造形大生だった僕 VS 講義室のアイツ〜ZOKEI ZOKIN 物語〜

東京造形大学こと造形大生なら誰でも知っているこの話。美大の講義室には実はこんな問題もあった....!?イラストレーター・ニッパシヨシミツによる美大時代にまつわるイラストエッセイ。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

造形大生にはお馴染みなのですが、造形には二種類の雑巾がいます。
お日様でかんかん照りに干された健康的な雑巾と、ジメジメの日陰で干された不健康な雑巾です。

彼らとの最初の出会いは講義室の長机でした。
着席した瞬間に辺り一面スッパイにおいに包まれて、一瞬ダレだ!?と臭源を探しましたが
すぐに彼の仕業だとわかりました。姿を見せない出会い方だったので、とてもセンセーショナルな出会いだったと記憶しています。

その後すぐに別の席へ移動したのですが、そこは全くスッパくありませんでした。
つまり、同じ講義室で2種類の雑巾を使い分けて掃除している事が判明したのです。
もちろん机の全部がいつもスッパイわけではなく、不意打ちでくるトラップ形式なのです。
僕はそれ以来、着席したらまず机を嗅ぐ。という習慣がついてしまいました。

こんな話を細かくしている僕は、昔からニオイだけにはどうも敏感で、飲食店にあるこういう感じの雑巾とかがとても苦手なのです。
この雑巾に出会ったら、9割型スッパイので机になるべく触れないで食事を済ませています。

話が少々ずれてしまいましたが、とにかく何かを拭く雑巾は健康的なものだけを使ってもらいたい!と思います。
とはいえ雑巾というのはだいたい日陰に干される運命なので、不健康なのはしょうがないといえばしょうがないのですが、、、
造形大に限らず美大生の皆さんには、是非雑巾を日向で干すインスタレーション 「雑巾健康化プロジェクト」 などをやっていただき、全国の雑巾をたくましくしていただきたいです。

最後に未だにどちらの雑巾だったか謎のままですが、学生の時に目撃した雑巾レポートを四コマでお届けして終わらせたいと思います。

次回もお楽しみに!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

ニッパシ / nippashi

人間観察が得意なイラストレーターです。 小さい頃は立川のパチンコ屋で育ち、人間観察の基礎を学びました。 大学では6年間建築を学び、新宿歌舞伎町や団地の研究をしました。 最近は人相占いに目覚め、顔面占い師としても活動しています。 個性的な人や面白い建築を発掘し、イラストで紹介したいと思います!