【#美大受験 2019 】美大入試で必要な持ち物に関する6つのアドバイス

2019年2月3日(日)

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美大受験生の疑問にお答えする「#美大受験」シリーズをお送りしています。

#美大受験 では、ムサビ、または関東美大の一般受験入試(AOや推薦入試じゃない)を具体例で使ってますが、基本的にはどの美大受験にも参考になると思います。
これまでの話はこちら。
手羽オススメの美大・美術予備校漫画はこれだ!
東京五美大2019一般入試スケジュールと受験生にアドバイス
交通に関する9つのアドバイス
東京4美大2019年度一般入試志願者数(確定版)から言える1つのアドバイス


昨日はムサビ新学部の初入試で、学科試験は記述式はなくマークシートのみでしたね。
で、今日からタマビ美術学部とムサビ造形学部の入試が始まるので、より具体的な話を。


家を出る前に(できれば前日に)、募集要項で最低3箇所確認してほしい部分があります。
それは、「試験日時」「場所(会場)」「持ち物リスト(携行道具)」です。
極端な話、会場と日時さえ間違ってなければ、あとはその場に元気な自分さえいればどうにでもなります。「教室は暖かいからどうの」とか「空気が乾燥してるからどうの」とか「待ち時間がどうの」とか「鉛筆は」「絵の具は作ってもってけ」とかは、あくまでもオプション情報にすぎません。

まずは試験日時について
毎年1人ぐらいは日程を間違えてきちゃう受験生がいます。「誰かがそう言ってた」とか思い込みが大きい。

次に試験会場
これも、「武蔵野美術大学」だから武蔵野市吉祥寺が試験会場だと思って吉祥寺校へ行っちゃう人が時々いるし、正門前に立ってたら「津田塾はここですか?」と津田塾受験生に聞かれたことがありました(実話)。
タマビの統合デザインや演劇は普段の授業は上野毛キャンパスだけど、試験は八王子キャンパスだし、女子美はコース・試験によって相模原キャンパスと杉並キャンパスに分かれるので要注意。


んで今日の本題は、携行用具(持ちもの)について6つアドバイスします。


(1)受験票があるか、家を出る前にもう一度確認しよう
受験票をカバンにちゃんと入れたか、そして「どこに入れたか」の最終確認を。
あわてると鞄から探せず、試験が終わった後に「あ。募集要項の間に入ってた」「ジャンバーのポケットに入ってた・・あの時は探しても見つからなかったのに・・・」と気が付くこともよくあるんで、「どこに入れたか」も大事だったりするんです。
そして受験が終わっても、合格発表・成績開示などで必要なものだから、大事に保管しときましょ。

タマビムサビは完全WEB出願になり、自分で受験票をプリントアウトするようになったけど、コピー用紙だから紙がペラペラになっちゃうのね。
それもあるのか、この数年見かけるのは、こういうA5サイズやハガキより少し大きめのカードケースに受験票を入れる方法です。これだと他とゴッチャになることもなく管理がしやすいし、何より折れ曲がらない。真似してみて。
ちなみに受験票は「白い紙にそのままプリント」「切り取り線で切る(折るだけじゃダメ)」「スマホで見せるのはダメ。印刷したもの」をよろしくお願いします。
 

また、間違って他大学の受験票を持って行ってしまうケースもあるのでこれも気を付けないと。
入構時に受験票チェックしたらタマビの受験票しか持ってないことがよくあって、微妙にムサビ職員はへこみます(涙)
ただ、受験票は大学で再発行(仮発行)できるはずなので、忘れても家に戻らずにそのまま試験会場に行った方がいいです。


(2) 時計は必要!

普段はスマホで時間確認してるかもしれません。手羽もそうです。
でも、試験時は携帯含め電子機器は電源切ってかばんの中に入れるよう指示があります。 どの大学もそうです。会場には時計がないこともあるんで(ムサビはほぼないと思った方がいい)、持ってなかったら100円ショップでいいから安い時計を購入しときましょ。

上記写真はムサビ世界堂で売ってる時計。800円ちょいだったかな?高さ5cmぐらいのサイズです。


(3)ムサビ実技入試はカルトン(パネル)が絶対に必要

「ムサビ実技試験で一番忘れて困るものは何か?」の質問には即答できます。
それはカルトンまたはパネルです。これだけわかってもらえてればいいくらい。
カルトンとは「デッサン用の画板兼紙ばさみ」のことで、 詳細は造形ファイルをご覧ください。
カルトン | 武蔵野美術大学 造形ファイル
美術予備校に通ってた人なら、カルトンになにかしら想い出ががあるんじゃないかしら。

数的には受験票・時計を忘れてくる人が多いけど、最悪それらはなくてもなんとかなるもの。
でもカルトンやパネルがなくちゃムサビ実技試験で絵が描けません。

実は「忘れちゃった」以外に「大学で配られる」「貸してくれる」という思い込み、もしくは予備校の先生がそう指示したケースの方が多かったりします。
理由は簡単で、他大学実技試験とゴッチャになってるパターン。
カルトンやパネルを用意してくれる大学、イラストボードまたは水張りされたパネルを回答用紙とする大学がありますが、ムサビ実技入試で配られる回答用紙はすべて「紙」の状態です。 木炭用紙だったりケント紙だったり。あ、油絵はキャンバスだけど。

