絵本で世の中の既成概念を打ち砕く キングコング西野亮廣

「世の中を生き抜く術・勝ち残る術」をテーマに、建築界の異端児の異名をとる建築家松葉邦彦が今話したい人物と対談、インタビューを行い、これからの世の中を生きて行く学生や若手に伝えたいメッセージを発信します。第17回は絵本作家の西野亮廣さんにお話を伺いました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

西野亮廣
お笑いコンビ”キングコング”のツッコミ担当。コンビでの活動だけでなく、独演会や、ニューヨークで個展を成功させるなど、個人の活動やアート制作も積極的に行う。2009年に初の絵本「Dr.インクの星空キネマ」を発売し、絵本「Zip&Candy ジップ&キャンディ ロボットたちのクリスマス」・「オルゴールワールド」・小説「グッド・コマーシャル」・ビジネス書「魔法のコンパス」など、著者多数。最新作『えんとつ町のプペル』は発売2ヶ月で23万部突破の異例のヒット。

売れっ子だけど突き抜けて無かった

松葉:「Outsider Architect」の17回目は絵本作家の西野亮廣さんにお話を伺っていこうと思っています。はじめに絵を描きはじめたきっかけについてお話いただけますか?

西野:20歳の頃にフジテレビの深夜番組で「はねるのトびら」が始まり、25歳にはゴールデンタイムに進出して視聴率は毎週20%台を記録していました。また、同時期にいくつもの冠番組をいただき、傍から見たら芸能人として順風満帆なタレント人生だったのだと思います。ですが自分的には、今ひとつ突き抜けていないなという思いを常に持っていました。というのも、上には先輩達が大勢いて芸能界のヒエラルキーは何も変わっていない。しかし、自分には既に条件は整ってるし、最大瞬間風速が吹いているから言い訳の余地がない。タレントとしては売れてたけど突出した存在にはなれなかった。だけど、諦めるのも嫌なので、別のルートを探して、突き抜けることにしました。その為には時間が必要なので、レギュラー以外の仕事を全部やめることにしました。そのタイミングでタモリさんに呼ばれて絵を描いてみなよと言われたので、じゃあ絵を描いてみようかなと。

松葉:なるほど、僕は西野さんと同世代で「はねるのトびら」をはじめ様々な番組に出演されていたのをタイムリーで拝見していたで、あれだけ売れっ子だったのによく仕事をやめることができたなと思ってしまいます。回りの方々は反対されなかったのですか?

西野:もちろん大反対でしたね。ただ、相方は以前に失踪したりしたこともあったので「しゃあないね」くらいでした。というのも、昔、相方の失踪によって、レギュラー番組が8本位なくなりましたから笑。ですが、マネージャーやテレビ局のスタッフは「何で一番いい時期に?」とか「確実に収入が減るよ?」といった感じで大反対。けど、「めちゃくちゃ上手くいっていてこの程度だから、もうやめるしかない」と言って結局やめてしまいました。もし、芸能活動があまり上手くいってなかったらもう少し頑張っていたと思うのですが。

松葉:そもそも、TVに出続けている人というのも芸能人でもほんの一握りの方々だけですよね?その状態では突き抜けているとことにはならなかったのでしょうか?


  • 西野亮廣

西野:当初から「世界で一番面白くなる」という目標を掲げていたのですが、実際には日本の芸能界の中でもこの状況かよと痛感して。今大きく舵を切らないと到底目標には届かないなと。

松葉:それだけ壮大な目標があったら、絵への方向転換も納得できますね。実は僕も建築家として「安藤忠雄ぐらいにはなる」という目標があって、日頃からよく口にしています。

西野:「安藤忠雄ぐらい」とはまた面白い表現ですね笑。

松葉:建築を始めたころから安藤忠雄さんに憧れていたのですが、ある時に「安藤忠雄みたいになりたい」という憧れでは決して到達できないなと気づき、それからは「安藤忠雄ぐらいにはなる」という目標に変えました。それぐらいなら僕でもなれると。もちろん、どう逆算しても困難な道のりであることは間違いないのですが。ただ、村上隆さんもマティスの見た世界はわからないけど、ピカソやウォーホールが見た世界ぐらいなら自分でも見られるという趣旨の発言をされていますし。あえて「~ぐらい」という言い方をした方がいいかなと。

