[news] 芸術のある住まい「藝住」を通じて日常を拓く。鳥取藝住の取組み

鳥取県で開催されている「鳥取藝住祭2015」を知っていますか? 昨年始まったこのイベントでは、鳥取県全域10箇所でアーティストが住んで制作・企画した展示やワークショップが行われます。間もなくやってくる夏休み、ぜひ鳥取まで足を運んでみませんか?

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アーティストがプロジェクトのパートナーとなり、
一緒に鳥取に住み、芸術を通して日常を拓くアートプロジェクト。

昨年2014年に始まった「鳥取藝住祭」は、今年2年目を迎えました。このプロジェクトは、「藝住」というキーワードを掲げ、芸術を通して日常を拓き、場所の魅力や新たな人間関係をつくりだす取り組みとして始まりました。
国内外からやってきたアーティストが一定期間鳥取県内に暮らし、その地の文化や歴史、自然や人との関わりの中で、作品制作やプロジェクトを実施するアートイベントです。昨年アーティストをパートナーとしてこの藝住祭を開催し、まちづくりや子育て、建築などさまざまな活動を振り返るよい機会になったといいます。

>> 鳥取藝住祭2014の様子はこちら




お祭り「ハレ」を、どう日常「ケ」に繋がるか。
総合ディレクターを務める林曉甫さんが真っ向から向き合う「藝」と「住」。


  • 4記者発表には各地の団体代表者や招へいアーティストが集い、総勢19名が登壇しました。

昨年に引き続き総合ディレクターを務める林曉甫(はやしあきお)氏は、6月20日に開催されたオープニングイベントで、事業名に藝術祭ではなく「藝住祭」と冠した理由を踏まえながら、「芸術イベントはある種ハレの日の活動。このハレの日の活動がどのように日常に繋がっていくのか、鳥取というこの地に住まい生きる方々の日常にどう活きるのか、ということについて真っ向から取り組みたい」と2年目の意気込みを語りました。地域とアート、日本各地でさまざまな取り組みが行われていますが、一時的なお祭りで終わるのではなく「住」「日常」にキーワードを据えるこの鳥取の取り組みにも注目です。



アーティストに開かれた場所。鳥取に住み、鳥取でつくる。

さて、アーティスト・イン・レジデンスのこのプロジェクトですが、その背景には鳥取県の文化振興課が別枠で行う「とっとりあそびば不動産」という活動があります。このプロジェクトは、従来の不動産が取り扱わないような、どこか改修しないといけない物件や一時的に使っていない物件などの少し変わった場所を、アーティストのアトリエや小規模なイベントスペース、DIYなお店づくりなどに有効活用していくことを目的として活動しているもの。移住制作や文化活動を行なうNPO団体や市町村と連携し、情報収集・発信を行なっています。

地方での活動拠点を探しているアーティストに開かれた土地。チェックしてみてもよいかもしれません。



鳥取全域で、県内10の団体がそれぞれにプロジェクトを展開。


  • 3−4鳥取県内で10の団体が各地でプロジェクトを展開します

さて、そんな鳥取藝住祭2015では、今年は新しく4団体が加わり、鳥取県全域10箇所で展示やワークショップを行います。今年度予定されているプロジェクトは以下の通りです。いずれも、スケジュールや開催地が異なりますので、訪れる際には事前にリサーチをしてから出かけましょう。


▼今年度予定しているプロジェクト
「鳥の演劇祭8」(鳥取市鹿野町)
   運営団体:鳥の劇場運営委員会
   アーティスト:世界各地から集まったアーティスト達
   会期:9月12日(土)~27日(日)
   会場:鳥の劇場(鳥取市鹿野町鹿野)ほか

「HOSPITALE」(鳥取市)
   運営団体:ホスピテイル・プロジェクト実行委員会
   内容:旧横田医院でのアーティスト・イン・レジデンス・プログラム
   会期:10月〜11月を予定
   会場:旧横田医院(鳥取市栄町)ほか

・「川と路2015」(鳥取市)
   運営団体:因幡さんかいどう物語
   アーティスト:mi-ri meter(デザイナーユニット)
   会期:未定(詳細は別途告知)
   会場:鹿野街道、智頭街道、若桜街道(鳥取市)ほか


