【多摩「逆」美術大学 「反転」学科】未来の学校祭とshide CONTACT 2020に行ってきた

2020年2月23日(日)

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2月22日(土)、久しぶりに六本木のミッドタウンへ。
【視デの理念】ムサビ企画展「ヴィジュアル・コミュニケーション・デザイン・スタディ」は行くしかない
この時以来だから、2020年初だ。六本木の皆さん、あけましておめでとうございます。


目的はミッドタウンでやってる「未来の学校祭」

今年のテーマは「脱皮」


  • ミッドタウン全体に展示されてます。エスカレータも要チェック!

未来の学校祭とは、東京ミッドタウンとアルスエレクトロニカが未来の社会を様々なクリエイターや企業、大学が来場者とともに考える新しいお祭りで、今回で2回目となります。
あ、アルスエレクトロニカとは、オーストリアのリンツ市を拠点に40年にわたって「先端テクノロジーがもたらす新しい創造性と社会の未来像」を提案し続けている世界的なクリエイティブ機関です。


おっと、ミッドタウンといえば、芝生広場は恒例の

スケートリンクになってますよ。


んで、今年の未来の学校祭は「大学」に注目し、デザインハブで「脱皮 CampusExhibition」を開催しています。
AI人材育成、義務教育でのプログラミング授業化など社会状況の中で、大学は今どのような先端テクノロジー×クリエイティブ教育をしているのか、国内外のクリエイティブな5大学の大学、教員、学生それぞれの取り組みを紹介し、これからの教育を考えよう、と。

出展してるのが、慶應義塾大学SFC田中浩也研究室+武田圭史研究室、多摩美術大学情報デザイン学科 メディア芸術コース、筑波大学工学・芸術連携リサーチユニット、リンツ芸術デザイン大学ファッション&テクノロジー、そして武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科研究室(古堅真彦、後藤映則)で22日に公開講評会をするっていうんだから、手羽が行かないはずがない。
ちなみに古堅先生はアルスに関係していて、後藤先生は去年の「未来の学校祭」に出展者として参加してます。今年の視デはミッドタウンづいてますな。

ちょうど着いたらムサビ視デの講評をしてるところで、「作品の良さはわかったけど、この作品の社会的価値を教えてくれ」と外国の方に学生さんが聞かれてたのが印象的でした。
「自分はここに興味があって突き詰めたい!」と強い想いで作品を作るのはすごくいいことだけど、それは基礎研究のきっかけ部分であり、教育研究機関である大学では「この研究によってこう社会が変えられます」とデザイナーがプレゼンできないといけないし、それを周りの人は一番知りたいと思っている。
美大では「面白いから作った。意味はない」が許される大学であり、個人的にはそれは全然悪いこととは思ってないけど、社会的価値があれば投資してくれる人も出てくるわけで。


  • こちらは筑波大学さん

ちなみにSFCは学生さんに「人がたくさんいるところにできるだけ行くな」と指示が出てるようで、先生だけ参加されてました。

最後は多摩美術大学情報デザイン学科 メディア芸術コース・・・じゃなくて、

多摩逆美術大学 反転学科メディア芸術コース!

さすが久保田先生だなあ。

反転授業」というアクティブラーニング型授業の一つがあって、これまで教室で「授業」としてやってきたものを家庭でビデオやオンライン映像教材で勉強し、学校の授業の時間で「宿題」として扱われてきた演習をやる教授学習方法が反転授業。これが一般的な解釈。

でも久保田先生が提言してるのは、通常だと先生(や文科省)が伝えたいものを授業にするのに対し、学生の興味や関心、活動から授業の枠組みを考える「反転授業」。
過去の課題作品を展示したりゼミ内容ビデオを流すと見た目はきれいになるんだけど、久保田先生は今回の企画の趣旨を尊重し、「これからのクリエイティブ教育のカリキュラム」を提示してました。反転学科のシラバスまで作ってたし。
久保田先生からすれば「え。他大学は優秀作品を展示するだけなの?」と感じたかもしれませんね。

手羽はここで帰ってしまいましたが、午後からは各大学の先生が登壇するトークイベント「Post University:誰のための大学?」


  • デザイン・ラウンジから写真借用

日本とオーストリアの大学で教鞭をとる研究者、教育者が集い、未来の大学への実践、最新のデザイン、アーティスティック・リサーチの可能性について議論を深め・・・たはず。聞いてないけど。
未来の学校祭は24日までやってるのでぜひ。


六本木まで来たら、あそこも行かなくちゃ。

AXISビル

ここでは現在、

視覚伝達デザイン学科 2019年度卒業制作選抜展「shide CONTACT 2020」
●会期:2020年2月20日(木)〜2月25日(火)
●時間11:00-20:00(会期中無休/入場無料)
●会場:AXIS GALLERY(4F)、JIDA デザインミュージアム in AXIS(4F)

が行われています。

卒業制作で優秀賞や研究室賞などを受賞した作品の選抜展で、視デの先生たちが「これはいいね!」と感じる作品がどういうものなのか知っておきたくて、できるだけ手羽は毎年見るようにしてます。
こういう見方してる人は少ないだろうけど(笑)


  • 元主任教授の及部先生もいらっしゃってました

ほとんど手羽も卒展で興味を持ったものばかりだったから一安心。
高校生もちょこちょこ来てましたね。

アクシスビルといえば、

アクシスビルの横は広い駐車場だったんだけど2年前ぐらいから工事が始まり、ボートレース振興会の本社ビルがもうすぐオープンするようです。「SIX WAKE ROPPONGI」と書かれてた。


アクシスから六本木ヒルズ ハリウッドホールに立ち寄って、美術・デザイン・クリエイティブ・建築・映像・メディア系 作品展示+進学相談会を見学。

このご時世、対面イベントを実施するか悩むところだけど、相談者もスタッフもマスクをつける厳重体制の中で開催されてた。

そして国立新美術館へ行き・・・・と、この続きはまた明日。

続くっ!


以上、他美大スタッフの方から「手羽さんが新型ウイルスにかかったら、ミツバチみたいにあちこちの美大に受粉して回るから、最強のウイルス兵器になるよね。ムサビから出さない方がいいんじゃない?」と言われた手羽がお送りいたしました。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中