2023年度武蔵野美術大学卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]に行ってきた【デザイン系中心に】 #卒業修了制作展 #ムサビ卒展

2024年1月14日(日)

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ムサビの鷹の台卒展始まってます!
 
2023年度 武蔵野美術大学 卒業・修了制作展[鷹の台キャンパス]

●会期:2024年1⽉12⽇(⾦)-15⽇(⽉)
●時間:9:00-17:00(⼊場は16:00まで)
●会場:鷹の台キャンパス
●出展者:造形学部全学科・造形構想学部映像学科、大学院造形研究科全コース・造形構想研究科映像・写真コース
●⼊場無料・事前予約不要

クリエイティブイノベーション学科卒展は1/26(金)から市ヶ谷キャンパスで開催 
*駐車場はありませんのでお車でのご来校はお控えいただき、公共交通機関をご利用ください。
車で来校し近隣のコインパーキングで順番待ちをすることや、送迎等による近隣道路への駐停車は、交通の妨げになり、近隣住民の迷惑にもなります。

今年から事前予約が不要になったので、入口で卒展全体パンフと注意書きを受け取ったらスルっと入構できます。
 
「キャンパス全体が美術館状態なので、1日じゃ見きれない」と書いてきましたが、短い時間で見て回る裏技がいくつかありまして。

土曜日あたりから研究室によっては作品キャプションのすぐ横に

「優秀賞」「研究室賞」と書かれたものが貼ってあるので、それをチェックしていけば、その学科の高評価のものだけ見ることができる、と。
ただ、優秀賞は後日美術館で優秀作品展、視デは選抜展でまた見れるチャンスがあるから、本当は卒展ではそれ以外のものを見るべきだけど、あくまでも時間がない方への裏技。
 

そして、ムサビは正門から向かって左側にファインアート系、右側にデザイン系の教室がまとまっているので、どちらかを優先して歩けば短い時間で自分の趣味にあった作品に出会える可能性が高くなります。
ま、これも「通常の教室が」なので、ファインアート系エリアにデザイン系の作品が展示されてたりするから、これも時間がない方への裏技のひとつぐらいに思ってもらえれば。


土曜日の手羽はずっと個別相談コーナーに座ってたから、またしてもほとんど学内を見る時間がなく、隙間時間を使ってダーーとデザイン系エリア(右側)を見てきました。
というわけで今日はデザイン系を中心に紹介します!!


まず7号館。

今年度から基礎デザイン学科の建物となったので、基礎デ初の7号館卒展となりました。


  • 三澤ゼミの展示


  • 原ゼミ

いつものごとく展示は教室だけじゃなく、ベランダにもあり、これは空デかな?

7号館前の中央広場植え込みにも作品があり、こちらは建築学科。
  
7号館自体にはエレベータはありませんが、

7号館と8号館の間にエレベータ棟ができたので、上層フロアまで楽にいけるようになりました。
こちらはエレベータ横にある屋外作業場。

ブリッジを使って、そのまま8号館へ。

3階は建築学科のメインフロア。
 
2階は視デと空デが使ってます。


  • 空デ

こちらの視デの作品は泥団子がテーマになってて、泥団子作りができるワークショップもやってます。お子さんと一緒にどうぞ。
 
8号館は離れの教室もありまして、

8号館201は見逃してしまう方が多いけど、視デが展示してるから是非チェックしてください。


続いて9号館へ。

1階ゼロスペースはいろんな学科が展示してます。

地下1階には合同展示室も。
  
9号館は基本的に3,4階がデザイン情報学科。

 
5,6階が芸術文化学科となってます。

6階の個人研スペースはギャラリーになったんですね。初めて入った。
芸文はOGトークやギャラリーツアーやってますよ。
  
そのまま10号館へ。

10号館もエレベータがないのですが、9号館と10号館各フロアはブリッジでつながってるから9号館エレベータを使って10号館へ行くことができます。
手羽は9号館6階までエレベータで上がり、6階→5階→4階と階段を使いながら見て、ブリッジで10号館へ行き4階→3階と見たら、またブリッジで9号館に戻り3階→2階、そして10号館2階と逆死亡遊戯的な感じでやってます。これも裏技のひとつ。