西野:確かに「~ぐらい」という言い方はいいかもしれないですね。

プロの絵本作家に勝てるのは時間だけだった

松葉:話がそれてしまったので戻しますが、そもそもタモリさんは何故絵を描いてみなよと進められたのでしょうか?以前に西野さんの絵を見たことがあったのでしょうか?

西野:もともと絵に興味があったわけでもなくて。例えば学生時代に趣味で描いていたわけでもないですから。ただ、タモリさんが、ちらっとおっしゃったのは「お前の性格だったら描けるから描いてみろ」みたいな感じでした。タイミング的にも、他のことやってみようと探していた時期でしたので、だったらそれに乗っかってみようかなと。

松葉:実際に絵を描き始めて、2009年には「Dr.インクの星空キネマ」という絵本を発表されましたよね。すなわち絵本作家になられたわけですが、どのようにして絵本作家になられたのでしょうか?

西野:絵本を描くにあたって、最低条件としてプロの絵本作家さんに勝たないことには芸人が趣味でやっているとか言われてしまう。「何で芸人が絵本なんて描いてんねん」とか言われても言い返せない。けど、どう考えても画力はないし出版のノウハウやコネもツテもない、他の作家さんとのつながりもないと負けているところだらけでした。ただ、唯一勝てるのは時間だなと気づきました。1冊の絵本の制作にかけられる時間量だけはプロに勝てる。というのもプロの作家さんはそれでご飯食べているし、家族も養っている。だから短いスパンで作品を作らなくてはいけない。ただ僕の場合は副業だから無限に時間をかけることができる。極端な話、一つの作品に10年かけることだってできます。それは本業の人には逆立ちしてもできない。そのことに気づいたので、まずは文房具屋さんにいって一番細いペンを買って緻密な絵を描き始めました。そして、ストーリーも長くしました。どうあがいたって、時間がかかるような作りにして、短期スパンの締め切りに迫られているプロの作家さんは絶対入ってこられない領域で勝負することにしたわけです。


  • 松葉邦彦

松葉:副業で始めたのに、プロに勝とうという発想は普通だと出てこないですよね。だけど元々「世界一面白くなる」という壮大な目標があるのだとすると、そういう思考になるのも当然かなと思ってしました。僕も一応建築教育は受けたのですが、事務所にも勤めることなくいきなり自分の事務所を始めてしまったので、実際の建築を設計する術は全て社会に出てから独学で身につけました。ですが、ほとんどの同業者は、きちんとした設計事務所に勤めていて設計業務を習得した人でして、建築設計のスキルや仕事を取るためのネットワークを持っている。だから、その人達と素人の僕が普通に勝負をしても絶対に勝てません。けど、先ほどもお話しましたが自分なりに達成したい目標もあるので、勝てる戦略を立てて戦っていくしかないと思っていましたし、今もそうしているつもりです。ですので、ご自身が勝てる要素を最大限に活かして勝負をされている西野さんには勝手にシンパシーを感じてしまいます。

西野:タモリさんもそういう僕の性格を面白がられて絵を描けよと言ってくださったのだと思います。絵を描けといっても普通に描くはずない、何か見つけ出すはずだというような期待があってアドバイスをくださったのかな。

