ではインターンシップ演習の振り返り編に。
講義内容についてはおいおい紹介していきますが、皆さんが気になってるものをまず最初に。
手羽の授業では、サブタイトルに絡めたプレゼントを配るのを恒例にしてまして。
ええ。もちろん自腹です(涙)
学生さんはわかってきてて、授業の内容よりも「今年は何もらったの?」という方が話題になってたりしてます。
手羽のインターンシップ演習は2009年からやってて、プレゼントを配りだしたのは2010年から。
2010年の授業は、ムサビに関する10個の質問をベースにしてたので、ムサビの10の授業、「MAUジューワークショップなう」がサブタイトルでした。
んで、MAUじゅー、マウジュウ、まうじゅう、まうんじゅう、・・・・・
おMAUんじゅう!
てな具合に。
お饅頭とおMAUんじゅうをかけた、と。
元・ムサビ職員オギリンが嫁いだ立川にある創業60年の老舗和菓子屋・立川伊勢屋さんに特注で作ってもらった紅白まんじゅう。
おMAUんじゅうを広報時代から一度作りたかったんですよね。
え?絡めてるっていうか、単なるダジャレ?
ま、そうともいいます(開き直り)
そして、2011年はドリル形式に進行したので、サブタイトルが「ムサビドリル」。
ムサビドリル、マウドリル、まうどりる、まうどりーる、まうどりーぬ・・・・・
MAUドレーヌ!!
学内のパン屋さん「EMU」のマドレーヌを300個買ってきて、当時ムサビ日記ライターだった日本画学科・きゅっきゅぽん特製のシールを貼りつけた、と。
仕組みわかってきました?
ちなみにきゅっきゅぽんは現在漫画家をやってて、ゲッサンで「星間ブリッジ」を絶賛連載中なのでぜひ。
2012年は「オラ、スーパームサビ人になるってばよ!」
もうサブタイトルってなんなのかわかんなくなってきた時代です。
スーパームサビ人、スーパームサビ、スーパーマウ、すぱまう、すはまう、すあまう・・・
すあMAU!!!
ようやくわかってきましたか?
そういうことです。
ちなみに立川伊勢屋さんでは、ウドラ焼きを売ってます。
ちなみに「ウドラ」とは、立川市のオリジナルキャラクター公募で2位になった「立川市公認なりそこねキャラクター」。
2013年は サブタイトルが「良いムサビの予感」。
いいむさびのよかん、いいMAUのよかん、いいMAUよかん、いMAUよかん、いまうよかん・・
いMAUようかん!!!!
渋滞で講義が終わった段階でもまだ納品されてなくて、みんなに20分ぐらい待ってもらったっけ(笑)
この年は結構余っちゃったので、同じ日にトークイベントをやってた六本木デザイン・ラウンジに講義が終わった後行って、そこでも配りました。 立川伊勢屋さんのお菓子は保存料が入ってないから日持ちがしないんですよ。
おMAUんじゅん、MAUドレーヌ、すあMAUまでは「このお菓子を作りたい」というのがあったんだけど、ここからは「・・・今年はどうしよう・・」と迷い始め時であり、このあたりから発注する前にオギリンから「今年は●●でどうでしょう」と営業されて、「あ、じゃ、それで・・・」と配るものが決まるようになり。 別に和菓子縛りでやってるわけじゃないんだけど、和菓子が多いのはそういうことなのです・・・。もう、オギリンの営業上手!!
・・・・あ。気が付きました?
最初に「サブタイトルに絡めたプレゼントを」と書いたけど、「プレゼントに合わせてサブタイトルを決めてる」が正解です。本末転倒です。
2014年は、サブタイトルが「ムサビ大好き★」。
ムサビ大好き、ムサビだいすき、MAUだいすき、まうだいすき、まうだいすく・・・・
MAUめ大福!!!!!
豆大福 とMAUめ大福をかけたと。
もう怖いもんなしです。
今までで一番多い350個発注したんだけど、講義で全部無くなりました。これは初めて。
2015年のタイトルは「美大はさすがやん!」。
美大はさすがやん、美はさすがや、美さすがや、びさがや・・・・・
美笠山!!!!!
三笠山と美笠山をかけてみた、と。
ちなみに「三笠山」は文明堂が登録商標してます。こうなったら「美笠山」で商標とるかな。しかも、なんとなんと「美」の焼印入り!これも特注ですよ!!
