67日後の連休にチェックしたいマンガと映画

普通なら「連休中に読みたい漫画」みたいな感じで紹介するもんだけど、「手羽が連休中に見た漫画と映画」であり、無理やりなタイトルをつけて、こんな中途半端なタイミングでお送りしてるのが裏事情の手羽です

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今年のゴールデンウイークはほとんど家で掃除かゴロゴロしながら過ごしました。こんなにゆっくりした連休も久しぶり。
んで前から見たいと思ってたマンガやビデオをツタヤで借り、掃除の合間に子供たちとずっと見てたんで、今日はそれを紹介させてもらいます。

あ、子どもといえば、昨日あかりちゃんの忘れ物を取りに夜の小学校へ行ったら、後ろの黒板に「さかだちすると5より大きな数字になる色は?」と色ナゾナゾが書かれてました。
正解は最後に。美大生なら1秒でわかっちゃうかな?


まずはこちら。
 


「万能鑑定士Qの事件簿」は松岡圭祐原作の大ヒットミステリ小説ですが、あえて漫画版を1巻から7巻まで一気読みしました。

万能鑑定士の凜田 莉子がロジカル・シンキングを使って事件を解決していく話で、「面白くて知恵がつく人が死なないミステリ」というコピーがついてます。美術に関するマメ知識もそうですが、手羽の大好きなウンチク系も多く、伏線の張り方とかなかなか面白かった。

前情報を一切入れずに読んだんで今知ったんですが、松岡圭祐さんは「ミッキーマウスの憂鬱」を書いた方なんですね。どこまで本当でフィクションなのかわからなくなるくらいオリエンタルランドの裏側をリアルなタッチで書かれた小説。好き嫌いは分かれるでしょうが、これも大好きな小説です。

 
前情報を一切入れずになんで読もうと思ったかというと、


この「万能鑑定士Q ―モナ・リザの瞳」の監督を映像学科卒の佐藤信介さん・撮影監督を河津太郎くんがやってて、前から気にはなったんです。河津くんは学生時代から知ってる人なもんで。

で、最近宣伝をいっぱいしてる「アイアムアヒーロー」も佐藤・河津コンビだから、「アイアムアヒーロー見たいなあ」→「万能鑑定士Qの事件簿はチェックしとかないとなあ」という流れで漫画を借りた・・というわけ。
ま、「普通その流れなら映画借りるだろ?」だけど、すいません、映画はまだ見てません・・。そういうやつなんです・・。

ちなみに佐藤・河津コンビは図書館戦争もそうなので、ムサビとタマビの図書館を舞台にした図書館戦争作ってくれないかなあと前から思ってるんだけど。ダメ?


続いて読んだのは、


「聲の形」。
最終巻が出たら一気に読もうと思ってたらこのタイミングになってしまいました・・・。

聴覚障害でいじめを受けた硝子と、いじめの中心人物だった将也の話(これ以上書くとネタバレになるので)。
聴覚障害者に対するいじめをテーマにしていることから編集部が一時掲載を見送ったけど、全日本ろうあ連盟の後押しから連載決定した、という伝説もあり、前から読みたいと思ってて。
ぜひ読んでもらいたい漫画です。

しかし、作者の大今良時さんは線から男性だと思ってたんだけど、女性漫画家だったんですね。最後まで気がつかなかった・・。

あ、京アニさんによる映画化も発表されましたよ。、
映画『聲の形』公式サイト
9月1日から上映されます。
 
 

 
リンクロウに「世の中の噂を気にしてちゃダメだ。判断するのは自分でなくちゃいけない!」と説教しながら借りた映画はこちら。


ネットでは映画を酷評してる人ばかりで、リンクロウが「この映画、つまらないって噂だよ」と言ってたんでカチンときたの。
「いやいや、あんなスリリングな漫画をどういじればつまらなくなるのよ。アニメなんて最高に面白いじゃん。他の人が叩いてるからといって一緒になって叩くのはどうなの?ちょっと最近の日本っておかしいと父さんは思ってて。自分は自分の信念で判断すればいいし、他人の意見は受け入れるべきだけど、あくまでも他人の意見なの!そんなの気にしてちゃ何もできない!」と親としてビシっといってやりましたよ。


で、感想の結論を書くなら、リンクロウも手羽も途中で寝ちゃいました・・・アクション特撮映画で寝たのは生まれて初めてです・・。
 
 

 
次に紹介するのも、「●●の流れで」なのですが。

三谷さん脚本の大河「真田丸」を毎週見てるもんで、自分の中で第1次真田ブームが到来してます。日本史は苦手だけど真田関連本も買ってしまいました。

んで、「そういや、サマーウォーズは第2次上田合戦をモチーフにしてたっけ」と、連休中に録画しといたサマーウォーズを見返したのが運のつき。サマーウォーズは手羽のベスト5アニメ映画でして、「暗算・・」部分は何度見てもゾゾっときます。

「細田作品はやっぱりいいなあ。もっと見たいなあ」と勢いでやっぱり録画しといた「おおかみこどもの雨と雪」を連続で見る。おおかみこどもの前半は一橋大学とか国立駅が舞台なので、この辺に住んでる人は要チェックですよ。


でもそれでも細田が足りなくて、細田が満たされなくて、「バケモノの子」を借りて続けて見た、と。
冒頭に「掃除してた」と書いたけど嘘です。細田ものを3本連続で見てるような連休でした。

この映画の見どころは、リリーフランキーさんの声優ですね。これがうまいのよ。
 
 
 

最後に紹介するのは、「一生懸命我慢してたけどつい魔が差してしまい購入してしまった漫画」です。


ネットでもかなり話題になった魔夜峰央の「翔んで埼玉 」。

手羽の公式プロフィール・・いつか芸能人になった時のために準備してるプロフィール・・・では「子供のころに読んだ漫画:キャプテン翼、キャッツアイ」という設定にしてますが、これは嘘です。
一番影響を受けた、一番好きだった漫画は魔夜峰央の「パタリロ!」と言い切れます。あ、アッチ方面って意味じゃないからね。信じて。考え方とかギャグとかセンスとか知識とか、そういうのの影響を確実に受けてます・・。

高校時代までにいろんな漫画を買ったけど、実家から東京に送ったのはパタリロだけですし。といって子どもには見せられない漫画なので(笑)、本棚の後列に隠してるけど(実話)
 

 
25巻ぐらいまでは絵もギャグも詰まってるし冴えてるんだけど、それ以降は絵がスカスカな感じになってしまい、パタリロからは距離を置くようになりました(45巻までは惰性で買ったけど)。でも小中学校時代に一番はまったマンガであり、魔夜さんはいつも気になる存在。ちなみに手羽の「永遠の28歳」というフレーズは魔夜さんがパタリロで使ってたフレーズだったりします(激白)


で、この本が最近ネットで注目され、「あああ。きっと買っちゃいそうだなあ。ダメだダメだ。ここは我慢しなくちゃ」と自分にいい聞かせてたんだけど、コンビニに並んでるのを見たら、無意識に手に取ってレジに並んでた・・・。
埼玉のディスり具合よりも、この頃が一番魔夜さんの脂がのってた頃なんで魔夜信者としてもおすすめの本。



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正解は「黒(クロ)」です。
これは簡単すぎたかな?

色ナゾナゾって美大っぽくていいですね。
では、「蓋を開くことができないクレヨンの箱に入ってない色はなーんだ?」。
正解は明日のブログで。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。