事前に一部の高校や企業、在学生に調査をかけたので既にご存知の方もいらっしゃっるのですが、昨日1月25日に大学として公式リリースが出ました。
以下引用します。

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■新学部・学科等の開設について

武蔵野美術大学は、2019年4月の開設に向けて、造形構想学部及び大学院造形構想研究科の設置構想を進めています。造形構想学部には新たにクリエイティブイノベーション学科を設置し、造形学部から映像学科が移設されます。また、造形構想研究科には造形構想専攻を設置し、クリエイティブリーダーシップコースと造形研究科から移設される映像・写真コースを置く予定となっています。

あわせて、同じく2019年4月より、東京23区内に都心キャンパスを開設する準備も進めています。主として新設するクリエイティブイノベーション学科の3、4年生と、大学院クリエイティブリーダーシップコースの学生が、このキャンパスで学ぶ計画となっています。
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ポイントを整理すると８点。
あ、現段階ではどうしても「予定」「構想中」「届出中」とついちゃうのはご了承ください。
（１）現在、ムサビは造形学部の１学部だけですが2019年度から2学部に増えます。新学部の名称は「造形構想学部」（届出中）。
（２）新学部に「クリエイティブイノベーション学科」という新たな学科をつくります（届出中）。
（３）既存の映像学科を2019年4月に新学部へ移動します（予定）。ただし在籍してる映像学科の学生さんは卒業するまで造形学部のままです。
（４）つまり新学部はクリエイティブイノベーション学科と映像学科の２つで構成されます（予定）。
（５）造形学部のその他の学科はそのままです。
（６）同時に大学院「造形構想研究科」を設置し、「クリティブリーダーシップコース」と造形研究科から移設される「映像・写真コース」もスタートさせます（届出中）。
（７）同時に23区内に都心キャンパスをスタートさせ、クリエイティブイノベーション学科3，4年生と大学院は都心キャンパスで授業を行います（予定）。
（８）新学科1，2年と映像学科全学年は鷹の台キャンパスです（予定）。



2019年にムサビは90周年を迎えます。
美大の学びの本質、「今」ではなく「次の10年、100周年の2029年頃は社会はどうなっているのか？」のバックキャスティング、「これからの美大はどうあるべきか？」「ムサビは何を社会に発信すべきか？」のフォアキャスティングで考え、長澤学長のリーダーシップのもと、新学部・新学科・新大学院・新都心キャンパス構想にたどりつきました。
完全に新たな学部を作るのはムサビ史上初めてのことです。

「都心キャンパスはどこ？」「今話題になってる23区規制にひっかからないの？」「教員は？」「カリキュラムは？」等一番気になる部分は今後徐々に公開されていきますのでしばらくお待ちください。あ、この３年ぐらいの手羽の記事を読み返すと点と点がつながるかも（笑）


「クリエイティブイノベーション？なんかFラン臭がする」「大きなことを言ってそうで何もいってない感」と学生さんがつぶやいてるのを見てると、手羽は20年前のことを思い出すんですよ。
約20年前、「デザイン情報学科と芸術文化学科を新設する」と学内で決まった時に「デザイン情報？タマビの情報デザインじゃなくて？へ？デザインの情報って何よ？意味わからん。言葉として収まり悪くない？てか略称は？デザジョーとか言ったりするわけ？するってーと芸術文化学科はゲーブン？カッコ悪っ。ぷぷぷ」と感じたのを今でもはっきりと覚えてます。
でも今は全く違和感なく「デ情」「ゲイブン」と言ってるし、学びを表す言葉は「デザイン情報学」でしかないし、愛着すらある。

あ、学生時代に「これからは『MAU』（マウ）を使いましょう」「これがマウランチです」と言われた時も「ムサビでいいじゃん。誰がMAUなんて使うのよ（笑）『E電』ぐらい流行らないよ（知らない人はお父さんに聞こう）。マウランチ？ダサっ」と思ったけど、今となってはMAUパーカー着て喜んだり、「メリークリスMAU!」と教職員・学生全員が言うようになりました（なってない）
「これからは平成です」と聞いて「なんか間が抜けた感じするなあ。昭和の方がいいじゃん」と思ったのと同じ感覚かもしれません。今まで存在しなかった学問分野を作ったんだから違和感があるのは当然のこと。


徐々に慣れてもらえれば。