【みんな最初は新人だった】新人職員さんに伝えたい9つのこと

2019年6月7日(金)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

6月に新人職員さんが2人入りまして、現在研修真っ最中。

ここ数年、1週間各課の説明聞いたらすぐに配属してたんですが、レクチャー聞いたとしても配属されちゃうと他部署がどういうことやってるのか見えないまま数年たっちゃうんですよ。
なので今回はさすがに最初の1週間はレクチャーweekだけど、来週から3週間各部署で実際の業務を体験してもらうことになっています。
各部署の皆さん、お忙しいとは思いますがご協力お願いいたします。
みんな最初は新人でしたからね。


今日は通信教育チームと市ヶ谷チーム・経営戦略室の業務説明なので、新人さんは午前吉祥寺校、午後市ヶ谷キャンパスと移動します。雨の中大変だと思うけど。
あ、今日と言えば、今年度初の新学科・新大学院説明会が開催されまっせ!

クリエイティブイノベーション・オープンラボ(市ヶ谷キャンパス進学相談会)
●日程:2019年6月7日(金)
●時間:18:30-21:00*開場18:00
*申込不要
●会場:市ヶ谷キャンパス
●内容(予定)
・クリエイティブイノベーションとは(講演/ワークショップ)
・キャンパス見学会
・学科・大学院説明会(クリエイティブイノベーション学科/大学院クリエイティブリーダーシップコース)

通常時はIDカードがないと入館できないので、市ヶ谷キャンパスに入れるチャンス!


そうそう。
昔から手羽ブログをご覧になってる方だと、6年前ぐらいに手羽ブログによく登場してた「研究支援センターの金令木(きんれいき)くん」って覚えてますか?


  • アートサイト岩室温泉2013での金令木くん

金令木くんのトキドキ潜入レポート -アートサイト岩室温泉準備編2-
↑これが話題になった記事。
その後就職課に異動しちゃったんだけど、まわりまわって、今同じ職場で研修担当をしています。(彼も課長補佐になりました)
以後お見知りおきを。
・・・しかし、この写真若いなあ・・・。


んで、昨日はうちのグループのレクチャー日。
手羽は、「手羽とムサビの話」をテーマにしゃべりました。
「終日業務説明を聞くだけじゃつまらないだろうなあ」と思ったのと「業務説明よりグループ長がどういう考えを持ってるのか知るのは大事だろうなあ」ということで。
今の部署に手羽が異動してまだ2か月しかたってないんであまり語れないってのもあるけどね(笑)


実際のシートを使いながらどういう話をしたかを書いていきます。
最初はいつもの長い手羽自己紹介の後、

ずっと趣味で続けてるムサビ分析。
美大分析もやってるけどこっちの方が歴史が長く、ムサビの歴史、どんな卒業生がいるのか、ムサビの強み等々学科・入試説明を一切せずにこれだけで90分持たせるネタ持ってます(笑)

あ、タイムリーなところだと、こちらの動画はいかがでしょ。
集英社文庫「ナツイチ2007」のCMで、本屋さんのシーンも含めムサビで全部撮影しました。

当時手羽が広報担当で、朝3時から撮影に立ち会ったっけ。しかし、かわいいなあ・・。

最近知ったネタだと、鷹の台ホール2階に入ってる第1食堂。
学生さんは通称「タカホ」と呼んでますが、教職員は「シダックスさん」と呼んでいます。
運営をあのシダックスがしてるからで、シダックスさんは明星大学の学食も担当されてますね。

手羽も「へー。カラオケ屋のシダックスが学食をやったりするんだ。いろいろ経営展開してるなあ」という解釈でずっといたんだけど、もともとは学校・企業給食の提供から始まった会社だそうで、調布に本社があり、田中誠治が鷹の台キャンパス全面移転する時に学食営業をお願いした経緯があるそう。
実はムサビの第1食堂はシダックスが手掛ける「日本型カフェテリア方式」の1号店なんですよ。
シダックス|沿革
沿革にも書いてあります。いやー、知らなかった・・。


こういう小ネタをちょこちょことはさみながら・・といって、こういう話だけでレクチャーを終わらせると金令木くんに怒られるので、

もちろんこういうグループ長らしい話も。
どの職場にいっても必ず関係するし、よく出てくるキーワードだから最低限ここだけは覚えて帰ってほしくて(「無償化」「3つのポリシー」とかは他部署でやってると思ったんで省きました)
「田中誠治」は大学史史料室で説明してたかな?


