昨日のワークショップ発表会レポートは明日にして、先延ばしになってたこちらを先にお送りする手羽です。なんせ明日で会期終了なもんで・・。
TOKYO DESIGN WEEK 2016(略してTDW)レポートの続きです。
第1弾はこちら
■【学校編】TOKYO DESIGN WEEK 2016に行ってきた1
ちなみに学校作品展の賞が11月4日に発表されました。
・学校賞 グランプリ:静岡文化芸術大学「千重波~ちえなみ~」
・学校賞 セミグランプリ:大阪芸術大学「ミキサー・マジック・オーケストラ」
・学校賞 理事長賞/株式会社コーセー賞:多摩美術大学「ユニオンズ」
・学生賞 グランプリ:島根リハビリテーション学院×島根大学「ふれる」
・学生賞 セミグランプリ:ST-17 崇城大学「記憶のtrace」
・学生賞 理事長賞・株式会社そごう・西武賞:桑沢デザイン研究所「飛び出す文字本」
・海外賞 :東明大学「魚市場」
・株式会社ウッドワン賞:島根リハビリテーション学院×島根大学「つなげる」「はぐくむ」
・清水建設株式会社賞:九州大学「parallel world」
皆さん、おめでとうございます!!
さて、今回初めてTDWへ行く方へアドバイスをしましょう。
手羽がTDWに初めて行ったのは2007年。・・「行った」というか、「知り合いがデザインしたものが神宮外苑絵画館前に展示してる」というんで、
絵画館前に行ったんですわ。でも何もない。
グランドにテント張ってなんかイベントやってるっぽいけど絵画館前側からは入れない。当時はスマホじゃなかったから現地でそれ以上情報を調べるすべがなく、仕方なくそのままトボトボ帰って、家で調べたらそれが東京デザイナーズウイークだった・・という過去があります。
はい。「行ったけど入場しなかった」のが2007年(笑)
手羽は強く言いたい。9年前の手羽に教えてあげたい。
「会場:明治神宮外苑 絵画館前」と表記されてるけど、絵画館前からは入れないよーー!
反対側の銀杏並木の方からしか入れないの。ま、グルっと回ればいいだけなんだけどね。
さて、今日も写真が多いので、こっからはサクサクいきますよ。
あ、TDWは前期・後期で作品・出展ブースが変わるんですが、撮影したのは前期会期の10月27日なので、もしかしたら今はないものもあるかもしれませんのでご了承ください。
手羽がこっそり楽しみにしてたのが、この月面探査ローバーの操縦体験。宇宙大好き少年なんです。
この写真見ると、広大な疑似砂漠を走らせる感じがしますよね。きっとTDWのことだから、このためにグランドにバギーコースみたいなのを作ったんだろうなあ。砂煙を立てながら走るローバー。かっちょええーー。
で、勝手に脳内イメージを膨らませて実物を見たら、
イメージと現実の差にショック。「ああ、こういうことか・・・ま、そうだよね・・」と。
勝手に妄想しちゃった手羽が悪いんだけど、まさか公園の砂場状態だとは思ってなくて・・しかも背景に書かれた月の絵もなんか寂しい・・これが室内だったらよかったけど、屋外だとどうしてもサイズ感が・・。
若手アーティストによるブース展示「TDW ART FAIR2016」。
タグボート主催「ウルトラマン・インスパイア展」もやってます。
TDWがいくつかの特設テントが張られてるんですが、やはり一番大きいメインテントが見どころ満載で。
企業による大型ブースがあるのもここです。
クラレファスニング株式会社さんのマジックテープ®の展示。
「マジックテープ」はクラレさんがもってる商標なので、普段は「ベルクロ」と呼ぶしかないのだけど、まぎれもなくこれはマジックテープ®(笑)
ぶら下がってるのは新開発のオスメスがないマジックテープ®で、「これ、ワークショップに使えそうだなあ」という目線でつい見てしまう手羽。
マジックテープ®アイデアコンテストの作品募集中なのでぜひ。
毎回面白いのが建築模型展。
ここは絶対にチェックしときましょ。
若手クリエイターさんの展示もありました。
トップクリエイターによる写楽インスパイア展
空デ・津村耕佑先生の「写楽が描いた役者が石膏像として美術の教材だったら!?」。
ちなみに津村先生は
Creative Life展後期出品のUXENT株式会社は「moovin」ブースの間コンセプト/コスチュームデザインを担当しています。
クリエイティブによる地方創生展。
展示品はすごくいいんだけど、
たまたまだとは思いますが、このブースだけ全然人がいない・・。
本当はみんな地方創生にあんまり興味ないんじゃないかと。
だって、ほぼ同時刻にやってた「村田製作所チアリーディング部」のパフォーマンスには人だかりができてたし。
メインテント入口正面には、若手クリエイターの作品が展示されてる100人展・マッチアップ展・デビュー展がまとまってます。
あらかた中は見たので、また屋外へ。
到着してからずっと気になってたこのブースへ。
NTTと松竹が開発したAR重畳表示『変身歌舞伎』。
まず、好きな隈取りが入ったお面を選びます。
で、お面を顔の前に持ったままモニターに立つと、数秒で「お面を取ってください」と指示がでます。
すると顔が隈取りされた状態に!!
頭を動かしてもちゃんとくっついてるし、口を開ければちゃんと口も開きます。
今の技術はすごいなあ。
ま、歌舞伎フェイスパックを買えばあっという間に同じことできちゃうけども。
よっ!中村屋!!
これだけではなく、次のスペースに移動すると、そこには
プロジェクションマッピングされてる。
よっ!中村屋!!
たぶんこれ、祝日はすごい行列になってるんじゃないかしら。2016年5月にラスベガスで行われた変身歌舞伎でも行列ができたそうだし。
というか今日が一番人が多そうな気もするけど、TDWはすごく勢いを感じる展覧会なので、行ったことがない方は一度行ってみるといいですよ。
ABLE & PARTNERS
TOKYO DESIGN WEEK 2016
●会場:明治神宮外苑 絵画館前
●会期
前期:2016年10月26日 〜 10月31日
後期:2016年11月2日 〜 11月7日 ※11月1日は終日閉場
●開場時間:11:00〜21:00 ※最終日は20:00まで
●入場チケット:2,500円(一般当日券)
【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。