「えんとつ町のプペル」は超分業制でつくった

松葉:「えんとつ町のプペル」についてお聞かせいただけますか。

西野:「えんとつ町のプペル」以前に3冊絵本を出しているのですが、描いているうちに「何で絵本って一人で描いているのかな?」という疑問が湧いてきました。というのも、例えば映画だったら監督さんや俳優さんカメラさん美術さんなど、色々な人がそれぞれの得意分野を持ち寄って一つの作品をつくっていくのだけど、何か知らないけど絵本の世界だと多くても絵とテキストでせいぜい2人だなと。けど、絵を描くにしてもキャラクターを描くのが得意な人や、キャラクターをデザインするのが得意な人、建物を描くのが得意な人、もっと言うなら煙とか雲を描かせたらめちゃくちゃ上手い人とか皆それぞれ得意分野があるんですよね。だったら、その得意分野を活かして映画みたいに超分業制で絵本を作ってみたら面白いなと。いったいどんな絵本ができるのだろう?と思って、それぞれのプロフェッショナルを集めてみることにしました。

松葉:ちなみにその色々なプロフェッショナルはどのようにして集められたのでしょうか?

西野:実はそこが凄く大変でした。正直、絵本を超分業制でつくるというのはそこまで目新しいものではなくて、誰だって思いつきそうですが、でも実際に世の中にはそういった作品がありません。何故だろうと考えてみたら、単純に絵本は5000部とか10000部売れればヒットと言われる位市場が小さい。すなわち売り上げが見込めないので、制作費がかけられない。そうするとスタッフに給料が払えない。つまりお金が理由でした。だったらまずお金を集めるところからやろうと思ってクラウドファンディング使ってインターネット上で「えんとつ町のプペル」を超分業制でやりたい、そのためにはこれくらいお金が必要なのだよと、何故ならスタッフさんに払わなければいけないからだよと、一つ一つプレゼンしお金を集めました。そして、次はスタッフを集めるためにMUGENUPというイラスト特化型のクラウドソーシングを活用して、「えんとつ町のプペル」に合ったイラストレーターを選ばせていただいて、チームを結成しました。

松葉:大勢の人を集めてきて チームとして上手く機能するものなのでしょうか?


  • 西野亮廣

西野:超分業制で絵本を作るという教科書はないので本当に手探りの状態で始めました。まずは筆のタッチを自分に合わせてもらうために全員で集まって瓦屋根はこうやって描きましょうとかキャラクターはこうやって描きましょうとか。また、背景に描かれる街の風景もきちんと整合性がとれていないといけないので、まずは街の地図を描いて、さらに富裕層はどこに住んでいるとか、歓楽街はどこにあるとか、ゴミはどこに集められるとかいう設定を事細かに行ないました。「えんとつ町のプペル」の世界観がみんなで固まってスタートするまでに半年くらいかかったと思います。

松葉:既存の仕組みでいうならまさに映画を作るみたいな感じなのでしょうかね。ちなみに建築設計が本業なので気になってしまうのですが、大体どれくらいの大きさの街を想定されたのですか?

西野:どうでしょう?3~4km四方とかですかね?

選択肢が無い事が一番悲しい、だから選択肢をつくる

松葉:結構広い範囲ですよね、背景も緻密に描かれていて素晴らしいですからね。「えんとつ町のプペル」の制作というのは、既存の絵本制作の仕組みや枠組みに疑問を持たれて、それを変えてしまったということだと思うのですが、それについてはどうお考えでしょうか?

西野:僕、戦争が嫌いなんです。もちろん、人がたくさん死んでしまうのもそうだけど、何が悲しいかと言えば、戦争が始まっちゃうと選択肢がなくなるから。戦時中であればイラストレーターになりたくても出兵しろよという話になってしまうだろうし、今は戦争中なのだからそんなこと言うなよという話になっていって選択肢がなくなっていく。あと、お金がなくて貧しいのも何が貧しいかと言うと選択肢がなくなるからだと思います。本当はステーキが食べたいのに、お金がないから白飯だけみたいな。人は選択肢がなくなった時に貧しさを感じるし悲しくなる。辛くなる。だからまずは選択肢を増やそうと友人やスタッフには言っています。たとえ非難されようとも。「えんとつ町のプペル」で言うと、超分業制という絵本の作り方もありにしてしまうよ、と。そうすれば、資金調達も含め分業制で作る絵本作家さんやもっといえば絵本監督みたいな新しい職業が出てくるんじゃないかと思うし、そうなったら、僕たちがまだ見たことのないような作品が他もから生まれて楽しいよねといっています。