今の職員でもちゃんと理解していない人が多いのが、「学校法人」という言葉。

「学校法人とは?」という定義ではなく、「学校法人」と「大学」の関係ですね。

上記例以外でわかりやすいのは「学校法人桑沢学園」
学校法人桑沢学園が運営してる学校が「桑沢デザイン研究所」と「東京造形大学」であって、「東京造形大学が運営してる専門学校が桑沢デザイン研究所」と勘違いしてる人も多い。
時々「学校法人武蔵野美術大学 学長」と書いちゃう職員がいて、いつも「それ間違いだよ」と指摘してます・・。


最後は

手羽からのメッセージコーナー。長い自己紹介もムサビ紹介もこのための伏線だったのです。


全部書かないけど、いくつかピックアップするなら、ひとつめはこちら。

2015年からムサビ事務職は部課室制をやめて「グループ・チーム制」を導入しました。

グループ・チーム制を一言で説明するなら「仕事をシェアしやすくする仕組み」
どうしても「部課室制」だと組織の縦割りや仕事を抱え込む事象が発生してしまい、それでいてやることは広がってるので、万年「人が足りない」と各部署から苦情が出てくる。確かに人が足りないのだけど、でもみんな常に忙しいの?と。
だったら縦割りをやめ、「チーム」にし、チームという括りを「プロジェクト実行部隊」ぐらいの有機的な軽い括りにしちゃった方がいろんなことに対応しやすいよね、という考え方によるものです。

このポリシーをスタッフではなくチームリーダー(課長)が理解できてないと、仕組みを変えても「部課室と何が違うんだ」と相変わらず縦割り意識を変えることができない。ムサビ内でポリシーが浸透してるとは言い難いし、実際他大学では部課室制に戻した職場もあります。

ただ、「これって世代的なことも関係してるんだろうなあ」と最近気が付いて。
このデータをご覧ください。

シェアリングに対する世代間の意識の差。
もしかしたら、ポリシーが浸透しない最大の理由は課長世代の「自分でしっかり保有しておきたい(人も業務もスペースも)」意識にあり、いくら「仕事のシェア」といっても、そもそも抵抗がある(理解することができない)のかもしれない。
むしろ若い世代から「業務をシェアするってこういうことですよ」と上の人に教えてあげるようじゃないと厳しいんじゃないか、と最近思ってまして。


二つ目は手羽が法人企画時代に気が付いたことで、

「なんで手羽さんはタマビの裏情報を知ってるの?米山さんからこっそり教えてもらったの?」とよく聞かれるんですが・・・ま、そういうこともないことはないけど(笑)・・ほとんどは大学WEBや事業計画・事業報告書からの情報です。ちゃんと公開されてる正式情報。

これが結構な情報の宝庫で、昨年度のタマビ事業計画にはちゃんと「上野毛キャンパスの再開発スタート」「八王子キャンパスに女子寮を作る」こともちゃんと書かれてます。
そして、ムサビの都心キャンパス構想も、実は2014年度事業計画にちゃんと出てくるんですね。「どの地域に」までは書かなかったけど、突然思いついた計画ではないのです(笑)


3つめはこちら。

美大なので「一般社会常識」が通用しないシーンがちょいちょいあります。
あまりそれで深く悩むことはないよ、と。

・・・これで説明が終わると炎上しちゃうな。

ただ。ただ、なんですが、

通常の大学職員であれば「それは社会常識でしょ!」と学生に注意して終わらせることも可能だけど、まず「社会常識ってなんだろ?これって正しいのかな?」と考えることも大事。
社会常識を知らないのではなく、社会常識を疑ってる、社会常識の隙間を狙ってる人が多い美大において、社会常識を正論として持ちだすのは少しナンセンス。完全に法的なものに接触してればNGだけど、マナーや慣習、ガイドラインは「その社会では正しいけど」なものも多く、それをそのまま「美術」「学生生活」の社会に持ち込んでいいのかはちゃんと考えた方がいい。
多分これは働いてるとわかってくることかな?


そして4つめはこれ。

働き方改革もあるけど、ムサビは「先輩が残ってるのになんで帰るんだ?」という職場ではないので、遠慮せずに帰りましょ、と。
ただ、仕事に慣れてきたら忙しそうな人に「何か手伝うことありますか?(仕事シェアできますか?)」と聞くようにはしましょ。


そして説明最後にある重大発表をしました。
先日ムサビでこういう会議があったんです。

いけね。これは2次会の写真だ。
ちなみにうちのスタッフに「国分寺で汚いけど、おいしい居酒屋教えて」とお願いして予約したんだけど、そのとおりで。うまいし安いし。こういうセンス大事ですよね。

こういう会議があって、そこで決まったことがあります。

それは、

手羽念願の「東京4美大合同の若手職員SD研修」を今年初開催します!!


経緯を説明すると、2014年9月に京都五芸術大学(京都市立芸大、京都精華、京都嵯峨、京都造形、成安造形)の合同SD研修の講師を手羽が担当したんですわな。


  • 京都五芸術大学合同SD研修の様子。これってまだやってるのかな?

で「合同SD研修を東京でもやれないかなあ」と思って、帰ってすぐに東京6美大の美術系大学連絡協議会で提案し、1月には各大学の研修担当者に手羽がプレゼン。
でも調整がうまくいかず、その時は凍結することに・・。

すると2年前から「やっぱりやるか!」と再燃し、とりあえず東京4美大で開催することになったんです。実に5年がかりの企画で。あ、手羽が異動して提案したわけじゃないからね、そこだけ間違えないで。タマタマのめぐりあわせというか。
詳細についてはおいおい連絡があると思いますので、4美大の若手職員の方はしばらくお待ちください。



以上、それもあってネタがかぶらないように今回の研修では手羽が一番得意にしてる「美大ネタ」をしゃべらなかった手羽がお送りいたしました。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中