現代アートの教育プログラムMADが企画!現代アート好きのための交流イベント「ミングリアス」開催

今回紹介するのはアートに関心がある人々が集まって交流を楽しめる入場無料のイベント。美大の外でアートを学べる現代アートの教育プログラム「MAD」が、11月20日にオープンカレッジを開催する。イベントでは、都内の大学生4名と佐賀大学芸術地域デザイン学部より准教授/キュレーターの花田伸一氏とゼミ生2名を迎え、現代アートと私たちの関係性、その未来について考える。

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MADって?

MAD(マッド)は、NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ[AIT/エイト]が2001年に開講した現代アートの教育プログラム。「Making Art Different =アートを変えよう、違った角度で見てみよう」の意味が込められている。

「一見難解に見えたり、馴染みにくいイメージのある現代アート。その作品の背景にあるアーティストの考えや社会との関係を知る機会を提供する」、こうした学びを提供することで現代アートの魅力をより知ってもらおうというのがMADの取り組みだ。MADのプログラムでは、アート界の仕組みだけでなく、見過ごされた歴史や、音楽・映像、神秘主義などの領域横断的な分野、また、美術史の中で光が当たらなかったアーティストやキュレーターの興味深い活動や表現も丁寧に取り上げる。受講者はそうして身につけたさまざまな視点から世界や社会を眺め、話し合う。受講者自らが一緒に考えることで、全く予想もしなかったひらめきが見つかったり、隠れていたアートの豊かさを発見できる機会となっている。
 

アートに関心がある人々で集まって交流を楽しもう

来たる2018年11月20日(火)、MADオープンカレッジ第二部として、19:00より代官山のAITルームにて、ラウンジ&ミュージックイベント「ミングリアス」が開催される。「ミングリアス」というタイトルは、【mingle(混ざり合う)+us(私たち)】という造語で、MADの受講生や修了生、アートに関心がある人々が気軽に集まり交流を楽しめるようにと付けられた。(第一部では、レジデンスプログラムを創作活動のツールとして活用する意義について、講師を招いたレクチャー「ツールとしてのアーティスト・イン・レジデンスプログラム」を14:00から17:00まで開講。要予約)
 

 
イベントではオープンディスカッションを実施。同時代性を色濃く反映し、一様に説明しがたい現代アートが私たちの生き方にどのような接続点を持つのか、現代アートの魅力や価値をいま、そして未来にどう伝えることができるのかという問いを発端に、来場する参加者も一緒に、次世代のオーディエンスと現代アートの関係について話し合う。

当日は、全国どこからでもこのディスカッションに参加できるよう、AITのFacebookページからライブ動画の配信を行う予定だ。当日、代官山まで足を運べない方はぜひ、Facebookページから参加してみてはどうだろうか。

入退場自由で、だれでも気軽に参加できる機会。
本来は学びの場であるMADだが、今回の「ミングリアス」ではぜひ気軽に、アートに関心がある人とのディスカッションや交流を楽しんでほしい。



▼開催概要
日時:2018年11月20日(火)19:00〜22:00 
*19:30〜 オープンディスカッション
会場:代官山AITルーム(東京都渋谷区猿楽町30-8 ツインビル代官山 B-403)
主催:NPO法人アーツイニシアティヴ トウキョウ [AIT/エイト]
協力:佐賀大学芸術地域デザイン学部
特別協力:東京農業大学生活協同組合、公益財団法人佐賀県地域産業支援センター、下田ゆき
メディア・パートナー:PARTNER
ウェブサイト:http://mad.a-i-t.net/program-2/minglius/

19:00〜 オープン / DJタイム
19:30〜 オープンディスカッション「エイト de しゃべり場」-現代アートとどう向き合う?-
21:00〜 DJタイム
22:00〜 クローズ


(編集:上野なつみ)
トップ写真:佐賀県有田町 撮影 Kenta Hasegawa(左) / 過去のミングリアスの様子(右)

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