【企業の9割以上が興味】ムサビ新学部・大学院特設サイトオープン!

2018年6月3日(日)

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今週の朝日新聞(関東版)で、こういう全7段広告をご覧になった方もいらっしゃるんじゃないでしょうか。

「良くも悪くも美大らしからぬ広告だね。てか大学名小さくね?」と言われてます(笑)
はい。ムサビの新学部・大学院の広告です。
「こういうメッセージを持つ新しい学部を作るんです!」と大声で叫んだところで、「●●美術大学」と書いてあると「あ、美大か」とスルーされるのがわかってるもんで、あえて大学名を小さくしてるんです。これまでの美大フィルターを外して、どうしてもメッセージを先に読んでほしくて。

あ、タイトルに書いてあることは本当で、全国の企業にクリエイティブイノベーション学科の「社会的必要性」を調査したところ、94%が「必要だと思う」と答えていただき、

そして約9割が「ここの卒業生を採用したい」という結果が出ました。

この1年ぐらい、美大卒で様々な企業のデザイン本部長や社長さん等経営側に立っていらっしゃる方とお会いしてるんですが、ことごとく「ビジネスセンスを持つ美大生をなぜもっと美大は育てないのか?」とおっしゃるんですね。それは『お金儲けの仕方を教えろ』という意味ではなく「美大生(アート・デザイン)の思考力を使った仕事・仕組みの作り方」という意味であり、「総合大学じゃとっくにその必要性に気が付いて取り組んでるのに本家の美大が遅すぎる!」と怒られたことも。すいません・・。


てなわけで、いよいよ新学部・大学院の本格的な広報活動がスタートし、5月末にはサイトがオープンしました!!

武蔵野美術大学 造形構想学部・大学院造形構想研究科
読み物も随時公開されていきます。
なんかBAUSマガジンに似てるような気がしないでもないけど(ぼそっ)

あ、BAUSマガジンといえば、株式会社教育測定研究所所長の北條大介さんと長澤学長の対談記事(中編)が公開されましたよ。
異色の当事者二人が語る。「未来の教育における、テクノロジーと表現の活かし方」【中編】|MAGAZINE(マガジン)|BAUS(バウス)

特設サイトでは

「前から使ってるベン図がより洗練された」とかいろいろあるけど、新たな詳細情報が加わりました。

まず皆さんが気になるところはカリキュラムもそうだと思いますが、やっぱり「どんな専任教員なのか?」でしょう。
ついに教員が発表されたので、順番に紹介していきます。あ、2019年4月着任なので厳密には今は「就任予定」なので念のため。


まず、新学部である造形構想学部の学部長として、現在映像学科の篠原規行先生が就任することになりました。


  • 1960年香川県生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修了

専門分野は映像制作全般、映像空間演出、撮影装置研究 。造形全般を視野にいれた映像領域「イメージフェノメナン」を展開してる先生。

「新学部長」というと、めったに大学には来ない名前貸しの著名人、いわゆる「客寄せパンダ先生」が就任することも最近はよくあるけど、ムサビは実を取りました。
 

昔から知り合いなので「シノさん」と普段は呼んでるんですが、しかしシノさんが学部長か・・・年を取るんもんだ。おたがい髪が白くなりましたし。
 
 
そして、クリエイティブイノベーション学科にはデザイン情報学科から引っ越しされる井口博美教授


  • 1956年福岡県生まれ。武蔵野美術大学造形学部基礎デザイン学科卒

専門分野はデザインマネジメント、デザインサーベイ、マーケティング 。
この場では「3月までデザイン・ラウンジディレクターだった人」と書いた方がわかりやすいかもしれませんね。デザイン・ラウンジを今の存在までもっていってくれたのは井口先生のご尽力だし、ラウンジの6年間の社会実験成果が新学科の構想に大きく影響してるし、ラウンジやってなかったら新学科の発想はなかった、と言い切れます。
 


全く新しい先生だと、まずは長谷川 敦士 教授


  • 1973年山形県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(認知科学/学術博士)

専門分野はサービスデザイン、UXデザイン、インフォメーションアーキテクチャ。
デザインでビジネスを支援する「株式会社コンセント」の設立者・代表取締役社長でもあります。
(株)コンセントさんの最近のブランディング事例だと、ネットで話題になった神戸女学院大学さんの「女は大学に行くな」なんかがそうですね。
 

国際的なサービスデザインの組織Service Design Network日本支部代表も務め、デザインの新しい可能性であるサービスデザインを探索・実践されてる方で、


  • 出典:https://www.amazon.co.jp/dp/4861009979/
  • これからのマーケティングに役立つ、サービス・デザイン入門 -商品開発・サービスに革新を巻き起こす、顧客目線のビジネス戦略

著書、監訳も多数あります。


次に若杉 浩一 教授


  • 1959年熊本県生まれ。九州芸術工科大学芸術工学部工業設計学科卒業

専門分野はデザイン、製品企画、製品開発。
(株)内田洋行を経て、現在は内田洋行のデザイン会社であるパワープレイス株式会社でリレーションデザインセンターを設立し、事業化されてます。ムサビ的には美術館・図書館建築の時にもお世話になってます。
 


  • 日南市子育て支援センター「ことこと」

  • 鹿沼のすごい木工プロジェクト

こういうこともされてる方ですが、単に形をデザインするだけでなく、「余計なお世話」をモットーに関係づくりも含めてデザインされてる人なのです。

現在の最後は、荒川 歩 准教授


  • 1976年大阪府生まれ。同志社大学大学院文学研究科博士課程後期課程。博士(心理学)

専門分野はなんと心理学です。
現在はムサビ教養文化課程の先生で2019年からは新学科の先生になります。
個人的には荒川先生の存在がこの学科のキモだと思ってまして。●●デザインを専門とする教員がそういう学科にいるのは当然なんですが、「なぜ人間はそういう行動を取るのか?」という観点から専門的に指導できる教員がいる美大の学科ってそうそうありません。

デザイン、UX、UIなんて行動心理学そのままだけど、その専門知識もなく「こんな感じに人間って動きそう」的に考えてきてて、あくまでも心理学は教養として学ぶ程度でした。ムサビのこの学科にかける本気具合だったり、「今までの美大の弱点の補完」という意味では荒川先生なんですね。


えーと、今公開されてる教員は以上なんですが、実はこれで専任教員発表は全員じゃありません。また客員教授ももうすぐしたら公開されてるはずなのでしばしお待ちを。


続くっ!!

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OTONA WRITER

手羽イチロウ / teba ichiro

【美大愛好家】 福岡県出身。武蔵野美術大学造形学部彫刻学科卒。 2003年より学生ブログサイト「ムサビコム」、2009年より「美大日記」を運営。2007年「ムサビ日記 -リアルな美大の日常を」を出版。三谷幸喜と浦沢直樹と西原理恵子とみうらじゅんと羽海野チカと銀魂と合体ロボットとパシリムとムサビと美大が好きで、シャンプーはマシェリを20年愛用。理想の美大「手羽美術大学★」設立を目指し日夜奮闘中