【元祖】ムサタマトーク11 in 熊本を開催します!!

ようやく極秘企画が発表できる、の手羽です。

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手羽は福岡に18歳まで住んでましたが、はっきりと覚えてる地震は1,2回かな。
九州は地震がほとんど起きないんですよ。

同じ自然災害でも九州は「台風銀座」と呼ばれるくらい台風が上陸するので、台風に対する意識は高めです。「対策が完璧に取れてる」という意味ではなく「必ず来るもの。付き合わなくちゃいけないもの」という意識。でも「地震」は日常生活に入っていない。

だから関東の人が思っている以上に、熊本の方は今回の熊本地震にショックを受け、そして不安な日々を過ごされてるだろうなあ、とニュースを見てすぐに九州出身の人間として感じてました。
しかし「台風銀座」ってネーミングにも時代を感じますね。今だと「台風ギロッポン」かな(わけわからん)。


んで、毎年開催されてた熊本での美術系大学進路対策研究会が中止になったことを聞き、また熊本の美術予備校「九州美術ゼミナール」(略称・九ゼミ)さんのSNSで石膏像が大破したことを知り、「自分も何かできないだろうか」と思うようになりました。


といってツテもないので、タマビの米山さんに「美術系の高校とか大学とか予備校さんとか何か協力できることないかなあって思ってて・・米ちゃん、つながりないの?」と電話したのが5月のはじめ。
「えらい他人任せだなあ(笑)・・九ゼミさんに知り合いの講師がいるけど・・うーん、今じゃないかなあ。タイミングみて先方に『ムサビの手羽さんって人が気にしてたよ』って話してみるよ」てな答えで、「あ。こりゃ『今度飲みに行きましょ』ぐらいの結局やらないパターンだな・・」と察し諦めました。


それから数か月。
この男、ちゃんと覚えてましたよ。

元祖ムサタマトーク11
in 熊本

●日時:2016年9月18日(日)14:00-
●会場:九州美術ゼミナール

●講師:
 多摩美術大学 米山 健壱
 武蔵野美術大学 手羽 イチロウ


なんとその九州美術ゼミナールさんでムサタマトークを開催することになったのです!!
口にしてれば夢は叶うのだ(涙)
  

ま、本当の流れは米山さんから「タマビ説明会で17日に熊本に行くけど、手羽さん来るなら18日にムサタマトークやらない?九ゼミさんのOKももらったよ」と聞き、「お。翌週は予定が入ってたけど18日なら大丈夫!!行く行く!やろう!!」と即答で答えたら、16日はムサビ説明会も入ってることが後でわかったという(笑)

進学説明会
■武蔵野美術大学
●日時:9月16日(金)17:00~
●講師:視覚伝達デザイン学科主任教授 新島 実

■多摩美術大学
●日時:9月17日(土)16:00~
●講師:グラッフィクデザイン学科教授 山本 博子

ムサタマトーク
●9月18日(日)14:00~
●講師:武蔵野美術大学 手羽 イチロウ 氏、多摩美術大学 米山 健壱 氏

ムサビ視デとタマグラの教員が行くわけですから、ムサタマトークは完全に「オマケ」です。
 

 
でも、手羽は入試広報業務を現在はやってないので勝手に行くわけにはいかない。
入試課長に相談すると
「自主的に行くぶんには問題ないでしょ」
という答え。自腹出張確定(涙)
ま、今回は個人的な想いが強いので、もともとそのつもりでしたが。

ただ、入試課長から「それにしてもムサタマトークって、何、うちのオープンキャンパス学生企画のパクリ企画?」と言われたのがショックで・・・。

そういう人のために説明しましょう。

タマビの米山さんとムサビの手羽はそれぞれ母校出身の職員です。かれこれ15年以上の付き合い。
ムサタマ、そして美大に対する熱い想いは同じで、広報課時代からよく「この状況でムサビとかタマビとか言ってる場合じゃない。協力して美大の良さを広げなくちゃ」と話してました。今年来年の受験生を増やすための活動ではなく、少し先のことを考えた行動を美大が協力して起こさないとまずい、と2005年頃に気が付いてたんです。

最初の行動は2008年。
連載!ムサビ×タマビ対談(第1回)|美術・デザインの専門学校・大学情報[美術・デザイン特集]
さんぽうさん企画で対談をし、そして
ムサビ日記 -室長の手羽-: ムサタマトークの秘密を2つ。
「タマビ広報職員とムサビ広報職員がムサビオープンキャンパスでトークする」という前代未聞の企画を立てました。
タマビ公式サイトTOPページでも宣伝され、タマビ公式動画サイトtamabi.tvでも配信され(今も見れます)、読売新聞全面カラー記事でも紹介されました。大学職員の方であればこれがいかに「ありえない」企画かわかってもらえるはず。


その後、全国の高校や美術予備校でも開催し、
第2回ムサタマトークinアトリエ新松戸
第3回ムサタマトークin川崎総合科学高校
第4回ムサタマトークin伊奈学園総合高等学校
第5回ムサタマトークin弥栄高等学校
第6回・7回ムサタマトークin立命館BKC
第8回ムサタマトークin京都アートスクール
第9回ムサタマトークin川崎総合科学高校
第10回ムサタマトークin幕張総合高校
立命館大学では授業として開催したりね。
というわけで今回で11回目なんです。学生さんに「ムサタマトーーク」とパクられたので、元祖をつけてやりましたよ(笑)


実技試験指導であれば教員、試験詳細のことなら入試広報スタッフに聞くべきです。私たちは美術的指導も「国語はどういう勉強すればいいですか?」みたいな入試相談は基本的にしません。できなくないけど、その一線は超えないようにしてます。
また各学科の詳細や理念、その分野の可能性はその学科の主任教授に聞くのが早いし、輝かしい美大の未来を聞きたいのなら学長がいい。そしてリアルな学生生活なら学生さんか卒業したての人に聞くのが一番。
でも、「高校教員・予備校講師から見た美大」「受験業界から見た美大」「他美大から見た美大」「企業から見た美大」を語れ、なおかつ「母校」であるタマビムサビ、美大業界を「良い面も悪い面も」熱く語れるのは・・・日本では恐らく米山さんと私しかいません。
2人とも広報から離れたことで、より「社会における美大」を客観的に語れるようになったし、恐らくそういう話が中心になるはず。


今回の元祖ムサタマトーク11では、九ゼミ生以外の学生・ご父兄・先生、その他の方も参加大歓迎です。
ただ、九ゼミブログに「ムサタマトークは多くの参加希望が予測されます。ご希望の方は事前にお電話かEメールにて予約してください」と書いてあるけど・・・ネームバリューはないので集まらないと思います・・・謙遜じゃなく集まると思ってたら手羽のことなので10倍にして書きます(笑)
いやー、熊本はどうだろう。手羽を知ってる人は5人いかないんじゃないかな・・。


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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。