東京ミッドタウン主催のコンペがあります。
それがアートコンペとデザインコンペの2部門からなる「Tokyo Midtown Award」。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/index.html
ともに応募年齢制限が39歳以下で、若い才能を発掘し応援することを目的としたコンペなんです。
ま、TERRADA ART AWARD 2015
https://partner-web.jp/article/?id=177
の賞金500万円にはかないませんが。でも手羽が学生時代は賞金1千万円のコンペとかザラにあって、今思えばバブルだったんだな、と・・・。
アートコンペ部門
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/art/
では入選者1人(または1グループ)につき制作補助金として100万円が支給され、なおかつ副賞がグランプリは100万円、準グランプリ50万円、優秀賞(4点)10万、賞金総額790万円!
しかも入賞者は約1か月間、人通りの多いミッドタウンに展示されるからたくさんの人に見てもらえるし、グランプリ受賞者はUniversity of Hawai’iのアートプログラムに招聘されるオマケ付。
審査員は児島やよいさん、清水敏男さん、土屋公雄さん、中山ダイスケさん、八谷和彦さんです。
アートといえば明日の日曜美術館でムサビ美術館で開催中の「近代日本彫刻展」が少しだけ紹介されるのでチェックしてね。
・・・あ、気を抜くとムサビの宣伝いれちゃうな。失敬失敬。
デザインコンペ部門
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/design/
は賞金こそグランプリ100万円、準グランプリ50万円だけどこれはオマケに過ぎず、商品化・実現化される可能性が高いことがこのコンペの優れたところ。
2013年のデザインコンペ 準グランプリを受賞した「ATARI MANJU」
http://www.kanou.com/archives/1761
や2008年のデザインコンペ学生の部 準グランプリ受賞の「歌舞伎フェイスパック」
http://isshin-do.co.jp/facepack.html
が典型例ですね。
特に歌舞伎フェイスパックは売れに売れて在庫薄の状態が続いてて、今は「動物フェイスパック」「JOJOフェイスパック」「進撃の巨人フェイスパック」など様々なバージョンが生まれてます。
実は二つともムサビ生の作品なんです。てへ。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/voice/design02.html
あ、やっぱり集中力が切れるとムサビネタになってしまう。さるまた失敬。
最近だと、2013年でグランプリを受賞したbivouacの「MID DAY」
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2013/design.html
つまり、「1年の真ん中の日である7月2日を祝おう!」というプロジェクトをミッドタウンさんが実現させ、去年に続き今年も7月2日を中心として盛大にイベントが行われます。
ミッドタウンさん、本気です。
「来年のうるう年はどうするんだろ?」なんて余計な心配は今はおいといて、と。
そのTokyo Midtown Award 2015アートコンペは、既に募集・1次審査が終わり、公開2次審査会日が発表されました。
そうなんです。2次審査はオープン審査で、現在、観覧者を募集しています。
■【アートコンペ】公開2次審査会の見学申し込みを受付中です!(先着50名様)
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/award_news/award/news93.html
【日時】2015年7月13日(月) 9:30~16:05(予定)
※途中お昼休憩あり。
※申し込みの際、午前の部、午後の部、全日見学のいずれかを選択
【会場】東京ミッドタウン・ホールB
【参加料】 無料
【応募締切】2015年7月7日(火) 15:00 ※定員になり次第締切(先着50名様)
アートコンペ1次審査通過者による公開プレゼン&審査で、手羽は去年参加しました。
■手羽ちゃんのドキドキ潜入レポート -Tokyo Midtown Award 2014アートコンペ公開2次審査会- http://d-lounge.jp/blog/2014/07/6503
今年は何人ムサビ勢が入ってるかドキドキ。
去年は1次審査通過者が2名いたたけど、最終的な受賞者はデザインも含めムサビ全滅だったもんなあ・・・・一人も1次審査通過してなかったらデザイン・ラウンジ撤退してやる。
というわけで、多分私も会場にいるはずなので皆さんも良かったら一緒にドキドキハラハラを体験しませんか。
おっと。
デザインコンペ部門はまだ募集中で、7月27日がエントリー終了日。
7月4日(土)にデザインハブで説明会があるから興味のある方、まだ間に合うよ!
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/award_news/award/news89.html
ちなみにデザインコンペの審査員は小山薫堂さん、佐藤卓さん、柴田文江さん、原研哉さん、水野学さんの5人です。
小山薫堂さんのコメントは毎回出品者にヒントを出してくれてて、今年は、
=============
一点あたりの平均審査時間はおよそ数十秒!・・・ですので、絶対に「理屈で説明するのではなく、一目見た瞬間にイイ!と思えるシンプルな作品」のほうが最終審査まで残りやすいと思います。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/design/judge.html
=============
と書いてくれてるし、去年の審査結果コメントでは、
=============
どんなテーマの時も毎年必ず出品されるのが、「蚊取り線香」と「カルタ」と「カレンダー」。この三つは、よほどの自信作でない限り、来年から出品しないほうがいいと思います。
http://www.tokyo-midtown.com/jp/award/result/2014/design.html
=============
とのこと。
確かに最近の学生さんは「困った時のカルタ」をやっちゃうケースが多くなった気がする(笑)
気を付けてね。
今日のまとめ
●手羽美★ができたら「手羽ちゃんアワード」を作ろう
よし、手羽美術大学★開設の野望がまた一歩近づいた!!
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。