「浜村温泉湯けむり映画塾2015」(鳥取市気高町)
   運営団体:ことるり舎
   アーティスト:中島貞夫(映画監督)、宮島正弘(撮影監督)
   会期: 2015年8月2日(日)~2016年2月7日(日)
   会場:ことるり舎(鳥取市気高町勝見)、浜村温泉館 気多の湯(鳥取市気高町浜村)、
   旅風庵(鳥取市気高町浜村温泉)

「くらよしAIR 4+○/14」/明倫AIR 2015(倉吉市)
   運営団体:くらよしAIR連絡協議会
   アーティスト:大野隆介(映画監督)
   内容:滞在制作・映画「ちいさな、あかり」上映
   アーティスト滞在期間:9月上旬 リサーチ滞在/10月中旬 滞在制作
   滞在場所:旧仲倉医院(倉吉市越殿町)
   イベント:大野隆介監督作品「ちいさな、あかり」上映会 9月5日(土)

・「くらよしAIR 4+○/14」/小鴨AIR・関金AIR 見えない土地(倉吉市)
   運営団体:くらよしAIR連絡協議会
   ディレクター:波田野州平(アーティスト)
   アーティスト:AMEPHONE(ミュージシャン)、
   セス・ハイ(ライター・写真家)、福田教雄(ライター)
   アーティスト滞在期間:10月中旬
   会場:倉吉市小鴨・関金地区

「くらよしAIR 4+○/14」/成徳AIR コージズキン(倉吉市)
   アーティスト:スズキコージ(絵本作家)
   内容:絵本を街並みに複写、ストーリーマップの制作・ワークショップ
   会期:10月4日(日)~11月1日(日)
   会場:認定こども園倉吉幼稚園・倉吉保育園(倉吉市仲ノ町)、
   TIROIR Hair care and Design1F(倉吉市魚町)ほか

「AIR475 2015」(米子市)
   運営団体:米子建築塾
   作家:カーン・リー(カナダ/アーティスト)、原万希子(キュレーター)
   内容:ランドアート
   アーティスト滞在期間:9月~11月(詳細は別途告知)
   展示期間:10月~11月(詳細は別途告知)
   会場:米子市内の農地、旧末次太陽堂(米子市道笑町)ほか

「よどえアートプロジェクト」(米子市淀江町)
   作家:藤原裕策、胡桃澤千晶、湯川洋康・中安恵一
   内容:インスタレーション作品
   運営団体:淀江よりみち部
   展示期間:6月20日(土)〜28日(日)
   会場:ギャラリア大正蔵(米子市淀江町淀江)

・「岩美現代美術展2015」(岩美町)
   運営団体:岩美現代美術展実行委員会
   アーティスト:金英美(キム・ヨンミ)、毛利泰房、藤原勇輝
   公開制作: 8月21日(金)~8月27日(木)
   展示期間: 8月29日(土)~9月6日(日)
   会場:STUDIO652[旧岩美病院](岩美町浦富652)ほか

「大山アニメーションプロジェクト2015」(大山町)
   運営団体:築き会
   作家:ヨシムラエリ(アニメーション作家)、永田ナヲミ(アニメーション作家)
   内容:アニメーション
   アーティスト滞在期間:6月20日(土)~28日(日)、10月頃~11月初旬
   上映イベント:11月中旬
   会場:まぶや(西伯郡大山町上市)、のまど間(西伯郡大山町門前)

「奥日野里山藝住祭」(日野町)
   運営団体:一般社団法人 里鳥
   作家:写真家、造形作家、音楽家など計12組
   会期:6月27日(土)~11月23日(月・祝)
   会場:一般社団法人 里鳥(日野郡日野町上菅)ほか上菅・福長地区各所



▼開催概要

鳥取藝住祭

会期:2015年6月20日(土) — 11月29日(日)
詳細:http://tottorigeiju.com
Facebook:https://www.facebook.com/tottorigeijusai


夏休みの国内アートスポット巡り、今年は鳥取に足を運んでみてはいかがでしょうか。

詳しい内容や最新のスケジュールなどは、
公式ウェブサイトや各プログラムを行う運営団体のウェブサイトをご覧ください。

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