【体にピース】平成28年度武蔵野美術大学卒業式に行ってきた

2017年3月19日(日)

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2017年3月18日(土)快晴。
平成28年度武蔵野美術大学 学位記・卒業証書授与式が挙行されましたので、レポートをお送りいたします。

あ。その年の卒業式と入学式はほぼ同じステージ・演出なので、楽しみに取っておきたい新入生は4枚目の写真以降読まない方がいいです。

卒業式と入学式の時だけ上がる校旗。ムサビのレアアイテム。
ただ厳密にはムサビには校旗はないので、校旗「のようなもの」だったりするんですが。
昔から謎な存在で、100年史作るときにちゃんと調べた方がいいですね・・。
例年はもう少しはためいているんだけど、この日は風はあまりなく。

 

みなさんの先輩である、中島信也さんと森本千絵さんも10号館の窓からビックリしながら祝福していました。(パネルで)
 

例年と大きく変わった点があります。

これまではアリーナ前でパンフレットを配ってたんだけど、今年から1号館下に移動しました。
そこで卒業生と保護者を分ける仕組み。
卒業生を優先して会場に入れたいというのがありまして。アリーナまで行って並んで入れなかったら嫌ですもんね。
これは入学式でも同じだと思うので、新入生は必ず1号館下を通るようにしましょうね。
早い時間にいらっしゃった保護者の方は会場に入れるはずですが、人数に達したら学内中継会場へ誘導されますのでご了承ください。



たぶん久しぶりにムサビにやってきた卒業生が一番びっくりしたのはこれでしょう。

はい。体育館前の都道333号線が完成しました。
開通式が3月23日に決まり、いよいよという段階です。
入学式段階では普通の道路になり車が通ってるはずなので、今度の入学式からはこれまでとルートが変わると思われ。


さて、ムサビの卒業式は、教員が演出することになっていて、フツーの卒業式とは少々異なります。
金曜にリンクロウの中学卒業式に出たんだけど、校長先生やおじいちゃんの祝辞が無駄に長く、これといった演出も入らないのに2時間半もかかった式典に参加したのはほんと久しぶりで、「ああ。ムサビでよかったなあ」と。

会場は体育館アリーナ。開場前に撮影した全体像は

こういうふうになってて、今年は壇上に専任教員が座るようになっています。

 

人が座るとこんな感じ。
 

卒業生たちも入ってきました。

では、これより卒業式のスタート!!

司会は学生支援グループキャリアチームリーダーの澤野さん。
OACのイベントでも司会をやってましたね。


「校歌斉唱」
ざわざわする会場。

手羽は2012年度卒業式の時にステージで校歌を歌わされたんで、ある程度歌詞は頭に入ってるんだけど、校歌は入学式と卒業式しか聞かないから、学生も教職員もほとんど歌えません・・・学生からすれば「校歌なんてあったの?」でしょうね(笑)
ちなみに文化学園さんは前日に校歌練習があるそうです。
ちなみにちなみにムサビの校歌作詞は北原白秋です。実はすごいんです。


「学位記授与」

学生さんが授与される時に教授が立つんです。この演出は祝福してる感が出ていいですね。
相変わらず工デ・山中先生は卒業式もTシャツでした。たぶん式典用のTシャツなんだろうな。


ストレートな授与はこんなもんで(笑)


油絵学科。

映像学科は報道陣を引き連れて授与。
ムサビはコスプレなんて安っぽいことはしないんです。

いつもなんかやらかす彫刻学科は

壇上までに服を脱ぎ捨て、パンツ一丁で授与。
よく見ると、ブリーフは水玉模様で背中に「体にピース」と書かれてる。カルピスってことか・・なぜカルピス推しなのかわからんけど・・こんなことなら普通にコスプレしてもらった方がいいなあ・・。
 

パンツ一丁なのに礼儀正しい彫刻学科。


でも式典の中で一番拍手が大きかったのは、

通信教育課程の学生さんでした。たぶん学長よりも年上の方。
通信の卒展を火曜までやってましたが、毎年「これを一番見てほしいのは通学生だなあ」と感じてます。というのも通学の卒展でよく見かける「やっつけ仕事」の作品がひとつもないんですよ。通学だとぶっちゃけやっつけでも卒業できるでしょ?でも「ムサビの通信は卒業するのが難しい」と言われてるくらい、やっつけでは卒業できないんです。
何も知らない人は「通信だから」と軽くおっしゃることもありますが、卒展を見れば誰もそんなことは言えなくなります。しかも多くの方は仕事やりながらやってるわけですからね。相当な努力をされてるはず。
自分もあの年齢で美術を真剣に学びたいと思うだろうか、ほんと偉いなあ・・なんてことを考えてると胸が熱くなりました。


「祝辞」


  • 長澤学長。


  • 天坊理事長。


  • 教員代表で空デ・堀尾先生。第24回読売演劇大賞おめでとうございます!!


  • 校友会の井上会長。

ここで第1部が終了。
教員が降壇して、パフォーマンスが始まります。

ダンサーは学生さん。プロかと思ってた・・。

なんか出てきた!

駆逐したくなるような巨人をバックにダンスと演奏で卒業式は幕をとじました。
 

卒業式終了直後。
 

たぶんこのルートから退場する卒業式は今年が最後なんじゃないかしら。
 
外では在校生が祝福待機してます。

先輩に花を渡したり一緒に踊ったり演奏したり、こういう時に「サークルに入ってればよかった・・」と思いますね。
手羽は1年生最初に軽音部に入ってたけど、半年でやめちゃったので・・。

みんなこれから謝恩会かあ・・いいなあ・・・手羽にも誰か謝恩してくれないかしら・・。

と思ってたら、美大日記をやってた彫刻のコミタクくんが挨拶にきてくれた。
長岡の高専時代からの知り合いで、京都で初めて出会い、入学前に手羽卒展ツアーに参加し、ムサビ彫刻に入ってから一緒に伝説の模擬店「手羽イチロウ」もやったコミタクくん。
ムサビ大好きな彼ももう卒業。今までどうもありがとう!!
ちなみにムサビ大好きな彼ですが、藝大大学院入学が決まったそうです(笑)
しかし、これでムサビ日記・美大日記組がほぼ卒業したことになるんだなあ・・早く新しい手羽組を作らないと。
 
てなわけで、
卒業生のみなさん、ご卒業おめでとうございます!!



以上、感動してる時にアレだけど、学籍上は3月31日まで学生なので卒業式が「大学生じゃなくなる日」ではないんだよ、な手羽がお送りいたしました。
「卒業を祝福する式典、学位記を授与する日」が卒業式なだけで、例えるなら入籍と結婚式の関係みたいなもんです。 結婚式はあくまでもイベントで、戸籍上は入籍日が二人が一緒になった日でしょ?
なので、4月1日になるまでは犯罪(以下略)

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。