【リリーとリリーフランキー】大分県立芸術緑丘高校に行ってきた

2022年9月9日(金)

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9月8日(金)、手羽は朝1で

おんせん県の大分に到着。

リンクロウが大分の某私立大学に通ってるのでちょこちょこ大分県には来てて、前回はちょうど2年前。
【猿とタワーと磨崖仏】大分へ行ってきた2020
ちなみにリンクロウくんは愛媛へ長期インターンシップに行ってて会えず。


空港でレンタカーをして、

向かったのは大分駅から歩いて約20分の場所にある・・

大分県立芸術緑丘高校!

「ん?!」と思った方、はい、私も訪問するのが決まった時に「あれ、名前ってこうだっけ?」となりました(笑)
2005年までは「大分県立芸術文化短期大学附属緑丘高等学校」だったんですが、今は「大分県立芸術緑丘高校」に変わっているんですね。といっても校名板を見てわかる通り、変わらず大分県立芸術文化短期大学さんのキャンパス内にあります。

少しだけキャンパスを散策してみましょ。

大分県立芸術文化短期大学さんは美術学科と音楽学科を有する日本唯一の公立短大です。
有名な卒業生だと、最近だと見取り図のリリーさんかな。
個人的には「大分県立芸術短期大学」「大分芸短」の方がなじみがありますが、1992年には既に名称変更されています。あ、4年制大学になるような話があった気がするけど、その後どうなったんだろ?


  • 工房棟

2019年竣工の附属図書館。

こちらは同じく2019年竣工の音楽ホール棟。中にはコンビニもありました。
もちろん、この2つの建物は2019年グッドデザイン賞を受賞しています。

では芸術緑丘高校へ。
先生に校内を案内してもらいました。

芸術緑丘高校は美術科と音楽科のみの公立高校で、このパターンは日本国内ではこちらの芸術緑丘高校と都立総合芸術高等学校の2校だけ。
美術科は1学年30名で、著名な卒業生はなんといってもムサビOBでもあるリリー・フランキーさんでしょ!!
ちなみに見取り図のリリーさんは「風貌がリリー・フランキーに似てたから『リリー』とついた」と言われてますが、本当は仲間に出身校を説明する時「付属高校の有名な卒業生にリリーフランキーがいる」と説明して「なんじゃそれは(笑)」と盛り上がったからじゃないかと勝手に推測してます。
あだ名ってそんな感じで決まることが多いんで(笑)


  • 1年生が油絵を描いてるところでした


  • 日本画専攻のアトリエ。障子に畳敷き


  • 彫刻専攻の工房

てなことをやっていたらそろそろ時間に。

今回、芸術緑丘高校さんで1,2年生+保護者対象のムサビ説明会を開かせていただくことになったんです。

でも80人ぐらいが入れる場所が家庭科室しか空いてなく、

こういう感じでやってきました。手羽はスライドが出せる場所であればどこでも全然大丈夫です!

誰にも言ってない話なんですが、実は芸術緑丘高校の名前は、中学3年の頃から知ってました。
中3の頃から「将来は美大に行きたいなあ」とモヤモヤと思っていて、模試で進路希望先に福岡の美術科がある高校以外に芸術緑丘高校にもチェックを入れたら、親から「この公立高校が大分にあるの知ってるの!」とめっちゃ怒られたんですよ。でもすごく強く美大に行きたいという気持ちでもなく、次の模試からはいつも緑丘高校の名前が気になりつつも、チェックを入れることはありませんでした。
なので未だに「大分県の緑丘高校」と聞くと、あの頃の自分では何も解決できないモヤモヤっとした気持ちを思い出すんです・・。

事前に先生から「『大分もいいけど、若いうちに東京へ一度出た方がいい』と話して欲しい」とリクエストをいただいてました。
これは非常にありがたいことで、地方の高校や予備校に行くと時々「東京の美大の指導はできないし、東京に行きたいと子供が言い出すと親も教員も困るので『東京はいいぞ』という話はしないで欲しい」と言われることもあるんです。ムサビを呼んどいて、ですよ。嘘のようですが実話です。
なので今回はこの1年使ってきたスライドを全面的に作り直して、「なぜ東京なのか?」というデータを入れたものにしました。

そのせいもあるのか、ここ最近の説明会は滑り倒してたんだけど(涙)、非常に皆さん熱心に聞いてくれて、この1年では一番反応が良かった会となりましたね。

その後は実技参考作品をじっくり見てもらったり、個別に相談を受けたり、あっという間の時間でした。
皆さん、どうもありがとうございました。またぜひ呼んでください!!
どういう話をしたか気になる高校の先生は・・・私を呼んでください(笑)


んで、

この日は別府駅前のホテルに宿泊。

8日は1校だけだったけど、9日(金)は熊本に移動して高校を2つ、10日(土)は午前に高校説明会、午後に九州美術ゼミナールさんで視デの古堅先生とムサビ説明会をやります。
二日続けてダブルヘッダーは初めて。のどが心配だなあ・・。
あ、九ゼミさんの説明会は外部の方もOKなので、気になる方はぜひ申込んでね。


以上、このタイミングで別府に来たんだから夕方は

もちろん当然ここにも行ってるけど、それは別の日にレポート書きます、の手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹とみうらじゅんと羽海野チカとハイキュー!と合体変形ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し奮闘中。