「えんとつ町のプペル」は本当にあの手この手の繰り返しで、売り方についても実験的です。というのも、本をつくっている側はこのタイミングで売りたいというのはある一方で、買う側にも実は買いたいタイミングがあると思います。というのも、メイキングの途中で欲しいと思う人いるだろうし、本屋さんに並んでいるのを見て欲しいと思う人もいる。評判を聞いてから欲しいという人もいるだろうし、買う側は買いたいタイミングばらばらだと思います。けど、実際は発売3ヶ月前にamazonで予約が始まって、そこから発売後1~2週間の間だけ店頭に平積みされ時間がたったら本棚に縦に置かれる。すなわち今の仕組みでは、本の販売には賞味期限があって、その期限内に結果を出さなきゃいけない。ただ、全ての本がその売り方で合っているのかというとそうではない気がします。「えんとつ町のプペル」で言えば製作に4年半かかっているけれど、製作初日にもう欲しいという人がいるかもしれないし、半年後に欲しいと言う人もいるかもしれない。この製作期間も本を売るチャンスだと思いました。ですので、クラウドファンディングのリターンとして絵本を出す、すなわちクラウドファンディングを予約販売サイトとして位置付けました。それとは別で、本当に予約販売サイトも作ってしまって製作途中にいつでも購入できるようにしたし、販売後は日本各地で「えんとつ町のプペル展」を開催し、会場でお土産としても売っています。

松葉:販売戦略もですが、そういったアイデアはいつもお一人で考えるのですか?それともどなたに相談されるのですか?

西野:毎日ではないけれど1~2日おきくらいに友達が僕の自宅に集まって飲みながら話し合います。大体僕があれやりたいこれやりたいみたいなことを言うのですが、それを友達が形にしてくれます。何十人という規模ですね。

松葉:そんな大勢の方が関わっているのですね。

西野:「えんとつ町のプペル」には本当にたくさんのスタッフが関わっています。イラストだけでなく、流通や個展、舞台もやっているので、スタッフは全部で70~80人くらいいると思います。

松葉:今までにそんな規模で絵本を制作した人はいないでしょうね。

西野:映画制作と一緒ですね。

松葉:絵本でそれやってしまうのが面白いですね。歴史の流れでいうと絵画や写真等の静止画だったものが進化して映画やアニメーションの動画になったのだと思いますが、それが1周回って静止画にもどってきた感じですね。

西野:確かにそうですね。今、アニメーションの技術は日進月歩で、その最先端はたぶんピクサーだと思いますが、そのピクサーで日々培われている3Dなどの技術の落とし所って結局アニメーションですよね。もちろん、それでもいいのですが、その技術を超古典的な、超アナログなものに落とし込むとどうなるのかと思って。だからそれを一回やってみて誰も見たことのないようなものが実現できたらなと思って。映画やアニメーションの世界で培ってきた分業制という仕組みをもう一回絵本に戻してしまおうと。もちろん、スタッフ集めて分業制でやるぞって言っても最初はみんな「は?」って感じで、僕が何を言われてもやると言って聞かなかったから。スタッフは大変ですけどね、本当に振り回されて。けどアートと絵本の垣根をなくしちゃおうみたいなことは実現できてきているかなと思っています。

新しい絵本ビジネスをつくり上げる

松葉:先日、作品が1000万円で売れたという話を聞きましたが。

西野:世界に3セットしかなくて、そのうちの2セットは僕が持っているのですが、残りの1セットが売れました。ただ、その売り上げを僕の懐に入れてしまうのではなく、全額次回品の製作費に回すというものです。ビジネスモデルを1個作ってしまおうという感じですね。