実際にムサビ募集要項を見てみましょう。


ことごどく絵を描く実技入試には「パネルまたはカルトン」と書いてありますよね。(油絵専攻の油絵試験以外は)。

で、タマビはっていうと、油画は


持ち物に「木炭紙大のカルトン」と書いてあり、版画も同様。
でも日本画の鉛筆デッサンでは「カルトンまたはパネル」とあるけど、水彩では不要になってます。

一方、グラフィックデザインは


注意書きに「カルトン・パネルは不要」と書かれてあり、デザイン系は全部そう。
*間違ってたら怖いので必ず各大学の募集要項を確認してね。


もひとつ東京造形大はどう書かれてるかっていうと、


「持参用具の注意」のところに「いずれの試験においても、スケッチブック、型紙、カルトンなどの資料・用具の使用を認めていません。」と書いてあります。
タマビは「ま、持ってきてもいいけど、使わないよ」ぐらいの感じだけど、東京造形は「持ってきちゃダメって言ってるやん!」な印象(笑)


で、ムサビ入試でカルトンorパネルを忘れた場合なんですが、貸し出しを一切行っていないので、会場で気が付いた段階で世界堂さんへ買いに行ってもらうことになります。
これは「基本的には貸してない」「貸すこともないこともない」ではなく、「貸し出していません」の手羽記事では珍しい超断定形です。過去に貸し出したことは一度もありません。「いいや。貸してもらったことがあるはず」「借りたってやつを知ってる」というのは完全に予備校の先生や親の思い込みです。断言できます。 100%です。
毎年、試験開始直後、「あれ。パネル貸してくれないの?」と気が付き、世界堂へパネルを買いに走っていく受験生が後を絶たなくて・・。

ま、「忘れたら学内世界堂で買えばいい」ではあるけど、1回の試験のためにパネルを購入するのって、ちょっともったいないんですよね。カルトンやパネルって安くはないんでお金的にも時間的にも精神的にも非常にロスになります。
予備校講師やお母さんや友達、SNSの
「きっと忘れたら貸してくれるだろう」
「昔は貸してたと思う」
「去年誰かが貸してくれたって言ってた」
「確か水張りされてるんじゃない?」
「国分寺から無料シャトルバスが出てるはず」
な不確かな情報に惑わされないでね。

 
(4)お弁当も忘れずに
1日学内で試験を受ける時、タマビムサビ東京造形は昼休みなどに学外へ出ることはできません。
昼食は学内で取るしかなく、一応学食も営業してるけどお弁当を持ってきてください。
ちなみに3大学の周りにはコンビニがないので橋本駅・相原駅・鷹の台駅前で購入するしかないです。
ムサビ受験生のために、鷹の台駅近辺のコンビニマップを作ってみた。

といいつつ、手羽はほとんど鷹の台駅使わないんで、潰れてるコンビニがあったらムサビ関係者の方教えてください・・。


「昔は言う必要なかったけど、書かなくちゃいけなくなってきたなあ・・」なのがこちら。
(5)保護者の方は入構できません。子離れしましょ
入構受付してる時に、お子さんと一緒に何事もないように入構してくる親御さんが多いことにびっくりしました。そのまま一緒に試験教室まで入っちゃうんじゃないか、いや一緒に受験するんじゃないかって勢いで。

東京造形大は保護者控室があり、女子美は「付添いの方の学内への立ち入りはできるだけご遠慮ください」と募集要項に書いてあるけど、ムサビタマビは入構できないし、駐車スペースもありません。
親として気持ちはわかりますが、そこはグっと我慢して正門で別れてください。

 
と、いろいろ書いてきましたが、一番いいたいのはこれです。
(6)一番忘れちゃいけないのは「自分」
電車やバス、タクシーの中に荷物を全部忘れてしまう受験生も毎年何人かいます。
「大学につくまで気を抜いちゃダメでしょ!」と指摘するのは簡単なんだけど忘れてしまったものは仕方ない。

「受験票なくすなよ」「カルトン忘れるなよ」「時計は買えよ」「風邪引くなよ」「歯磨けよ」とカトちゃん的に書いてきましたが(知らない人はお父さんに聞こう)、究極な話、「試験はその場に自分がいることが一番大事」なんです。
道具を忘れてもお金があればなんとかならないことはないし、受験票は会場で仮発行できるし、時計がなくても試験は受けられるし、最悪鉛筆1本と消しゴム、または絵具3色と筆があれば絵は描けます。
「安全に気を付けながら時間までに会場へ自分を連れて行く」
それさえクリアできれば「後はどうにかなる」と割り切る気持ちも、ある段階では重要だったりするわけで。
試験当日はいろんなことが起きると思うけど、特に実技試験ではポジティブに、前向きに考えた方が勝ち。

 

以上、大学に着いたらヘッドフォンを外すか、ボリュームを下げようね、の手羽がお送りいたしました。
電車遅延などで試験時間繰り下げが決まったら、誘導係や構内放送でくどいほどアナウンスされるんだけど、この結構大事な情報をヘッドフォンつけてると聞き逃しちゃうんですよ。

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中