【年末の女始動】「しめかざり ―祈りと形―」展開催中 !

2017年10月17日(火)

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ランドセルのCMが始まれば「もうすぐ夏休み(お盆で帰省)なんだなあ」とか、マロニーちゃんのCMを見れば「鍋の季節なんだなあ」とか、特撮モノでロボットが全部出てくる回があれば「ああ。もうすぐクリスマス(商戦)なんだな」とか、それによって季節の訪れを感じるものがあります。
それにしても、今年は残り3か月切ってるけど、去年でいうところの「前前前世」とか「恋」みたいな2017年を代表する曲ってなんでしょうね。やっぱり「Dirty Work」になっちゃうのかしら。


手羽にとって年末を感じるものがふたつあり、ひとつはユニコーンの「雪が降る町」が街に流れ始め出した時です。

そして、もうひとつは、ある女性が活動を始めた時
彼女からメールやDMが届くと、
「ああ。もう年末だなあ・・年賀状、そろそろ考えなくちゃなあ・・。今年の汚れ、今年のうちにだなあ」
と反射的に思うようになりました。

彼女の名前は森 須磨子。通称モリスマ。一文字しか略せていない非効率な通称を持つ女。
モリスマさんはムサビ大学院卒で芸術文化学科立ち上げ時の初代助手さんでもあります。
現在は日本で唯一の「しめ飾り研究家」として活躍されてて、あ、しめ飾りとは皆さんもご存知、正月の玄関に飾るアレ。

「へ?しめ飾り?何言ってるの。あんなの全国どこでも同じでしょうに」と思うでしょ?でしょ?
私も最初はそうでした。

でも、地方によって、もしくは山を一個超えるだけでも形が全然違うんです。私達が思っている以上に民俗学的で奥深い世界があるんですね。
そのしめ飾りをモリスマは年末年始に全国各地へ飛んで調べてて、2010年にはこういう本も出しています。
しめかざり (たくさんのふしぎ傑作集)

2014年は21_21 DESIGN SIGHTでの「米展」展示協力、2015年は良品計画でのしめ飾りアドバイザー業務等もされてて、日本で「しめ飾り」と言えば、間違いなくモリスマなのです。
 

そのモリスマさんが長年集めてきたしめ飾りコレクション269点と関連資料がムサビに寄贈されることになり、その展覧会が昨日から始まりましたっ!

しめかざり ―祈りと形―

●会期:2017年10月16日(月)-11月18日(土)
●休館日:日曜日、祝日
※10月29日(日)特別開室
●時間:10:00-17:00
●入館料:無料
●会場:武蔵野美術大学13号館2階 民俗資料室ギャラリー

このポスター、すごくキレのあるデザインなので部屋に飾れますよ。

今回の展示はしめ縄の造形の美しさを堪能してもらうために、装飾を外した状態で展示するそう。しめ飾りって、正月過ぎると燃やす文化なので過去のものがほとんど残ってないんですよね。かなり貴重すぎる体験になるはずです。
 

また、会期中に講演会とワークショップが開催されます。

■講演「しめかざり ~日本てくてく探訪記~」
●日時:2017年10月28日(土) 14:00-15:30
●会場:武蔵野美術大学 美術館ホール
●参加方法:入場無料/先着順(予約不要)/直接会場へお越しください。
●出演者:森須磨子(森デザイン/しめかざり研究家)


■ワークショップ「藁でつくるストラップ -福を呼ぶ形-」
●日時:2017年11月11日(土)13:00-15:00
●会場:武蔵野美術大学 2号館202講義室
※ズボン、汚れても良い服装でご参加ください。
●対象:中学生以上(藁細工初心者の方)
●定員:15名
●参加費:一般500円/本学学生200円
●申込方法:電話もしくは来室(武蔵野美術大学13号館2階 民俗資料室 042–342–6006)にてお申し込みください。
※定員に達し次第締切
●講師:斎藤晴美(わら細工の会「円座」)


ちなみに12月に某所でムサビがしめ飾り作りワークショップをやることになってるので、これは後日詳細発表します。

・・え?その時期にわざわざ都下のムサビへ行く時間がない?
そんな人は、11月23日から手拭いの製造販売で知られる「かまわぬ浅草店」でモリスマさんがしめかざりコレクション展を開催することになってるので、そちらへどうぞ!


・・・え?その時間もない?
仕方ないなあ。そんな人は

11月上旬刊行予定の
しめかざり—新年の願いを結ぶかたち
を買うしかありません。
モリスマさんが撮りためた写真がふんだんに掲載され、各地のしめかざり探訪記も書かれてます。
日本人なら1家に1冊ほしい。


モリスマさんに一つお願いがあるんだけど、9月頭に「 餅の準備は済みましたか?」と連絡よこすのやめてくれないかしら。
モリスマにとって正月以外は全部年末なんだろうけど、こっちにも気持ちの準備ってものがさ。
 



以上、

モリスマさんが助手時代だった16年前に芸文研で撮った写真が見つかった手羽がお送りいたしました。
なんで16年前とわかるかというと、リンクロウ誕生記念で巨大紅白饅頭を作ったんです(笑)

しかし、みんな若い・・・手羽も細い・・。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。