【住民が一人しかいない島】9/30、10/1は鉄工島フェスに行くしかない(六本木アートナイトもね)

2017年9月29日(金)

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今週末9月30日(土)、10月1日(日)といえば、もちろん

六本木アートナイトでして、詳細は以前書いた記事を。
【夢夢神社】一夜限りの祭典・六本木アートナイト2017は9月30日と10月1日!!
空デ・津村先生によるデザイン・ラウンジ企画「夢夢神社」もやるし、1日早朝まで六本木けやき坂⇔渋谷/新宿・池袋/吉祥寺・国分寺・立川行の無料シャトルバスが出てて、ムサビ方面に手厚い行先。手羽は普段から六本木の人に「六本木よりもムサビは3度気温が低い」「久しぶりの東京ですか?」と言われ続けてるけど、実はムサビに優しいことがわかった。
ムサビ生が行かない理由がどこにあろうか。
多分夢夢神社周辺をクネクネしてると思うので、よかったら声をかけてください。


で、手羽が六本木アートナイトの次に気になってるのがこちらのイベント。
鉄工島FES~鉄工所の島=京浜島で始まる創造祭

●会期:2017年9月30日(土)12:00~22:00、10月1日(日)11:00~19:00(予定)
●会場:BUCKLE KÔBÔ(大田区京浜島2丁目11-7)須田鉄工所、京浜島防災広場、その他
●参加アーティスト:
【ART】根本敬、PBC(谷崎テトラ、ジャン・ピエール・テンシン、松蔭浩之)、鈴木昭男+宮北裕美、市川平、遠藤一郎、SHUHALLY松村宗亮、花坊、IRON∞MAN+α実行委員会“CARt”(飯島浩二、上野雄次、Yotta、市川平、遠藤一郎)BUCKLE KÔBÔ ARTISTS cureted by 青木彬(藤元明、山田健二、TENGAone、関川航平、Aokid)、SCENERY(二宮佐和子、Dee Lee、木村亜津、南出直之(NANDE)、牧 唯、岩切章悟)、SIDE CORE(市川デュン、STANG、EVERYDAY HOLIDAY SQUAD)
【MUSIC】石野卓球、七尾旅人、社長(SOIL&”PIMP” SESSEIONS)、INDUSTRIAL JP、TRI4TH、サイコバブ(SAICOBAB)、明星/Akeboshi、F.I.B JOURNAL、KAIRI、galcid、UMEZO、沙彩
●料金:1日券 前売り3,500 円 / 当日4,000 円 2日券 前売り4,500 円 / 当日5,000 円
●主催:鉄工島FES 実行委員会

https://twitter.com/tekkojimafes/


羽田へ人を車で迎えに行く時、駐車場に入れず到着口でキャッチアップするには微妙な時間調整が必要なもんで、羽田空港の手前にある京浜島で時間をつぶすことがあります。といっても工場や廃棄物処理場、リサイクルセンターしかないし、コインパーキングもないから、自販機で缶コーヒー買って、上空を旋回するたくさんの飛行機を見上げながら、広い道をグルグル回るだけなんだけど(笑)

ニューヨークのSOHOやDUMBO、ロンドンのEAST END、北京の798地区のような⼯場地帯をアーティスト達のクリエイティビティによって文化発信基地へ開拓した地がまだ東京にはありません。
人口島の京浜島は住⺠が⼀⼈しかいない広⼤な⼯業地帯で、ここにある鉄⼯所をオープンアクセス型アートファクトリー、東京のクリエイティブハブにしよう!という想いでクラウドファンディングによって去年立ち上がったのがBUCKLE KÔBÔ
で、「この島をもっとおもしろく、音楽、アート、映画などを楽しみながらクリエイティブの場に変えようぜ!」と始まったのが鉄工島FESなのです。

漫画家・根本敬さんが『ゲルニカ』サイズの絵画を4月末から滞在制作してて、その除幕式が行われたり、日本で10万人を動員した大ヒット作『いのちの食べかた』のニコラウス・ゲイハルター監督が撮影期間4年、世界70ヶ所以上にも及ぶ“廃墟を撮影した最新作「人類遺産」が上映され、ムサビ油絵OBの下道 基行さんがトークイベントに出たり、

ムサビ彫刻の後輩でもある飯島浩二の呼びかけで集まったIRON∞MAN+α実行委員会『CARt』(カーアート)が、道路交通法に則したアート改造車で隊列を組みながら走行したりもします。
埼玉でやった時は行けなかったんで、一度見ておきたくて。
 

 
知ってるアーティストもたくさん出るし、ムサビ彫刻の先輩後輩も関わってるし、そしてこの島のポテンシャルの高さも知ってるんで興味は前からあったんだけど、今まで紹介しなかった理由は「主催がよくわかんなくて、なんか怪しい・・」という気持ちが少しあって。
BUCKLE KÔBÔを寺田倉庫アート事業企画プロジェクトが運営してることを知って、「あ、ちゃんとしてるんだな」と最近わかったと(笑)
こういうこと書くと美術関係者から怒られるかもしれないけど、一般の人の感覚ってそういうもんじゃないかと。「自分もその一人だったんだな」と少し反省してますが、一般の人のアート・アーティストの印象って「とっつきにくい」「なんか怖い」なので、それを払しょくする「怖くないよー、大丈夫だよー」な装置はやっぱり必要じゃないかとは思ってます。
アートに対するハードルが低い手羽でさえ、アーティスト主催の企画って仲間中心・他人排除の傾向があって、それが悪いとも思わないけど見に行った後にモヤモヤすることが多く・・・。

さ、今週末は家でゴロゴロしてないで、六本木と京浜島へ行こう!



以上、アートナイト中に手羽の姿がなかったら、たぶん国立新美の安藤忠雄展か鉄工島に行ってると思うので探さないでください>スタッフの手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。