今年から10号館3,4階が視デフロアとなりました。


  • 4階。


  • 視デ4年生全員をキャラクターぬいぐるみにした作品

 
んで10号館2階、それと1階の半分が空間演出デザイン学科のメインフロア。


  • 空デは名前のとおり空間全体を演出する作品が多いです。

空デは学内のあちこちに展示してるんで、空デ作品に出会うチャンスは多いんじゃないかしら。


  • 10号館前芝生でも展示してるし、

美術館前でのパフォーマンスも空デの作品で、トイレがモチーフになってて、こういう紙がもらえます。「いいケツしてんじゃん」と言いそうになったけどセクハラになるのでやめた。
 
ムサビで一番高い建物でガラス張りの12号館は

映像学科がメインで使ってます。
1階には撮影用の大きなスタジオがあって、そこにも作品があるから入ってみてください。


道路を横断し、北キャンパスへ行きましょ。

まずは14号館。工芸工業デザイン学科の建物。

写真じゃわかりにくいなあ。。2階をよーく見ると人がいるのわかります?
ここにも作品が並んでるので見てね。

1階屋外に陶磁の作品があったりしますが、メインの展示場所は3,4階です。


  • 金工


  • ガラス


  • 陶磁


  • インダストリアルデザイン

インダストリアルデザイン(工業デザイン)はモックアップの精度が高いからついアウトプットだけに目がいってしまいますが、コンセプトを見るとサービスデザインやソーシャルデザイン、UI/UX等をテーマにしたものがほとんどなんですね。

ところでどなたか教えて欲しいんですが、

14号館と15号館の間の芝生のあちこちに

ガラスか陶器でできたキノコが置かれてるんだけど、これも卒業制作なのかしら。
いい感じに置かれてるんですよ(笑)
 
もうちょっと歩きますよ。

グランド横を100m歩き、北キャンパスの一番北にあるのがグッドデザイン賞を受賞した16号館です。

ここでは工デのインテリアデザイン、映像学科が展示してます。
1階はインテリアデザイン。
 
16号館はムサビの中で一番新しい建物で、奥まった場所にあるから、卒展ではまだ見逃されがちではあります。
午後の個別相談でインテリアに興味があるという高校2年生がいて、「16号館見た?」と聞くと「え?」と。「相談なんかいいからすぐに行って!!」と追い返しました(笑)
「手羽さんのおすすめの展示はどこですか?」と聞かれたら、迷いなく16号館のインテリア展示を真っ先に挙げます。

もっというと特にムサビ生に見てほしいんですよね。このショップのようなレベルの展示をしてる学生さん達がいるってのを知ってほしくて。

隙間時間だとこれくらいが限界。
今日卒展へ行く人の参考になれば。
 

今日14日(日)は、ミニオープンキャンパスin卒展の一環で、手羽は10時から全体ガイダンスをやってます。
職員による説明会


  • 超内股の写真はあまり使いたくないけど、これしかなくて・・上司をかっこよく撮ってあげようと気持ちが欲しい。

●日時:1月14日(日)10:00-/12:00-/14:00-
●会場:9号館 2F 205室
*所要時間:30分程度(内容はどの回も同じです)
*予約不要
ムサビ卒職員が「美大ってどんなところ?」「学科の選び方」「ムサビの特徴」をテーマにガイダンスを行います。大学全体のことを知りたい、高校1~2年生の方におすすめです!


今日は「美大・ムサビの6つの誤解を全否定します!」というタイトルで話させてもらいます。


全体ガイダンスが終わった後はそのまま個別相談コーナーに入るから、今日はより時間がなく。
今年はファインアート系を見に行けるかなあ・・・ほんとはダメなんだけど「五美大展があるからいいか」とつい後回しにしがちで・・ファインアート系でオススメ作品があったらそこだけチェックするので教えてください・・。


以上、

これも卒業制作かと思った手羽がお送りいたしました。
この重なり具合とか色味とかロッカーの扉の開き具合とか金具の具合とか絶妙なんすよね。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。