数々の写真作品や小説を発表し、最近ではMAHO KUBOTA GALLERYで展示された作品「家庭について/about home」が記憶に新しい長島有里枝さん。その長島さんがインスタグラムを始めたと聞いて、ちょっと驚きながらも、ドキドキしながらスマホを開きました。
丁寧であたたかな眼差しで紡がれる彼女の写真を知っていれば、インスタグラムにあがってくる写真もなんだか期待してしまいます。
「でも、告知がメインになると思うから、期待しないで見てね」
なんて仰っていた長島さん。アカウントを覗いてみると...
そこにはリビングでくつろぐ愛犬や、食卓にならんだフルーツの写真がお仕事のお知らせの間に並んでいます。
この優しい眼差し。初めて長島さんの小説を読んだ時、写真の技術だけではなく、何かを見つめる力にその作品性があると気づかされたことを思い出します。
何度か登場する陽だまりのリビングは居心地が良さそうで、このまま寝転んでしまいたくなるような。
アカウントは @yurienagashima 。
のんびりとこのアカウントを眺めていると、「いいね!」なんて関係なく素敵な写真を撮りたいなぁなんて、当たり前のことを思ったり。
(執筆/ 出川 光)
現PARTNER編集長。2010年武蔵美卒。専攻は写真。新卒でリクルートに入社、営業・ディレクターを経て、クラウドファンディングCAMPFIREを立ち上げるため転職。5年間CAMPFIREでチーフキュレーターを務め2015年に独立。カメラマン、クラウドファンディングコンサルタントにを経て現職。