「ムサビしばり」から抜け出した記念の年。ほら、手羽はもうムサビだけの体じゃないでしょ?美大みんなのものなんだもん。美大愛好家だし「美大しばり」で進めようと決心したのです。
・・・・ま、もうネタがなくなっただけなんだけどね・・・ていうか、ぶっちゃけ三笠山というか「ミニどら焼き」なんだけどね・・おもっきし品名に「どらやき」って書かれてるしね。
去年2016年の講義タイトルは「ムサビらしさとは?」。
ムサビらしさ、MAUらしさ、MAUらしい、MAUらし・・・・・・・
MAUたらし団子!!!!!!
今までで一番苦戦したタイトル。
去年「ムサビしばりからの解放。ぼくはみんなの手羽」と言っときながら、すぐにムサビしばりに戻すこの思考の柔軟さはさすがです。
ちなみに一本一本配ったんで、みんな手をベタベタにしながら食べてくれました。
そして今年2017年です。
サブタイトルを「クリエイティブをアゲアゲにするムサビ」に決定。
クリエイティブアゲアゲムサビ、クリエイアゲムサ、クリェアゲムサ、クリェアゲMAU・・・・・・
黒揚げMAUんじゅう!!
ばんざーい!ばんざーい!
ぶっちゃけ、「かりんとう饅頭」です(笑)
「利休饅頭」とか「茶饅頭」などと呼ばれている、生地(皮)に黒糖を混ぜた茶色いお饅頭を素揚げしたもの。中はこしあん。
オギリンと9月から「何を配るか会議」をずっとやってきて、一度「カリントウMAUんじゅん」に名前は決めたのだけど、今回の授業の方向性が固まった1週間前に「黒揚げMAUんじゅう」に変更させてもらいました。
ただ、普段は立川伊勢屋さんで作ってないのと、「黒く揚げたものに焼き印をする」というかなり特殊なことをやってもらったのです。「クリエイティブには美が含まれてる」というメッセージも込めたくて。
サクっとしておいしかったなあ。手羽の味・食感の好みだと今までの1,2位だなあ。
はい。もう完全にネタ切れなんです・・禁断の2回目の「MAUんじゅう」パターンを使ってしまった・・。
ムサビとかMAUとか美大とかのダジャレになるようなお菓子、1個150円以内ぐらいで作れるお菓子があったら教えてください・・・あ、「MAUカロン」は値段が高くて作れないことはわかってます・・・来年はインターンシップ演習をやるようになって記念すべき10回目だから、もう少し金額的には頑張ってもいいけど、「MAUグロ丼」とかそういうのはほんと勘弁してください・・・。
しかも、「出来立てのものを届けたい」ということで、実は「講義中に納品」というかなり綱渡り的なことを裏でやってました。講義中は手羽は電話もメールもチェックできない。残り10分のところでドアを開けたらオギリンが立ってて〇サインを出してくれた時は、どんなにホっとしたことか(笑)
ちなみに立川はアニメ「とある魔術の禁書目録」「ガッチャマン クラウズ」等の聖地でもあり、アニメ聖地の町おこしもやってます。
最近だとやはり立川が舞台の「フレームアームズ・ガール」(FAガールズ)
というアニメがあり、その中にウドラをはじめとして、立川伊勢屋さんも登場するんですよ。
主人公が立川伊勢屋さんの「おいなりさん」好きという設定なもんで、放映された翌日からしばらく売り切れの状態が続いたんだとか。12月27日(水)にニコ生で全12話一挙放送されるから、興味のある方はぜひ!(パンツ丸見えだけど)
手羽がお菓子を配る理由がありまして。
美大生って夜遅くまで作業をしてるからお腹をいつも減らしてるんです。 私がそうでした。
なのでモノではなく食べ物を学生さんに配りたいという気持ちが昔からあったんです。
おなかが減ってるとイライラしちゃいますよね。
終日ワークショップをやる時も必ず学生さんには「おなかが減ってなくてもお弁当食べろ。おなか減ると無駄な喧嘩とか始めちゃう」と指示してます。手羽の経験上、企画運営の一番のカギは「おなかを減らすな」なのです。
お腹を減らしてる状態じゃ、幸せなアイデアなんて生まれませんしね。
どうぞ、手羽のことをこれから「ムサビのアンパンマン」「美大界のやなせたかし」と呼んでください。
以上、リンクロウくんの部活発表会で立川に行ってたんだけど、その会場横にあった
立川まんがぱーくは聖地というか天国だった手羽がお送りいたしました。
1日いて大人は400円でいいんですよ。夕方は渋谷のマンガ喫茶よりも混んでた。一回おさらいしたいと思ってたナルトを14巻まで読めた(笑)
これ、全区に1箇所作ればいいんじゃなかろうか。
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。