【電通大とムサビ】第67回調布祭に行ってきた

2017年11月26日(日)

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11月25日(土)、電気通信大学、通称電通大さんへ行ってきました。
「電通大で調布祭をやってるよ」というタレコミ情報を某先生から入手し、「へー、大学を開放して市のお祭りをやってるんだな」ぐらいの気持ち、それぐらいの知識で行ったわけですが、

おもっきし電通大さんの学園祭で(笑)
第67回調布祭・第67回調布祭実行委員会公式HP
しかも読み方は「ちょうふまつり」じゃなくて「ちょうふさい」。
しかし、学園祭に「調布祭」と命名するってすごいと思いません?・・タマビが「橋本祭」とつけるようなもんで、こういうケースって他にもあるのかな。

ちなみに家を出る時に奥さんから「え。今から電通大に行くって、電通大って神田じゃなかった?」と聞かれたけど、それは東京電機大学、略して電大で、なおかつ電大さんは千住に移転中です。
電大は私立、電通大は国立大なのです!!

一般大学の学園祭を見るのは、東大以来。
つくづく美大の学園祭が異常に手が込んでるのがわかります。


  • 無線部。ちなみに日本アマチュア無線連盟主催コンテストで部門第1位を獲得してます


  • イライラ棒体験。

ムサビの芸術祭をだまされたと思って見に来てほしいなあ。

あ、足りない分は武蔵野大学さんからテントを借りてるのね。

でも、ムサビ芸術祭にはない文化もあり、

模擬店テントの半分は販売ブースで使ってて、残り半分はビニールで囲ってあるんですよ。
これがなんなのかずっと気になってたんだけど、

サークル部員のたまり場になってるよう。
こちらはこたつ持ち込んでテレビゲームやってた(笑)
芸術祭に慣れてると「このスペースもったいなくね?」と思っちゃうけど、確かに模擬店に部員のたまり場って必要ではありますよね。先輩とかがせっかく「よ!久しぶり!」と来ても実は居場所がなくて困るし。

また大学もお祭りに参加してて、

図書館が除籍図書を販売してたり、

子ども工作教室を開いてたりしてました。

面白いなーと思ったのは、

自転車部が自転車修理をやってて、意外とこれが繁盛してた。
こういう実益のある模擬店もいいなあ。

もちろん模擬店だけじゃなく、

ステージではダンスやパフォーマンスをやってたし、

サークルの展示もやってたし、なんといっても理工系大学の目玉といえば、

鳥人間コンテストの人力飛行機展示じゃないでしょうか。
体育館で展示してて、


  • うわっ。思ってたよりもでかい・・・

首都大学東京、東京工業大学でも人力飛行機の展示を見たけど、やっぱり興奮しますね。

別建物でやってたこちらは、電気通信大学知能機械工学科(元機械制御工学科)主催のもと95年に設立された学科公認のサークル「ロボメカ工房」。
いくつかの部隊に分かれてて、最近だとバーチャルリアリティ部隊が作った失禁体験装置
失禁体験装置を作ってみた
がInnovativeTechnologies2016でhuman賞を受賞してたりします。ネットでも話題になったけど、去年の話なんですね。(発想自体は2014年に生まれていたらしい)


  • ここは見学者が多かったです。


  • レスキューロボットコンテストに出場したマシン。


  • ロボコン出場機。これも男の子は興奮しますな。


  • 電気を使わずに動作する機械。


  • 人を楽しませるロボットを作る「大道芸部隊」。バナナを動かすとゴリラが怒る

これは小中学生ロボットアイディアコンテストをやってる教室で、翌日の本番に向けて地震の起きた地域に物を運ぶロボットを子供たちが作ってる様子・・だと思う。

この机のタイプは初めて見た。左側についてるのは筆箱置き?


サークルだけじゃなく、各研究室やゼミも展示・発表を行っています。

こうやって、建物の入り口には張り紙があり、どういう研究発表をしてるのかわかります。

ふむふむ。なるほどなるほど。
アト秒領域が分子ダイナミクスで量子現象と相転移現象しちゃってるわけね。


・・全然わからん・・・。


と、ここまでが前置きです(えっ)


「電通大で調布祭をやってるよ」を教えてくれたのは、工芸工業デザイン学科の田中桂太教授。
というのも、

9月からスタートした電通大とムサビの合同プロジェクトのお披露目がこの調布祭で行われることになり、それを見に来たんです。

ちなみにムサビと電通大さんは今年4月に協定を結びました。
電通大×ムサビ締結式に行ってきた
その最初のアクションってことですね。

主催のInteractive Media Laboratory、略してIMLは、言ってしまえば学生サークルなのですが、電気通信大学産学官連携センターベンチャー支援部門主催のサークル「ベンチャー工房」に属し、「大学の研究室に準じた研究開発活動」「大学発ベンチャーに準じた研究実用化活動」を楽しく実践するために設立された、電通大がバックアップする全く新しいコンセプトの学生サークルなんです。

そこにムサビ生も参加し作品作りを行った、と。


  • こちらはゲーム会社との産学連携で開発したテーブル型ディスプレイ「PacPac」実用化プロジェクト製品版筐体展示


  • 言葉に重みをもたせることができるデバイスプロジェクト


  • 線香花火がモチーフになってます。


  • 生物との「ぴっとり」感のある帽子プロジェクト


  • 親鳥が卵を温めてる時のような感触を体感できる


  • 水たまりがあると楽しい靴プロジェクト。水位を感知し深さによってLEDの色が変わる長靴・・なんですが、すいません、ちょうど消えた瞬間の写真しか撮れてなかった・・ほんとはピカピカ光ってたんです。。。


  • これは去年初めて電通大×ムサビプロジェクトで作られた合同作品

ムサビとの合同プロジェクト展示が見れるのは、東A棟2階の202号室と西2号館地下1階のB106号室です。電通大は東・西キャンパスに分かれてるので、ちょっと建物配置がわかりにくいかもしれません。
まずは東A棟202に行ってみるといいですよ。

調布祭に合わせて今日26日(日)はオープンキャンパスが開催されます。
オープンキャンパス2017|電気通信大学
もちろん、これらの展示も見れるのでぜひ電通大さんにお越しくださいませ。
(8号館409号室でも展示されてるかも)
女子中高生のご家族・先生のための講演会・懇談会(リケジョ保護者のお悩み聞きます!【★先着順20名★】)という企画もあるので、リケジョの方も。

こちらも調布祭に合わせて特別開館しています。


以上、

このコンクリでできたガリバートンネルみたいなものが何なのか気になった手羽がお送りいたしました。
多分「昔使われてた何か」的なものとして設置されてると思うのだけど。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。