2023年度多摩美術大学卒業制作展・大学院修了制作展Aに行ってきた #多摩美 #卒業制作展 #卒制展

2025年1月16日(火)

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1月15日(月)、手羽は土曜日の代休を取って、まだ雪が少し残る、この場所にいました。

多摩美術大学です。また来ちゃった(笑)

もちろんこれを見るためです。
多摩美術大学 美術学部卒業制作展・大学院修了制作展A

●会期:1月12日(金)〜15日(月)
●時間:10:00-18:00
●会場:多摩美術大学八王子キャンパス


気を付けないのといけないのは、タマビさんは数年前から1月と3月に学科を分けて卒展をやるようになり、この1月の卒展Aは、日本画・油画・版画・彫刻・工芸・テキスタイルデザイン・環境デザイン・メディア芸術・情報デザインの卒展。

卒展Aはムサビ卒展と会期が丸カブリなもんで、ムサビでオープンキャンパスをやるようになったから最近は行けなくなっちゃったんですよ。上野毛卒展や卒展Bはちょいちょい行ってるけど、卒展Aに来るのは久しぶり。

 
気合入り過ぎて、9時55分に着いちゃった。
早速中に入りましょ。

学生名や展示教室が書かれたパンフレットはなく、入口で配ってるのはマップだけで、各会場で学生名が書かれたリストを受け取ります。
タマビは1つの学科が1つの建物でほぼ完結してるから、これでも大丈夫なんですよね。学科が混在し、作品があちこち点在してるムサビ卒展じゃ絶対無理。

まずは絵画北棟から。日本画と版画が展示してます。

版画は好きな作品が多かった。

版画は卒業制作だけじゃなく、在学生の作品も展示。

ちなみに「ムサビが版画専攻をグラフィックアーツってわけわからない名前に変えた」と言われるんですが、タマビの版画も英語名を去年から「Graphic Arts」に変えてるし、

「グラフィックアーツ」という授業があったりします。
町田市立国際版画美術館も英語名は「Machida City Museum of Graphic Arts」だったり、版画業界の流れなんですね。

そのまま絵画東棟へ。
油画の展示会場。


  • 手羽の好きな階段


  • 作品撮影してた


  • 床も教室風に施工してます

油画といえば、

東門駐輪場側の広場に設置されてる作品も油画でした。

どんどん行きますよ。

アートテーク。
こちらでは選抜展をやってます。


  • 卒展と同じ会期でどうやって作品を選抜してるのが不思議で。「このスペースは●●学科だからここに入る作品」みたいな感じなのかな


デザイン棟へ向かいます。

左側の建物がデザイン棟。
大学案内とかで使われてるこの写真はどこから撮ってるかずっとわからなかったんだけど、ようやくその場所を発見しました(笑)

デザイン棟はグラフィックデザイン、プロダクトデザイン、環境デザイン学科の建物ですが、卒展Aは環境デザイン学科しかやってないから、展示は1階だけなんですね。
 
それに気が付かず5階に上がってしまったら、

どう見ても授業をバリバリにやってる感じで。
学生さんに聞くと低学年は卒展中も後期授業が続いていて、

グループワークで屋外に作品を設置する授業だそう。
ちなみに

デザイン棟の増築工事は2024年7月中旬に完了します。
 

テキスタイル棟へ。

 
続いて工芸棟群。


  • 広場のこの作品も工芸学科

 
彫刻棟へ。


  • この巨大ニンジンはバズってましたね


  • ちゃんとサインを作ってあるのがすごい。これはムサビ彫刻も真似しないと


  • 一寸法師ならぬ実寸法師。実際に湖で漕いでる映像も

タマビ彫刻は物体の強さをすごく感じるんですよね。
この作品とか大好き。

彫刻は作品の保管場所が切実な問題でして、大きな庭があって大切にしてくれる方はぜひ。
手羽は卒展終わったら全部廃棄しました・・。
 
 
そして情報デザイン棟へ。

情報デザイン学科のメディア芸術コース・情報デザインコースが展示しています。

 
情報デザインはメディアセンターでも展示してます。

ちなみに

これも作品かと思ったらただ捨ててるだけだった。

あとは図書館でも環境デザイン学科が展示してて、だいたいこれで全部見終わったかな。
タマビさんぐらいのボリュームが半日で見るにはちょうどいいですね・・。

ムサビとタマビでも卒業制作展の考え方が違っていて、ムサビはキャンパス全体を作りこんだ学内展がメインなので、学科ごとの学外展は五美大展以外だと日本画、視デ、工デぐらいしかやっていません。でもタマビは各学科の学外展がメインだから、学外展の方が学生さんも気合が入ってる感じがします。タマビ受験を考えてる方は各学科の学外展を見ておいた方がいいですよ。
  
 
時計をみるともうすぐ12時。
混みだす前に急いで学食へ。


  • ランチA500円。

よく見るとトレイにはキャリアセンターからのお知らせが。
紙を置いてるだけかと思ったら貼ってあって、あとで聞いた話だとキャリアスタッフが全部貼り付けたそうです。


んで、

武蔵野美術大学へ。
予定にはなかったのだけど、ちょっと野暮用が入ってしまったので。

用事を終わらせたら5時。
ムサビ卒展もこの日は最終日で、外にでると

既に撤収作業が始まってました。

手羽が卒展で一番好きなのが、この片付けの空気感だったりします。
皆さん、お疲れ様でした!!
 
・・・あ、まだ終わってなかった。
クリエイティブイノベーション学科の卒展が2週間後にあるんですっ!!
2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[市ヶ谷キャンパス]

●会期:2024年1⽉26⽇(⾦)-28⽇(⽇)
●時間:10:00-20:00
●会場:市ヶ⾕キャンパス
●出展者:造形構想学部クリエイティブイノベーション学科、大学院造形構想研究科クリエイティブリーダーシップコース
●⼊場無料・事前予約不要

*駐車場はありません
https://cicl2023.studio.site/
https://twitter.com/cicl_sotsuten
https://www.instagram.com/mau_cicl/

2回目(2期生)の市ヶ谷卒展。
CI学科は社会とのつながりを大事にしてるので、市ヶ谷卒展は社会人・企業の方が参加しやすいよう夜の8時まで開催しています。
 

普段はICカードがないと入れない建物なので、1,2階以外はフラっと見学できないんです。
このチャンスを使って受験生以外の方もぜひお越しください。ムサビ鷹の台学生も見てね。
 
なお、1月28日(日)午前は新宿シティハーフマラソンが開催されるので、市ヶ谷キャンパス前の外堀通りの横断ができなくなります。
普段だと市ヶ谷駅から徒歩3分で着いちゃうけど、かなり遠回りしていくことになるから、「この時間帯しか空いてない」って人以外は28日午前の来場はあまりおすすめしません。


以上、

俺を信じろ!の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。