながら枕を濡らした1年でした(涙)

唯一残ったムサビ教員の審査員は


  • 空間演出デザイン学科の鈴木先生で、今年のトロフィーをデザインされてます!

なんとトロフィーがメトロノームなんです。もちろん動きます。
針部分が人間型の鏡になっていて、「常に揺れ動く現実の世界に向き合い、自らの内なるリズムに耳を澄ましてほしい」という想いが込められているそう。

うん。いいぞ。
なんかムサビに風が吹いてきた気がする!

まずはデザインコンぺのファイナリスト発表。
テーマは「HUMAN」で、1054作品の応募があったそうです。


  • uruco「ねこに小判」。urucoの漆間弘子さんはムサビOG!


  • プラマイロク「cocoro ame」。お二人は東京デザイン専門学校卒


  • 河路潔さん「one」。タマビグラフィック卒


  • 山月智浩さん「nipple invisible」。山月さんは京都造形の学生さんで審査員特別賞も同時受賞しています


  • 中山桃歌さん(東大大学院卒)、上田美緒さん(東京藝大卒)、三浦 麻衣さん(東北大学卒)「ぺこぺこストロー」


  • 田口 博基さん「顔文字体温計」。田口さんは学習院大学卒業後バンタンデザイン研究所に進学された方

皆さんおめでとうございます!

ここから優秀賞の発表。
実質の準グランプリで3作品あります。


  • 作品名「SHADOW CLONE TECHNIQUE」

作者は竹下 早紀さんで、なんとムサビの在学生なんです!
やった!!


  • 作品名「NENKI-年記-」

作者は花井ゆうかさん(名古屋市立大学卒)と舟橋璃咲さん(広告デザイン専門学校卒)によるユニット「H&F」。


3人目は


  • 作品名「肌羹」(はだかん)

作者の仲野 耕介さんは・・・なんとなんとこれまたムサビ工芸工業デザイン学科OBなんです!
ムサビ勢が3人!!(涙)


そして栄えあるグランプリは、

広川楽馬さん、迫 健太郎さん、中塩屋 祥平さんの3人組「JDS」による「黄金比箱」でした。

3人とも九州大学卒で、迫さんと中塩屋さんは芸術工学出身です。そう、九大の芸術工学といえば、

全国の芸術工科大の学生による初のデザインイベント「大芸工展」が今日から始まってますよ。


ところで今年からデザインコンペも2次プレゼンをやるようになったのですが、授賞式初めての試みとして、グランプリ者はその2次プレゼンをステージで再現することになりました。


  • 審査員をイメージしたお弁当を作ったそう

しかし、いきなり初回から「審査員のためだけに●●を作った人がグランプリを獲った」となると、次の人もそうするしかないですよね・・。

デザインコンペグランプリ受賞者には賞金100万円と世界最大規模の「ミラノサローネ国際家具見本市」への招待という豪華な副賞がありますが、たぶんそれより嬉しいのは、

商品化が検討されるってことじゃないでしょうか。
これまで16作品が商品化、1作品がイベント化されてて、この場でTokyo Midtown Award 2017受賞作品「東京はしおき」の販売が発表されました。
新しい東京土産の定番。5つの「橋」をモチーフに作られた「東京はしおき」|さんち
あ。去年手羽が「商品化されたら買うのはこの作品かな」といったやつだ。

しかも、グランプリじゃなくても商品化される可能性があるのがミッドタウンアワードの凄さで。
例えば「おめでたい紙コップ」は2016年度デザインコンペ準グランプリだし、恐らく商品化された中で一番売れてる「歌舞伎フェイスパック」にいたっては、 2008年学生の部の準グランプリなんです(昔は学生の部があった)。
むしろ準グラの方が商品化されてるかもしれない(笑)


そうそう、商品化といえば

2015年度デザインコンペ準グランプリ作品「浮世絵プチプチ(R)」が今年のグッドデザイン賞と2018日本パッケージングコンテスト「包装アイデア賞」を受賞してたりします。
ちなみにこれをデザインした上久保誉裕さんは2014年視覚伝達デザイン学科卒なんですよ。

デザインコンペ受賞者10組中3組、優秀賞3組のうち2組がムサビで、なおかつ在学生もいて、ムサビOBの作品が商品化→グッドデザイン賞が一気に来るなんて、とうとうムサビの時代が来たんじゃない?もしかして時代がムサビに追い付いてきたんじゃない?コーフン!!


コホン・・・気を取り直して・・。

今回の受賞作品の中からあらたなヒット商品が生まれることを願いつつ(個人的には「nipple invisible」が商品化されたらバズる気はする。買わないけどw)、とにもかくにも、

みなさん、おめでとうございますっ!!


続いてアートコンペの発表です。

応募総数が236作品で・・・って、ここからまだ長くなりそうなので明日の「手羽の念願が叶って涙する編」に続く!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中