【そこは幻想的な巨大地下神殿だった】大谷石地下採掘場跡へ行く

2015年は100%の確率で洗車3日以内に雨が降っている手羽です。

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5月29日(金)、朝6時に家を出発し、車を栃木方面へ走らせました。

午後から宇都宮で「ある用事」がありまして。
宇都宮自体は広報時代に進学相談会で何度も来てるんだけど、一度行ってみたかった場所が昔からあって、そのために今回は新幹線ではなく車をチョイス。

東北道のSAで休憩しながら8時30分には目的地に到着。
この時間だと2時間ぐらいで来れるってことなんだなあ。意外と近い。

はい。その念願の地はどこかというと、

大谷資料館です。

週刊アスキーで連載されてる「カオスだもんね!」というレポートマンガで、大谷資料館の存在を知ったから、実に10年以上「ここに行ってみたいなああ」と思い続けてきた場所なのです。
(その週刊アスキーも先週号で休刊→電子版に移行しちゃったわけですが・・)

この岩山を見るとテンションがあがりますね。
あ、手羽は彫刻学科卒といいつつ、石彫はやったことありません。唯一未経験な素材が石なんです。
友達や先輩がガツンガツン!と斫ってもポロっとしか削れない姿を見て、「ああ。この仕事は自分に向かない・・」と思って手を出しませんでした・・。
それでもこの巨大な岩山を削ったあとを見ると、うっすら流れる彫刻魂が騒ぎます。

大谷石は耐火性が優れてて、軽く柔らく加工が容易なので、建材として古くから使われてました。石材としては古墳時代の6世紀ごろから使われてたそうです。
大谷石を使った有名な建築物だと、やっぱり帝国ホテルライト館ですかね。
取り壊されて現在は一部愛知に移築されてますが。
博物館明治村
資料館のおばちゃんから「空気がきれいでしょ?大谷石は脱臭効果もあるのよ」と教えてもらいました(笑)

大谷資料館は、その大谷石の地下採掘場跡を公開してる場所です。
戦時中はその頑丈さから、地下の秘密飛行機工場としても使用されてたそう。
今はプロモーションビデオや映画などでもよく使われてる場所。板野友美、B’zやTMネットワーク、三代目JSoulBrothersもここでPVを撮ってるし、最近だと映画「るろうに剣心・京都大火編」の冒頭シーンはここを使って撮影されたそうです。
手羽的には「平成仮面ライダーで敵の神秘的なアジトとしてよく使われてる場所」で特撮ファンには聖地訪問と同然。「栃木の特撮聖地」といえば、岩船山中腹採石場跡が有名で、時間があればそっちも行くつもりでしたが今回は断念(笑)


入場料700円を払って、さっそく潜入。



階段を降りると、そこは・・・。


噂通りの巨大地下空間でした。
これはコーフンせずにいられません。

巨大すぎてパース感がわからなくなるくらい。


ただ・・・・いっぱい写真撮ったんだけど、手羽の撮影テクニックと手羽のスマフォじゃ、この暗闇巨大空間に対応できない(涙)


ほとんどがピンボケ(涙)
「【そこは幻想的な巨大地下神殿だった】大谷石地下採掘場跡へ行く」といかにもバズられることが目的っぽい中身のなさそうなタイトルつけてみたけど、全然タイトルどおりな幻想的な写真が撮れなかった(涙)
一眼と三脚を持ってくるべきだったなあ・・・と思ったら、4月から三脚等撮影用備品を使った撮影が禁止になったそうです。

いや、むしろこの空間を三脚なしで撮影するってのは、カメラマンとしての資質がわかっていいかもしれない(ポジティブ)。


手羽からのアドバイス1
上着とか羽織るものをお持ちください。夏場でもTシャツ1枚じゃ無理です。
手羽もジャケット着てたんだけど、やっぱり寒かった・・。

手羽からのアドバイス2
この巨大地下空間は東京ドーム1個分の広さだそうですが、ゆっくり写真撮っても1時間が限界じゃないかしら。
このためだけに宇都宮に行くのはもったいないかも。
大谷観音とかそのあたりも観光ルートにいれて半日ってとこでしょうか。

天国への階段ならぬ、現実に引き戻される階段を登って地上へ。

個人的な感想を言わせてもらうと、「幻想的な異空間」を演出するために多用してる赤青ライトや音楽がいらないというかジャマというか、あれが安っぽさを出してるような気がして。
大人入場料1000円になってもいいから、プロの照明デザイナーさんに依頼した方がいいんじゃないかと。


うーん、まだ10時か・・・・午後の予定までまだまだ時間があるなあ・・。
・・じゃ、宇都宮といえば行きたかった場所がもう一つあったから、そこへ行くか。


続くっ!

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■大谷資料館(おおやしりょうかん)
●住所:栃木県宇都宮市大谷町909
●開館時間 :9:00-17:00 (最終入館は16:30まで )
●料金:大人700円、子供350円(小・中学生)、 未就学児無料
●アクセス:JR宇都宮駅より西口バスターミナル関東バス6番乗り場から「大谷・立岩行き」に乗車し約30分、 資料館入口下車徒歩約10分。
●駐車場:100台有り
http://www.oya909.co.jp/
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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。