【リオ閉会式】フラッグハンドオーバーセレモニークリエイティブチームを調べてみた。

台風だから1日テレビを見てた手羽です。こんなにネットも見ずにずっとテレビの前にいたのは久しぶりかも・・。

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リオ五輪閉会式見ました?

引き継ぎ式、フラッグハンドオーバーセレモニーに手羽は感動して、もう20回ぐらい見返しました。

人によっていろいろ感じる部分は違うとは思いますが、素直に「日本もこういうレベルの演出ができるんだなあ」と嬉しかったし、世界ではなく日本人にむけて「もうオールジャパンでやるしかないのよ」というメッセージをこめたパフォーマンスだったようにも感じてます。
でも、よく言えば「日本のソフト力を発信」だけど、「やっぱりアニメやキャラクターに頼るしかないんだな」ってこともヒシヒシと。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
【東京2020を妄想する】リオ五輪の開会式を見て思うこと。


んで、どうしてもメディアでは「椎名林檎」「中田ヤスタカ」「青森大学男子新体操部」「安倍マリオ」しか扱われないので、どんな方がクリエイティブ部門に関わったのか紹介を。


■クリエイティブチーム
クリエーティブ スーパーバイザー:佐々木宏
クリエーティブ スーパーバイザー+音楽監督:椎名林檎
総合演出+演舞振付:MIKIKO
クリエーティブ ディレクター:菅野薫


アドバイザリーチームも含めたこの「フラッグハンドオーバーセレモニー検討チーム」は1月に発表されてます。
2016年1月に発表され、佐々木宏氏、菅野薫氏、リオ五輪閉会式での東京引継ぎ式メンバーに | AdverTimes
この記事、見た記憶があるんだけどはっきりとは覚えてなかった・・。
ただ、これだけ大規模なチームが半年前に結成って多分かなり厳しいタイムスケジュールだったんじゃないでしょうか。
この記事見ると、
"ありがとう"の人文字を撮影! フラッグハンドオーバーセレモニー|東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会
人文字を撮影したのがオリンピック直前の7月中旬ですもんね・・。

佐々木さんも菅野さんも言わずと知れたトップクリエイティター。


ちなみにどうでもいい情報ですが、クリエイティブディレクターを務めた電通の菅野薫さんは、ロバート秋山演ずるエクセレントクリエイティブディレクター・近松マサヲミのモデルじゃないかとクリエイティブ業界でもっぱらの噂です。
トップ画像に使わせてもらったのは菅野さんの 「世界を更新しよう。」で、今回の閉会式映像でも同じような構図、1964東京ポスターをオマージュしたシーンがありましたね。
 

んで、実際の制作チームはこちら。


■制作チーム
チーフ映像ディレクター:児玉裕一
チーフアートディレクター:浜辺明弘
チーフクリエーティブ 制作プロデューサー:藍耕平
クリエーティブ 制作プロデューサー 映像プロデューサー:稲垣護
チーフテクニカルディレクター メディアアーティスト:真鍋大度
チーフコピーライター:太田恵美
クリエーティブ制作プロデューサー+演出補佐:安江沙希子
チーフテクニカルディレクター+ハードウェアエンジニア:石橋素
映像プロデューサー:佐藤正人
映像/テクニカルプロデューサー:加島貴彦
音楽プロデューサー:佐藤俊行
美術デザイナー:堀尾幸男
舞台制作:大友秀之
衣装:三田真一、落合宏理、飯嶋久美子(FACETASM)
衣装制作:櫻井利彦
メイクアップ・ヘアデザイン:小西神士
花火演出:池端信宏
ステージマネージャー:後藤光男
フロアディレクター:大畑圭三
システムディレクター:山口泰弘
照明デザイナー:岡山貞次

<【佐々木宏・菅野薫・椎名林檎・MIKIKOがタッグを組んだ、リオ五輪・東京パフォーマンス | AdverTimes】より引用>


音楽は中田ヤスタカさんを始めとして作曲家の三宅純さん、トロンボーン奏者で作編曲家の村田陽一さんが担当されてます。三宅さん編曲の君が代がすんごくかっこよかった。

って、空デ・堀尾先生も関係してたんですね・・。
椎名林檎が作曲した野田MAP「エッグ」のエンディング曲「望遠鏡の外の景色」が使われてて、その野田MAPの舞台美術は堀尾先生が担当されてます。
つまりは「椎名林檎さんを中心に野田組とパフューム組が作ったフラッグハンドオーバーセレモニー」というのがわかりやすい例かもしれないし、「日本」「東京」を発信するには今はこの組み合わせが最善といえるのかも。

あ、「ソフト力だけじゃなくハード力もすごいんすよ」ってことでこちらも紹介しておきます。
「影を消せ」開閉会式演出の裏に技術の挑戦 パナソニックの映像機器、リオ五輪盛り上げる | OVO [オーヴォ]

そうなんですよ。どうやって投影してるのかがずっと不思議で。


]以上、奥さんに閉会式の録画を見せたら 「日本のいいところをかっこよく表現されてるね。長野より全然かっこいいじゃん」と言ってた手羽がお送りいたしました。
それは日本人の大人なら口にしちゃいけないセリフ・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。