【ムサビ菌】2019年度武蔵野美術大学入学式に行ってきた

2019年4月4日(木)

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2019年4月3日(水)快晴、

平成最後のムサビ入学式が行われたのでそのレポートをお送りします。
今のところは「平成31年度」だけど、途中で「令和元年度」になるのかな。


  • 毎年撮ってる伝説のムサビ校旗・・的なもの。詳しくは卒業式レポートをご覧ください


  • 続々と入場されていきます。


  • 保護者の方は基本的に中継会場でご覧いただくことになります


  • ムサビ出版局の特別ブース。ムサビ日記を置いてなかったような気がする(これも毎年チェックしてる)

会場はいつものごとく体育館アリーナです。


さ、会場に入りましょう。

舞台の基本的な部分は卒業式と同じです。
中央に大きな木のなる360度円形ステージ。

最初は全学科・研究室の先生方によるランウェイ。


  • 中央の画面・マイクで一言コメント。こちらは視覚伝達デザイン学科


  • 工芸工業デザイン学科の先生達。中央がいつもTシャツ着てる山中先生で昨日聞いたところによると同じブランドのTシャツを100枚以上持っているそう


  • 基礎デザイン学科。原先生は昨年休職されてましたが復帰されました


  • クリエイティブイノベーション学科。中央は主任教授の井口先生。

そしてここから祝辞で、まずは長澤学長。


ここで個人的にある事件がおきまして。あ、ゲリラではないです(笑)

祝辞の中で「ムサビの中にはムサビ菌がある。それをみんな浴びてムサビ生になる」とおっしゃって、手羽が「うわっ」と思った瞬間に、


  • 爆笑(苦笑?)する先生たち。

空からムサビ菌が降ってきたのです。

というのも、去年学長と、
学長「思いついたんだけど、『ムサビの中でムサビ・ビールスに感染してる』ってフレーズはどう?」
手羽「ビールスって今の生徒さんには通じないから、それだとウィルスですね。でも『ウイルス』『感染』ってあまりいいイメージないんで、学長が昔から使ってる『正門から魔法の粉が降っている』でいいんじゃないですか?私、あのフレーズ好きですよ。ムサビはファンタジーの魔法の国なんだ、ってやつ」
学長「じゃムサビ菌は?粉よりもイメージはウイルスや菌だし、それで納豆みたいにムサビの中で発酵・熟成されてるんだよね」
手羽「魔法の粉でお願いします」
てなやり取りがあり、インタビューとかで学長が「ムサビ菌」と言ったものを校正で「魔法の粉」と今まで書き換えてきたんですよ。

メディアコントロール失敗。手羽の敗北の日。
というわけで本日ムサビ菌解禁ということで。


  • 理事長祝辞

教員代表挨拶は建築学科主任教授の鈴木先生。
さすが建築の先生だけあって、ムサビの建築物や環境、地域、鷹の台キャンパスと市ヶ谷キャンパスのつながりを解説されつつ、新入生へのメッセージにされてました。テキストでもう一度読みたいお話。


そして今年の卒業生からの祝辞は

日本放送協会(NHK)デザインセンター 映像デザイン部チーフプロデューサーの森内大輔さんでした。

森内さんは東京駅プロジェクションマッピングや一昨年の紅白歌合戦の舞台美術を担当されたり、
「紅白歌合戦」の舞台美術はどのように生まれたのか? NHKデザインセンター森内大輔に聞く
最近だと、
NHKが『AKIRA』を起用した理由とは? 東京再開発のドキュメンタリー『東京リボーン』の裏側に迫る

この番組にもかかわっている方。
ちなみに東京リボーンでやってた「トンネルの数だけシールドマシンが地下に眠っている」という話は衝撃でしたね。

実は今年の卒業生祝辞を(順番的に)芸能デザイン学科or空間演出デザイン学科卒業生で探すように頼まれ、真っ先に名前を挙げたのが森内さんでした。
東京駅プロジェクションマッピングの頃から森内さんの名前は知ってて、東京プロジェクションマッピングアワード審査員(2017年は森本千絵さんのSNSで寒い中コートを着て審査されてる姿を拝見w)や紅白歌合戦等 でご活躍されているのをこっそりチェックしてて。
すごくいい話をされてて、森内さんにお願いしてよかった。



祝辞も終わったところで、

なにやら先生たちが手に持って壇上に上がっていく。

そして学長の応援メッセージの後に


  • 手持ちバズーカーでドーン!


  • さらにドーン!!

最後は桜・・・なのかムサビ菌なのかもうわからないけど(笑)空から降って式は終了。



ちなみにステージに置かれてたのは

ムサビの近代椅子コレクションでした。
あ、iPhoneの方はこちらのアプリでお楽しみください。
MAU M&L 近代椅子コレクション ムサビのイス3D

保護者の方に残っていただき、樺山造形学部長からご挨拶。


外に出ると、


  • 在学生が外で待っています。もちろん入学式恒例のサークル勧誘


  • ジャズ研


  • 入学式は自由参加だけど、学生証交付は絶対

この後は各学科に分かれて、懇談会が行われます。

でもやっぱり今年気になるのはクリエイティブイノベーション学科。

できたばかりの15号館に行ってきました。

どの学科よりも男性率が高いのと、大学院生は社会人が多いのが特徴ですね。
ちなみに既に4月1日に市ヶ谷キャンパスで交流ワークショップを行って、ほとんどの方が参加されました。

通常だと軽食食べながら懇親てのが通常パターンですが、手羽は信じられない光景を目にするのです。

いきなりワークショップが始まった。

入学式だろうが容赦ない(笑)
でもクリエイティブイノベーション学科と大学院クリエイティブリーダーシップコースに入学された方はそれを覚悟で入った人がほとんどのはず。
みっちりいきますよ。



あ、そうそう。
新入生といえば4号館1階のgFALで

11日まで「ワールドおさがりセンター」をやってます。
物々交換所ではありますが、持っていくだけでもOKなんです。

まだ新生活の道具がそろってない方はのぞいてみてください。
手羽もズボンコンプレッサーをもらいました。スーツを毎日着るサラリーマンは全員持ってるものなのかな、と推測で。ほんと何が必要なのか全然わからん。

入学された皆さん、おめでとうございます。
これからどっぷりムサビ菌を浴びてください。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。