生活デザイン・舞台芸術・音楽・美術・文学の５部門で募集

世田谷区及び公益財団法人せたがや文化財団が、若手アーティストの多彩な文化・芸術活動の支援を目的に芸術賞「世田谷区芸術アワード“飛翔”」を実施する。6回目を迎える今回より内容をリニューアルし、全部門において各界で活躍中のアーティスト・作家・専門家による部門審査が行われる。
募集する５つの部門は、世田谷の芸術分野の特性を生かした、〈生活デザイン〉〈舞台芸術〉〈音楽〉〈美術〉〈文学〉。世田谷文化生活情報センター、世田谷パブリックシアター、せたがや文化財団 音楽事業部、世田谷美術館、世田谷文学館と、世田谷区の文化施設それぞれが運営を行う。
　

　
生活デザイン部門、審査員には金森香氏と髙田唯氏

そのうち〈生活デザイン〉部門では、独自の視点で「生活」をとらえなおし、作品に出合う人たちが日常の中に愉しさや希望を見出したり、未来の暮らし方を考えるきっかけとなるような展覧会企画を募集する。「生活」をテーマにしたオリジナル作品であれば、立体、平面、ファッション、映像、ミクストメディアなど、その作品形式は問わない。
　

　
審査員には、プロデューサーでイベントプランナーの金森 香さんと、グラフィックデザイナー、アートディレクターで株式会社Allright取締役である髙田 唯さん、領域を超えて活躍するおふたりの名前が並ぶ。
受賞者には賞金50万円が贈呈されるほか、翌2020年度に、三軒茶屋のキャロットタワーにある施設「生活工房」で作品発表を行う機会が与えられるという。「生活工房」は、本件にかかわらず、暮らし×デザインの交流拠点として、モノだけでなくコトに注目し、展覧会・セミナー・ワークショップ・地域と市民活動を主に「観て、触れて、感じて、考える」体験型プログラムを行う施設だ。

なお、世田谷区主催のイベントではあるが、世田谷区に在住・在学・在勤でなくとも、15歳～35歳なら誰でも応募可能。学生でも挑戦できるこの機会を逃さず、ぜひチャレンジしてみてほしい。



▼生活デザイン部門・募集要項
対象分野：「生活」をテーマにしたオリジナル作品の展覧会企画（立体、平面、ファッション、映像、ミクストメディア等形式不問）

審査員（生活デザイン部門）：
・金森　香（プロデューサー、イベントプランナー）
セントラル セント マーチンズ カレッジ オブ アート アンド
デザインの批評芸術学科を卒業後、チンドン屋をへて、出版社リトルモアに勤務。2001年にデザイナーの武内昭らと「シアタープロダクツ」を設立。広報ほかコミュニケーション企画やマネジメント業務を担当。2010年にはNPO法人「ドリフターズ・インターナショナル」を設立。スクール事業や地域活性企画などに携わる。

・髙田　唯（グラフィックデザイナー、アートディレクター、株式会社Allright取締役）
1980年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。2006年デザイン事務所「Allright
Graphics」設立。2007年活版印刷工房「Allright Printing」設立。2017年音楽レーベル「AllrightMusic」設立。JAGDA新人賞、日本パッケージデザイン大賞金賞、桑沢賞等受賞。東京造形大学准教授。

募集期間：2019年5月25日（土）～2019年9月6日（金）消印有効

　
賞：（芸術アワード“ 飛翔”　 1 名または1グループ）
賞金：50万円
選考結果：2019年12月下旬、応募者全員へ通知
応募方法： 本アワードのページから必要書類をダウンロードし郵送
詳細： https://www.setagaya-ldc.net/program/454/