【それは目玉焼きのようなもの】結婚をデザインする

2018年1月29日(月)

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1月28日(日)大安、久しぶりに高田馬場へ。

2016年は産学連携で毎月のように来てたけど、それ以来。

何のためかというと、


  • 芋子、きれいだったなあ。

ムサビ日記メンバーのからあげくんと芋子の結婚式だったんです。

ムサビ日記メンバー同士が結婚するのはこれで3組目。
夏に「結婚します」とメールが届いたんだけど、おっちゃん、二人が付き合ってるのは知らなくて。
2回目の芸術祭模擬店「手羽イチロウ」をやった時から付き合ってて、リアル付き合いのある人たちは知ってたようだけど、手羽は全然気が付かず。
年取るとこういうのは全然疎くなっちゃうんだな・・。


  • チュー。

ムサビ日記以降の話を書かなくちゃいけませんね。
からあげくんは建築学科卒業後、版画の大学院に入り、そのあとは教務補助そして現在は某学科研究室で助手さんをされています。(一応現役の助手さんなんで、彼だけ顔をモザイクにしてます)
からあげくんがいなければ模擬店「手羽イチロウ」は成立しなかったし、彼が作ってくれた看板は今でもある場所に隠して保存しています。いつでもお店開けるように・・。

ムサビ日記当時、彫刻学科1年生だった小野芋子は2年前に卒業し、そのままベビー用品をデザインする会社に就職。模擬店「手羽イチロウ」ではマスコット的存在だったけど遅刻の常習犯(笑)
これからはからあげくんに起こしてもらうようなんだな・・・ってもう入籍して同棲してるっていうじゃない。おっちゃん、知らなかった(こればっかり)


  • 模擬店「手羽イチロウ」のメンバーと。みんなもおきれいになって、父ちゃん嬉しい(涙)

手羽が結婚式・披露宴に出席するのはちょうど1年前、やはりムサビ日記OG・おきなまろさんの時以来。
今回は安定のスベリ芸を見せつける乾杯の挨拶もないし、久しぶりに気楽に出席できた会。
それもあるのか素敵な結婚式・披露宴でしたね。しばらく写真を載せます。


  • 広報バイトメンバー


  • 料理全部美味しかったなぁ。

何がありがたいって、何も言わずにおきなまろさんから料理の写真が送られてくることね。
手羽ももちろん撮影してるけど、手羽が料理撮影がド下手なのを知ってるから、いつのまにか勝手に送られてくるようになった。上記は全部おきなまろからもらった写真(笑)
そうか、全体を撮るんじゃなくてアップで撮るのか。これがインスタ映えか。勉強になる。


  • 「美女と野獣」を歌いながら登場するからあげくん

両親への挨拶のシーンも自分のことで考えると泣けてきちゃうよね。一生懸命大事に育てた娘がさ、違う家にいっちゃうんだよ。どうしてくれるんだよ、と。
将来あかりちゃんが「この人と結婚します」と美大卒の奴を連れてきたら「収入が安定しない奴と結婚なんて許さん!出てけっ!!」とたぶん怒ると思う。

毎回ムサビ日記メンバーが手羽を紹介する時に悩むのが関係性。
同僚でもないし上司でもないし恩師でもないし友達でもないし先輩でもないし、一言で説明するなら「ブログ管理人」しかなく(笑)
今回はおもっきしテーブルに「武蔵野美術大学法人企画グループ長」と書かれてて、なんかムサビの代表出席的な感じになってた。肩書だけは偉そうなんです。単にブログ管理人なのに。


さて、恒例となりました、結婚する人へのアドバイスを送りましょう。
必ず結婚する人には伝えていることがあります。
それはずばり

最初に目玉焼きに何をかけるか確認しろ。

例えば味噌汁が赤みそか白みそか、ラーメンは豚骨かミソか、そばは黒いしょうゆか、みたいなものは地域性とも関係するんで、「あ。そっちではそうなんだ」と比較的受け入れやすいんです。
手羽家は手羽が福岡、奥さんが札幌出身だから常に「へー。そうなんだ」てことがありました。札幌の人って合理的な考えで構成されてて、結婚式・披露宴は親族とか関係なく全員会費制だとかね。

ただ、「目玉焼きをどう食べるか?」は地域性とは関係ないけど、日常生活で常に起きる問題だからこの手のものは早めに解決しといた方がいいんです。目玉焼き以外だと「バスタオルは毎回洗うのか、何回か干して使うのか」とかそういうレベルの話。
塩コショウなのか醤油なのかソースなのか、最近聞いた人だと「マヨネーズ」というツワモノもいて、「それって卵on卵じゃん」と。
奥さんが塩コショウ派で手羽がソース派だから、手羽家のデフォルトは奥さんに合わせて塩コショウになりました。たまに奥さんがいない時にソースをぶっかけてると子供たちが喜ぶこと喜ぶこと。
あとは目玉焼きは「固めがいいのか半熟が好きなのか」という問題も発生しますね。これは二人とも半熟派だったんで問題はなかったけど、リンクロウは何故か固め派に育った。


結婚してわかったことは「意外と変えられないと思ってたルーチンは変えられる」ってことかな。
手羽は「朝ごはん食べてトイレ(大)に行く」というルーチンを小学2年からやってました。恐らく小2の時に学校でウンチもらしちゃったことがトラウマになり、家を出る直前に(大)に行きたくなる性格になったんじゃないかと。。
でも結婚したらそれだと朝御飯の時間が早くなることを奥さんに指摘され、「いや、それはオレのルーチン。そこだけは譲れない」と最初は抵抗したけどあっさり負け、嫌々「トイレ(大)済ませて朝ごはん」に変えたけど、今はすっかり慣れました。

この考え方が結婚生活をうまくやるためのデザイン。
って全然たいしたこと書いてないね。でも他人と生活する「結婚」なんてそんなもんってことです。

これは大学生活や職場でも同じことが言えるはず。
変えられないと思ってても慣れでやってることは「調整」して、少しの気持ちの切り替えで対応できちゃうことが多い。「完全に納得はしてないけど試しに相手に合わせてみる」という気持ちがうまく社会が回るコツ。「自分の周りはいつもトラブルが発生する」と嘆く人は、もしかすると「オレは絶対にソース派」と譲らないあなたが原因かもしれません。
ソースか塩コショウかなんか、実はそんな大した問題じゃない。塩コショウもおいしいです。


なにはともあれ

からあげくん、イモコさん、ご結婚おめでとうございます!
末永くお幸せに!!



以上、次ムサビ日記メンバーが集まるのは手羽の葬式ぐらいしか無いんじゃないだろうか、と急に不安になった手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。