2週間に一度お送りしてる、恒例となった美大ネタまとめ。
前回9月3日以降で手羽の気になった美大の話題をまとめて紹介します。
「いろんな美大情報を調べて、手羽美術大学★開設の参考にしよう」というテイです。
美大ネタだと
「大学生って人生の夏休みなんでしょ?楽じゃん!特に美術って趣味でしょ?美術好きが美術大学って超楽コースじゃん!好きな絵描いてたら卒業でしょ?楽じゃん!どこが大変なの?」と店長に言われました。
これを言われてキレない美大生はいないのでは?— ティナ (@__AOITANAKA__) September 17, 2019
やはり今週もこの話からスタートするしかありませんね・・。
■「京都芸術大学」がどこを連想するかが鍵/識者見解
骨董通り法律事務所for the Arts代表の福井健策さんが見解を出しています。
個人的にこの方のコメントを待ってました。
また、学内で行われた対話および検討会の議事録を学生さんがUPしてくれてます。
■2019年9月8日京都造形芸術大学「グランドデザイン2030についての対話および検討会」議事録
「??」と感じながらも前に進もうとしてる様子が伝わってきて「いい学生さんたちだなあ」と感じる一方、学園祭直前という状況を考慮しても1万人を超える学生がいるのに参加者25人って少なくない?と思ったりも。
ちなみに当初議事録は「吉田栄作」と書いてあって、吉田さんが白Tシャツ+ジーパン姿で説明してる姿を妄想(わからない人はお母さんに聞こう)
現在京都造形さんは
■新進気鋭の若手アーティスト集団によるポップアップイベント『アートラウンジ@イセタンメンズ』がオープン!| ISETAN MEN'S net
こういう企画を新宿でやってたり、
■KUAD PROJECT SHOWCASE
●日程:2019年09月14日(土)-10月10日(木)
●時間:10:00-17:00(土曜、日曜、祝日は休廊)
●場所:瓜生山キャンパス 望天館4階
をやってたりと、「外」へのアプローチは他京都美大よりも圧倒的に活発で、SHOWCASEなんて質と量がないとできない企画なんだけど、改称話で埋もれちゃってるのがちと残念。。
京都造形大といえば、
■木の家設計グランプリ2019
今回で6回目を迎える全国の建築系学生のコンペが9月21日(土)に京都造形芸術大学で開催されます。
過去受賞者見ると、美術系の建築学生はあんまり参加してないのか、選ばれてないのか・・。
さて、話題を変えましょ。
いつもだったら、こちらをトップ記事として紹介してたはずです。
■SEIKA AWARD 2020
京都精華大学が高校生を対象にコンペを開催します。
平面部門、立体部門、メディア部門、文章部門があり応募期間は2020年1月8日(水) から2月23日(日)まで。
記念すべき第1回目のテーマは「自由」。テーマがあるのに「自由」とはこれいかに。
大賞の副賞が賞金10万円とマンガミュージアム年間パスだそうで、賞金より年間パスに反応しちゃった。1日あそこでゴロゴロしてたい。
こちらも普段ならTOPにしてたかも。
■東京造形大学|ステイトメントサイト
東京造形大学が タグライン「だれかで終わるな。」とステイトメント、新ロゴマークを発表しました。
ニュアンスとしては当然「『だれか』で終わらせちゃダメだ!」なんですが、最初「誰かで終わっちゃうな・・(涙)」と読めて「なんでネガティブなメッセージ?」と思ってしまった手羽(実話)。日本語って難しい。
領域が広がったから「造形」という言葉をやめたい大学もあれば、今だから「造形」という言葉の可能性に誇りを持つ大学。いろいろ。
東京造形大ネタをもうひとつ。
■東京造形大学 Zokei Da Vinci Project -- 世界初!!レオナルド・ダ・ヴィンチの未完の作品を再現 -- 「夢の実現」展 記者発表会のお知らせ
9月25日に桑沢デザイン研究所で「Zokei Da Vinci Project」の集大成である「夢の実現」展の記者発表会を開催します。これは第2弾リリースになるのかな。前から気になってます。
気になってた話題だと。
■金沢美術工芸大学建設工事基本設計業務の概要について
金沢美工さんの新キャンパスのイメージパースが公開されました。
2023年が待ち遠しい。
タマビネタを2つ。
■東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う2020年度学事日程について(お知らせ)
2020東京オリパラに合わせて学事日程を変更。他大学でもどんどん対応していくでしょうね。
あ、7月にやってるオープンキャンパスはどうするんだろ?
