もじ イメージ Graphic 展とDigital Happiness展に行ってきた #21_21DESIGNSIGHT #auDesignproject #INFOBAR

2023年12月11日(月)

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12月9日(土)12時、

六本木の東京ミッドタウンへ。
芝生広場は恒例のアイスリンクになってた。今年のスポンサーはCOACHなんですね。
 
そのまま21_21 DESIGN SIGHTへ。

あ、「面白そうな展覧会をいつもやってるのをWEBでよく見かけるけど、『21_21 DESIGN SIGHT』の読み方がわからないから話題にしにくいし、行きにくい」という声を以前聞いたことがあります。手羽もミッドタウンに関わるまで読めなかったので、すんごいその気持ちがわかる・・。
「トゥーワン・トゥーワン・デザインサイト」で、私は「トゥーワンでやってる展示」みたいな使い方をしてます。
  
何を見に来たかというと、もちろんこちらです。

●会期:2023年11月23日(木・祝) - 2024年3月10日(日)
●会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー1&2
●休館日:火曜日(12月26日は開館)、年末年始(12月27日 - 1月3日)
●時間:10:00 - 19:00(入場は18:30まで)
●入場料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
●後援:文化庁、経済産業省、港区教育委員会、公益社団法人日本グラフィックデザイン協会、東京タイプディレクターズクラブ、特定非営利活動法人日本タイポグラフィ協会
●展覧会ディレクター:室賀清徳、後藤哲也、加藤賢策
●グラフィックデザイン:LABORATORIES

 

近代のグラフィックデザインの歴史を探りながら、特にDesktop Publishing(DTP)と呼ばれる、パソコン上で出版物や印刷物のデータ制作の多くの過程を行うことが主流となった1990年代以降のデザインを、文字とデザインの関係から紐解く展覧会。


  • 入口には日本の文字とイメージの歴史を扱う書籍のライブラリー


  • ディレクターたちによるエモVer.メッセージ

今回の展覧会ディレクターは、グラフィックやタイポグラフィに関する数々の著書を手がける編集者・室賀清徳さん、グラフィックデザインの研究を行う後藤哲也さん、そしてグラフィックデザイナーの加藤賢策さんの3名です。
ちなみに加藤さんにはムサビのメインビジュアルや大学案内を2022年度から担当してもらっています。


  • 「ポスター単体の撮影はNG」と書いてあったから会場風景で映る分にはOKと解釈したんですが、どうなんだろ・・

ギャラリー1は、「日本語の文字とデザインをめぐる断章」のコーナー。
浅葉克己、五十嵐威暢、井上嗣也、葛西 薫、亀倉雄策、杉浦康平、鈴木八朗、田中一光、原 弘、ヘルムート・シュミット、細谷 巖、山城隆一、横尾忠則たちが関わったポスターなどが展示されてます。

武蔵野美術大学 美術館・図書館の杉浦康平デザインアーカイブ「デザイン・コスモス」も出展されてた。

そのままギャラリー2へ。

展示の中心は国内外約50組のグラフィックデザイナーやアーティストによるプロジェクト紹介で、名前を挙げると、明津設計、秋山 伸、アドビ、有馬トモユキ、石塚 俊、上西祐理、Experimental Jetset、M/M (paris)、大島依提亜、大原大次郎、岡﨑真理子、葛飾出身、上堀内浩平、川谷康久、菊地敦己、北川一成、小池アイ子、 佐々木 俊、佐藤可士和、佐藤 卓、John Warwicker (Tomato)、白井敬尚、鈴木哲生、Sulki & Min、祖父江 慎+コズフィッシュ、大日本タイポ組合、立花ハジメ、立花文穂、The Designers Republic、投票ポスタープロジェクト、戸田ツトム、中島英樹、仲條正義、永原康史、名久井直子、野田 凪、Noritake、服部一成、原 研哉、羽良多平吉、BALCOLONY. 、平林奈緒美、廣田 碧、松田行正、松本弦人、三重野 龍、水戸部 功、みふねたかし、宮越里子、山田和寛、吉田勝信、米山菜津子、寄藤文平、王 志弘・・と、グラフィックデザイナーの名前をあまり知らない手羽でさえ、存じ上げてる名前ばかり。

「言われてみたらそうだなあ」と思ったのが、漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベットと様々な文字が混ざりあい、タテ組・ヨコ組も自在で、なおかつ「ルビ」という特有の表現方法も持っているのが日本の文字表現なんです。
例えば縦組みで「2023年」と表記させる時も、「二〇二三年」と漢字表記に置き換えるか、全角にして数字を縦に置くか、もしくは数字だけ横に倒すか、とパっと思いつくだけで3種類の見せ方がありますよね。
普段あまり気にせずに見てるけど、日本のグラフィックデザイナーや編集者って大変なことをやってるんだなあ。。

しかし、21_21で、こういうドストレートな文字やグラフィックデザインをテーマにした展覧会って珍しいんじゃないかしら。
なんせ次に予定されてる展覧会は「未来のかけら: 科学とデザインの実験室」で、その次なんて「ゴミうんち展」ですから(笑)

「デザインに特化した展示施設」といえば、日曜にNHKで「デザインミュージアムジャパン2023」という番組をやってました。
この展覧会にも参加してる名久井直子さんも出演されてるので、こちらもぜひ。
17日まで見逃し配信見れます。


  • 独学でレタリングを学んだ上堀内浩平さんによる書き文字看板

グラフィックデザインを勉強してる美大生や受験生は見といた方がいい展覧会ですね。
 
 
一度外に出て、ギャラリー3でやってる「Digital Happiness いとおしいデジタルの時代」展へ。

●会期:2023年11月23日(木・祝)- 12月10日(日)
●開館時間:10:00 - 19:00(最終日は17:00閉館)
●休館日:会期中無休
●会場:21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3
●入場料:無料


初代「INFOBAR」が発売されて20年目の節目となる年に、au Design projectが発案する新プロダクト提案の場として開催されてました。
なんと無料!!


  • こちらが初代INFOBAR。5年前にINFOBARの話を高校生にしたら誰も知らなくて。もう20年たつんですね・・

こちらは初代INFOBAR型のApple Watchケース(プロトタイプ)。
この記事によると、
KDDIが「初代INFOBAR型Apple Watch ケース」を作ったワケ “目玉のおやじ”風生成AIマスコット「Ubicot」も披露 - ITmedia Mobile
発売時期や価格は未定ですが、2024年春から夏にかけて1万円ぐらいの価格で発売を目指してるそう。今のところキーを押せるようにはなってませんが、これは価格設定的な問題で物理的には可能なんですって。
こちらの展示は10日で終わってしまったけど、今度は本物を見れるかも!

 

そのあとは、ミッドタウンタワー5階デザインハブでやってる

この展覧会にも行ったけど、それは後日紹介します。
続くっ!!


以上、東京ミッドタウンといえば、クリスマスイルミネーションが有名なんだけど、

クリスマス周辺の夜は館内含めてすんごい人がやってきて通行規制もあるから、21_21やデザインハブへ行くのが目的なら、早めに行った方がいいですよ、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。