毎週美味しい採れたて夏野菜の畑ごはん会!放課後農芸夏休みを振り返る

大学の夏休みを終えて、放課後農芸がまた動き出しました。 後期のイベントとしては芋煮会、大学祭、そして、11月には冬のくらしをテーマにした学内展示を行う予定です。冬を迎える前に、今回は楽しかった夏を振り返ってみることにします。

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大学の夏休みを終えて、放課後農芸がまた動き出しました。
後期のイベントとしては芋煮会、大学祭、そして、11月には冬のくらしをテーマにした学内展示を行う予定です。冬を迎える前に、今回は楽しかった夏を振り返ってみることにします。


採れたて野菜を畑でいただきます!
放課後農芸の夏休み中の主な活動は週に一度の畑ごはん会「お昼ごはんcafe」です。採れたての夏野菜を美味しく調理しながら、人の手が行き届かなくなる夏休み中の畑の雑草抜き、整備の実務もかねています。


  • 一週間経つとこんなにもジャングル状態に…鎌でかき分けていきます。


夏イチバンの楽しみ
8月初旬 今年第一回目の「お昼ご飯cafe」は出張編「海」へ行きました!
海までの100キロの距離を3日前から徒歩で出発するもの(旅のもようはこちら)、釣りをするもの、泳ぐもの、美大生らしく風景をスケッチする人、様々でした。


  • 早朝4時に大学を出発し、7時には海の中に。


  • 3日で100キロを歩いた男子陣

海でのお楽しみは

この日は野外ならではのお楽しみバーベキューに加え、アトラクションが用意されておりました。
みなさん、世界一臭い食べ物をご存知でしょうか?


  • 箱から出て来たのは鮮やかな缶

その名も「シュールストレミング」越しでもにおいが…発酵のため缶が膨張しています。

夏休みに入る前の勉強会で「保存食」と食糧廃棄をテーマに勉強しました。世界の保存食の事例でその名前が出てきたのがこの「シュールストレミング」という発酵食品です。スウェーデンでは食糧だったという歴史があります。いわば海外版「納豆」。気になったメンバーで割り勘してお取り寄せ。いざ、実食です。



  • 恐る恐る見守る一同

好奇心旺盛な私たち。何でもやってみよう!の精神で最初は沸き立っていましたが、缶に切り込みを入れた瞬間「プシュッ!」と勢い良く液体が飛び出し、匂いが漂い始めギャラリーがなんとなく遠ざかっていき、涙目になってしまう人も。(もちろん人通りのない場所です)
お味は…
ほとんど強い臭気にかき消され、かろうじて塩の味を認識できるようでした。
一口に同量のニンニクを絞ってやっと臭みが和らぎ、食べられました。
海外の方が納豆に抵抗があるのも、こんな気持ちなのかもしれません。
試してみないと、分からないのです。



その後も週一回、大学の畑でごはん会を。
こども芸大の卒業生のお母さんたちや、前期の教養ゼミナールの畑クラスの学生も集まり、にぎやかに。お母さんたちからは野菜の料理法などを教えてもらったり、人生相談をしたり、私たちにとって学び場の役割を果たしています。野菜の成長を見守りながら人が集まり、ごはんをつくり、一緒に作業しながらのふとした会話がいちばん楽しいです。



飯塚さん、ありがとう
放課後農芸の発起人で、学生を導いてくれたファシリテーターの飯塚さん(https://partner-web.jp/article/?id=234)が9月に地元の群馬県に帰ることに。
お昼ごはんcafeの9月1日の会は、飯塚さんのお別れ会をしました。夏休み中は帰省や、インターン、旅行などでみんなが顔を合わせる場はなかなか無かったのですが、この日はいちばんの集まりでした。


  • 手作りのケーキや色紙、花束で飯塚さんを送りました。

余談になりますが、飯塚さんの新居にお邪魔しました。青春18きっぷで山形から丸一日かけて電車に乗り群馬県へ。

これから半自給自足の生活をしながら、刺し子教室を開催していく予定のようです。
まずは新居の畑しごと。雑草を刈り、畑を耕すところをお手伝い。ここから始まるのです。




  • 「開拓」という言葉がぴったりの一枚

  • 作業後はしそジュースで一服


メンバーの旅立ちもありさみしくもありますが、今後の活動を期待しながら、和気あいあいと山形で活動を続けて行きたいと思います。

11月は「冬の暮しショールーム」と題して、東北の長い冬を心豊かに過ごすためのアイデアの展示会を行います。
会期 2015年11月23日(月)〜11月28日(土)
会場 東北芸術工科大学 エントランスホール南


放課後農芸(http://blog.tuad.ac.jp/houkago/)
玉手りか

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GROUP WRITER

放課後農芸 / houkagonougei

食べることは、生きること。 生きるためには、つくること。 食と農を通して、食べる喜び、 つくる喜び、元気になる喜びを分かち合いたい。 「なぜ」「どうして」の「?」が生まれたら、 それがはじめの一歩。 みんなで考えることから始まります。