■新宿中央公園の「リンレイトイレ」デザイン一新 多摩美術大学と共同で2年目
リンレイさんとやってるプロジェクト。
まだ2年目なのか。もっと前からやってるもんだと。
次は女子美。
■文化庁と大学・研究機関等との共同研究事業「新たな文化芸術の創造を支える活動支援及び人材育成のためのプラットフォーム形成研究」 H30(2018)年度 研究報告書 発行のお知らせ
文化庁との共同事業でアーティスト・イン・レジデンス(AIR)の取り組み事例や諸課題等の調査をされています。
AIRといえば例えば、
■横須賀市|アーティスト村入居芸術家を募集します!
こういうところもある一方、
■山口)秋吉台国際芸術村、県が廃止検討 美祢市は反発|朝日新聞
こういう話もあったりします。特別なハコを作るよりも空き家を改修した方向に進むのかなあ。
研究報告書は後日文化庁のページで公開されるそうです。
文化庁といえば、
■文化庁移転、10月からシミュレーション 職員1割京都で勤務 | 2019/9/17 - 京都新聞
移転が進んでると思ってたけど、これからシミュレーションって段階なのね。
■NHKのデザイン番組で食品まつり音楽担当、ナレーションはなく全編ラップだけで進行 - 音楽ナタリー
「デザインあ」ではなく「デデデデザイン」。
「ラップとアニメーションで鮮やかに展開する5分間!」って超絶見たい!!
■次世代にスポットを当てたデザイン企画「YOUNG TEXTILE」「高校生ものデザインコンテスト作品展示」
「NIF/YOUNG TEXTILE 2019」は、テキスタイルデザイン教育を行っている全国の大学、大学院の卒業修了制作や授業でつくられたインテリアテキスタイル作品を展示する企画。今年で3回目。
参加校は、大阪芸術大学、岡山県立大学、東京造形大学、京都市立芸術大学、京都造形芸術大学、金沢美術工芸大学、女子美術大学、東京藝術大学、神戸芸術工科大学、多摩美術大学、文化学園大学、長岡造形大学、九州産業大学、武蔵野美術大学、横浜美術大学、名古屋芸術大学、文星芸術大学、女子美術大学短期大学部、京都精華大学大学院、秋田公立美術大学、仁愛女子短期大学、広島市立大学、成安造形大学、東北芸術工科大学、名古屋市立大学。
「いろんな大学」が参加といえば、最後に文化庁主催・全国芸術系大学コンソーシアム共催のこちらの企画を紹介しておきます。
■令和元年度芸術系教科等担当教員等 全国研修会
芸術系教科等担当教員等を対象にした全国研修会(東京・京都)と各地区ブロック研修会が今年初めて開催されるんです。
東京会場の初日は東京藝大で、二日目は音楽なら武蔵野音楽大学 と国立音楽大学、美術なら東京造形大学と武蔵野美術大学に分かれて小中高の先生たちが研修を受けます。京都は京都芸大・・あ、ちゃんと書かないと・・京都市立芸術大学さん。
各地区ブロック研修会は秋田公立美術大学、東邦音楽大学 、女子美術大学、東京学芸大学、名古屋音楽大学、金沢美術工芸大学、愛知県立芸術大学 、常葉大学、エリザベト音楽大学 、佐賀大学 、沖縄県立芸術大学などが受け持つ形。
ここまで大掛かりに芸術系大学が協力しあう研修会は初めて。
昨日聞いた話だと想定以上の申し込み状況らしいです。
文化庁主催なんだから、元文化庁長官が理事長のタマビさんも参加すればよかったのに(ぼそっ)
以上、東京4美大若手SD研修のスライドは6割以上できてたんだけど、「京都芸術大学問題」を切り口に作り直してる手羽がお送りいたしました。「芸術大学とはなにか?」を考えるにはいいテーマなのに気が付いて。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。