松葉:絵本だけではなく、その周りも含めた新しい絵本ビジネスモデルをつくってしまおうということですね。

西野:そう、産業そのもの作っちゃおうみたいな。

松葉:それは面白いですね。あと、今後の展開についてお聞かせいただけますでしょうか。


  • 西野亮廣

西野:次回作の製作は既にスタートさせています。ただ、発表は3~4年後くらいになってしまう予定です。近々で言うと、今開催中の「えんとつ町のプペル展」に展示している作品は全てLEDが内蔵されていて絵自体が光っています。ですので、ギャラリーの電気は全て消してしまっています。そうなってくると、そもそもギャラリーの照明は不要になってくるし、もっと言うとギャラリーそのものも必要なくなってきます。この光絵のセットさえあれば、どこかのトンネルの中とかシャッター商店街でも展示ができるし、もっと言うなら夜の鳥取砂丘でも展示ができます。個展がギャラリーから飛び出して足が生えて歩いている状態ですね。実は先週くらいから言い始めたのですが、足が生えているならいっその事個展を歩かしちゃおうと。これまで個展は行くところだったけれど 個展が来たら面白いよねと思って。絵は41枚あるから41人で絵を背負ってしまって夜の町を行進しよう。例えば初詣の明治神宮の待っている人たちの前にいきなり現れれば一気に何千人の人を楽しませることができるし。人が背負って動くので警察の許可もいらない。「何をしているんだお前ら!」って言われたら「いや絵を運んでるんです」っていえばいい笑。

松葉:それは面白いですね笑。特に警察の話はいいですね。止まっていると許可とかの話になりそうだけど、人が運んでいるだけだから文句も言えないでしょうし笑。

西野:結構近い未来に、多分数ヶ月後に実現すると思います。

松葉:ゲリラ的に?

西野:そうですね、いきなり渋谷とかに現れたら面白いですね。

松葉:またYahooニュース辺りが騒がしくなりそうですね笑。

西野:それでいいと思います。今はみんなInstagramをやっているので、写真を撮ってもらって投稿してもらえばギャラリーでやるよりもより大勢に作品を見てもらえますよね。そこまで行ったらあとは頑張らなければいけないのはスタッフなので。背負うためのヒモみたいなのも作らないといけないですし。あと、次回作は絵本のファンクラブを作ってしまおうかと思っています月額制のファンクラブを情報とか発信して、その売り上げでイベントやったりして。アイドルを育てるみたいな感じで絵本を育てるみたいな感じですね。

松葉:新しい仕組みをどんどんつくっていかれてますよね。もちろん、皆誰かつくった仕組みの上に乗っかっているのですが、それに乗っかりつづけるのではなく、そこから自分ならではの仕組みを構築していく方が面白いですよね。僕は組織や仕組みは乗っかるものではなくてつくるものだと日頃から言っているのですが、その何百歩も先を行かれている方とお話ができてとても嬉しいです。

西野:いや、僕はただの広告塔で、ただの言い出しっぺです。本当に凄いのは、それを形にする僕の友達です。

松葉:そういう環境にあるのがいいですよね。正直今日お会いするまでどんな方なのかなと思っていたのですが、お話をしていて西野さんのお人柄と意志の強さがあるから大勢の協力者が集まってくるのかなと思いました。嫌なやつの周りには絶対いい人は集まらないでしょうし。物事を変えようとしてもなかなか1人や2人では変わっていかないですよね。だから、西野さんの周りにはいろいろな役割を持っている人が集まっていることがすごく羨ましいです。

西野:ありがたいことですね。

松葉:そんな方にお会いできて本当によかったです。

協力:藤沼拓巳

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

松葉邦彦 / KUNIHIKO MATSUBA

株式会社 TYRANT 代表取締役 / 一級建築士 ( 登録番号 第 327569 号 ) 1979年東京都生まれ。東京藝術大学大学院修了後、事務所勤務を経ることなく独立。人生で初めて設計した建物が公共の文化施設(旧廣盛酒造再生計画/群馬県中之条町)という異例な経歴を持つ。また、同プロジェクトで芦原義信賞優秀賞やJCD DESIGN AWARD新人賞などを受賞。