12月10日(土)、手羽は東京に帰ってきてるリンクロウと一緒に
国立新美術館へ。
六本木でやってる展覧会を一気に見る日と決めてて、最初に訪問したのはこちら。
■JAGDA国際学生ポスターアワード2022
会 期:2022年11月30日(水)~12月12日(月)10:00-18:00
*12月6日(火)は休館/最終日は15:00まで/入場は閉場の30分前まで/入場無料
会 場:国立新美術館展示室1C
「JAGDA学生グランプリ」を国際化しての4回目の開催で、世界24の国と地域から過去最多の応募総数3,110作品があり、入賞25作品、入選211作品が選出されました。
12日(月)で終了だからギリギリ行くことができた。
ちなみに今年のグランプリは多摩美術大学の加藤美波さんの作品「顔」。おめでとうございます!
続いて行ったのが、
■DESIGN MUSEUM JAPAN展 集めてつなごう 日本のデザイン
会 期:2022年11月30日(水)~12月19日(月)
*毎週火曜日休館
開館時間:10:00~18:00※毎週金曜日は20:00まで
会 場:国立新美術館 企画展示室1E
主 催:NHK、国立新美術館
協 力:一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM
観覧料:無料
日本人が作って来た様々なモノやコトを、世界の一線で活躍する13人のクリエイターが全国13の地域でリサーチして、日本各地の〈デザインの宝物〉として一堂に展示されてます。
今回主催はNHKですが、協力に名前がある「一般社団法人Design-DESIGN MUSEUM」は、国立のデザインミュージアム設立を目指してる団体です。
そうなんです。日本にはまだ国立のデザイン美術館ってないんですよ。
前身の「国立デザイン美術館をつくる会」が趣意書を発表したのが2012年だし、2003年には「東京デザインミュージアム設立構想」が発表されてるし、もっと遡ると1988年にイサム・ノグチ、安藤忠雄、三宅一生が「デザインの為のミュージアムの必要性」を語っていたり、構想としてはずいぶん前からあるんです。
この展覧会を機に前に進めばいいのですが・・。
13人のクリエイターってのが、建築家の田根剛さん、デザイナーの皆川明さん、建築家の西沢立衛さん、プロダクトデザイナーの柴田文江さん、テキスタイルデザイナーの須藤玲子さん、デザインエンジニアの田川欣哉さん、建築家の乾久美子さん、エクスペリエンスアーキテクトの水口哲也さん、デザイナーの三澤 遥先生、映像作家の辻川幸一郎さん、グラフィックデザイナーのの原 研哉先生、服飾デザイナーの廣川玉枝さん、ファッションデザイナーの森永邦彦さん、と泣く子もだまるメンバー。
入り口にはデザイン年表が展示されてました。
この年表、PDFでほしいなあ・・。
んで、それぞれのクリエイターがリサーチしてる様子は、
NHKプラスでも見れるようになってます。
あ、そうそう。
たまたま訪問した土曜にNHKで櫻井翔さんがナビゲータとなって「デザインミュージアムジャパン」という番組もやっていて、
柴田文江さんと三沢遥さんが一緒に出てたのは胸熱展開でした。
国立新美術館からミッドタウンの方向へ歩く。
ミッドタウンは恒例のイルミネーションがされてて、夜はきれいなんだろうなあ。
で最初に見たのが、こちら。
■クリストとジャンヌ=クロード |包まれた凱旋門
会期:2022年6月13日(月)- 2023年2月12日(日)
会場:21_21 DESIGN SIGHT
休館日:火曜日、年末年始(12月27日 - 1月3日)
開館時間:10:00 - 19:00 (入場は18:30まで)
入場料:一般1,200円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
ずっと前から行きたかった展覧会。
21_21の展示は会期が長いから、いつでも行けると思ってしまい、逆に時々見逃してしまうことがあるんですよね(笑)
あ、「21_21ってデザインミュージアムじゃないの?」と思った方もいるかもしれませんが、21_21はデザインミュージアム構想の流れで生まれたデザイン施設ではあるけど、収蔵能力がないので、厳密には美術館ではないんですね。
彫刻をやってた人間からするとクリストは昔から気になる作家の一人です。
思い出深いのは、手羽が学生の頃、「アンブレラ・プロジェクト」の日本ボランティアスタッフを募集しに、ムサビに来たことですね。
クリストの話を聞きたい人が入りきれる講義室なんてないから、体育館アリーナでやったっけ。
悲しいのは、この凱旋門プロジェクトの直前でクリストが亡くなったこと。
彼は実際の展示風景を見ることはできませんでした。
クリストはスポンサーを付けずに、クリストが描いたドローイングや写真、スケールモデルなどを売却してプロジェクト費用を確保してました。これがすごい。
そしてミッドタウン内へ。
ミッドタウンタワー5階デザインハブで開催中なのが、こちらです。
■東京ミッドタウン・デザインハブ第100回企画展「かちのかたちたち展ー捨てる手前と後のこと」
会 期:2022年12月5日(月)〜12月25日(日) 会期中無休
時 間:11:00〜19:00
会 場:東京ミッドタウン・デザインハブ (東京都港区赤坂9 丁目7 番1 号ミッドタウン・タワー5 階)
入場料:無 料
多摩美術大学は、2021年から共創プロジェクト“すてるデザイン”を通じてサーキュラーと向き合い、社会に対する様々な問いかけを行っていて、第一線で活躍するデザイナー、クリエイターそれぞれのゴミに対する価値観を探り、私たちの暮らしの中で発生する「ゴミ」の定義について考察する展覧会となってます。
印象深いものだと、お子さんが3Dプリンタが欲しいと言い出し、近所に住む方に話をしたところ、ちょうど新しい3Dプリンタを買ったところでいただけることになり、暖炉用の薪と交換したって話かな。3Dプリンタと薪が交換されるって面白くないですか?
ちなみに多摩美術大学TUBでは、
「新素材樹脂<Tritan™><TEXa®>を用いた産学共同プロジェクト成果報告展」を12日(月)までやってるので、こちらもぜひ。
ミッドタウンではスケートリンクもできてた。
帰りがけにリンクロウが入り口看板にフィルムを貼って六本木を退散。
・・え?六本木といえばあの展覧会は行かないのかって?
もちろんチケット購入済みです。
以上、リンクロウと出かけた一番の理由は
スラムダンクを見ることだった手羽がお送りいたしました。
モーションキャプチャの動きは、バスケやってる時は全然気にならないんだけど、普通の動きの時は最後まで気になった・・。
でも話としてはすんごく面白かったです。前評判は無視して見に行った方がいいっすよ。
ちなみに手羽は昔からミッチー推しです。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。